隅田川の船遊び。


  
  浜松町駅から歩いて5分、隅田川を往来する船の波止場があります。
    ここから遊覧船で隅田川を北上して浅草まで約2時間、江戸情緒豊かな船の旅を楽しみました。
    若い船員のガイドが日本語と英語で川の左右の建物や町並みを流暢に説明してくれます。

    左側には築地のがんセンターや聖路加などを経て、新橋と並ぶ浜町の芸者で名高い色町へと続き、
    右手には佃煮で有名な佃島や向島、大相撲の両国国技館を見ながら、いくつもの橋を潜り抜けます。
    浅草まで潜り抜けた橋はいくつあったでしょう。それぞれが特徴のある橋で隅田川の両側を往来する
    江戸時代からの交通の要所だった事がわかります。

    終点の浅草までほぼ2時間、ここは花火で名高い浅草の言問橋です。隅田川の花火はこの言問橋
    周辺と少し先の桜公園から打ち上げられるそうで、川の岸辺には沢山の屋形船が人待ち顔で待機
    しています。

    両国の国技館の地下はある物を作る工場となっているそうですがご存知ですか。さてなんでしょう。
    答えは焼き鳥です。国技館で相撲を見ながら出してくれるあの焼き鳥は実はみな相撲協会の内製でした。
    なぜ豚や牛でなくて鳥なのか?それは鳥は手がない2本足で「手をつかない」。相撲にとっては縁起の
    良い動物だからなのだそうです。納得、納得!
    最後に駄洒落を一つ。 ”上は関取、下は焼き鳥。” おあとがよろしいようで・・・・。

    言問橋で下船して、浅草寺のお参り、浅草の街の散策をして天婦羅屋で昼食をとり、馴染みとなった
    団子屋で団子を食べ、80才を越えた店主の薀蓄を聞いて帰路に着きました。

    この日は何故か写真を撮る事を忘れてしまいました。


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