花菖蒲まつり。     22,06,10

   横須賀しょうぶ園の菖蒲が見ごろだというので毎週通っている病院の帰りに立ち寄った。
  この菖蒲園は藤の花と花菖蒲、アジサイ、スイレンが有名で、特にご婦人に人気が高い。

   4月上旬に咲く藤の花は見事で、藤棚からこぼれる様な紫色の藤の花は見ごたえがある。
  今は菖蒲が見ごろで、花菖蒲祭りと称して、団子やソバなどの出店が軒を並べていておば
  さんたちがたむろして何かを食べながら談笑していた。訪れる客は妙齢のご婦人方が圧倒
  的に多く男性は数えるほどしか見当たらない。

   パンフレットによれば植えられている菖蒲は、江戸系、肥後系、伊勢系、米国系に分類
  され、およそ7000㎡の田に412品種、14万株植えられているそうな。

   花菖蒲のほか、沢山の種類のアジサイも満開だった。下の写真は江戸系の花菖蒲と柏葉
  アジサイ。

   カメラ片手の年寄りがあちこち写真を撮りまくっていたが、みんな立派なカメラを持っ
  ていて私のiPadなどはほとんど見当たらない。こんな時に自分が持っている自慢のカメラ
  と他人のカメラを横目でそっと見比べて、優越感や劣等感を覚えるカメラマン達が多分
  多いのではなかろうか。

   何となくその気持ちが判るのは、私が釣り竿やゴルフクラブに拘って優越感を感じた気
  持と同じなのだろう。私はカメラには執着しない。きれいに映ればそれでよいのだが、被
  写体のカメラアングルの決め方や写し方にセンスがないのでいつも出来上がった写真を見
  るとがっかりする。

   高校時代の友人T・C君が写した花の写真のブログを見るとさすがと感心するばかりだ。
  願わくばまだまだ健康に留意して素晴らしい写真と健筆を楽しませてもらいたいものだ。

   一時間ほど花道を散策して、例の腰痛がひどくなってきたので見物は切り上げ、茶店で
  景色を見ながら草餅とお稲荷さんと手打ちのとろろそばで空腹を満たして帰宅した。

   初夏を思わせる快晴だったので、顔や腕が日焼けで赤くなり、まるで要支援2の介護老
  人とは思えない健康色になった。これでは毎週通っているリハビリセンターの介護士の方
  々に何といわれるか知れたものではない。