1995年(平成7年)12月議会

選挙後初の議会開催。

当時の議会は、この風変わりな新人議員の行動に驚かされることになります。

 【入ったばかりの新人議員が、最大会派の代表質問】

一言でいえば、「ありえない事態」です。

ふつうは、入って1年間くらいは勉強という名の様子見期間です。

仮に、頑張って質問をしたとしても、個人質問という形で少数の質疑に押さえておくでしょう。

ほかの会派の議員からすると、「よくこんなことあの会派が許したものだ。」と不思議がっていたと思います。

裏側を説明すると・・・

会派内で初議会の代表質問を誰がやるのか、話し合いとなりました。

ここは、日本人得意の「腹の探り合い」です。

普通なら、会派の会長、もしくは、中堅の議員が行うところ。

間髪入れず、「私がやっていいですか?」と元気よく手を上げました。

 私の入会を歓迎した直後だけに、頭から駄目だと言えなくなったのでしょう。会長の「うん。せっかくだから若いやつにやらせてやれ。」の一言ですべてが決まりました。

 ちょっとだけ自慢すると。この時、すでに質問原稿はできてました。当選が決まってから、すぐに質問原稿づくりを始めていたからです。

原稿の作り方は、誰にも教わっていませんが、出馬を決めていた私は、まず、市役所の情報窓口に行き、過去の議事録を徹底的に読み漁りました。

なるほど、こうして質疑しているのか。といろいろ勉強させてもらいました。

会派内での話し合いの最後。

彼らに、「もう質問が出来ているので。」と原稿をみせたところで、勝負ありです。