清泉女子大学、明治学院大学の見学。


JASSの企画にようやく当選して3月9日に夫婦で両大学を見学してきました。
清泉は家内が卒業し明治学院は今春、末娘が卒業した大学なので、家内は
私に両大学を一度ぜひ見せたいとかねがね言っていたのがようやく実現した
ものです。初めて見た両大学は宗教色も豊かに歴史と伝統を感じさせる落ち
着いたキャンパスでした。


古代ローマ帝国の建築を思わせる清泉の本館です。
五反田にあるこの瀟洒な土地建物はかって江戸時代までは
伊達家の所有で、明治の廃藩置県で政府に返上し、のちに
島津家所有に変わった経緯があり、なおかつ当時2万坪の
土地を持ちきれない島津家は1万余坪を西武に売却し残った
数千坪の土地に清泉女子大学を建設して現在に至っている
のだそうです。
その売却した土地が今話題の西武の品川プリンス、高輪
プリンスになっています。
いったい日本の土地所有とは何なのか。歴史的に見た土地
の私有財産制度は
法的にどのように確立されたのか、疑問を感じさせるお話でした。

明治学院大学の正門前です。
白金台に立地するこの大学は
1886年ヘボン式ローマ字で
有名なジェームス・ヘボンに
よって設立されたカソリックの
大学です。
第一回卒業生の中には島崎
藤村がいて彼の著書「桜の実
の熟するとき」のなかで卒業
式の情景が記されています。


記念館の中に実物が存在し
ないといわれている西郷隆盛
の貴重な写真を発見しま
した。
              

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