沖縄の旅
 
   2月19日から23日まで5日間沖縄本島の旅をしてきました。
 岩手県北上市で手広く洗染業を営んでいる高橋さんの弟さん宅(那覇市)を拠点とした
  4泊5日のゴルフ&観光のツアーです。一日だけ雨と風に悩まされましたがゴルフに
  支障はなく、最高気温24度、最低気温14度の亜熱帯を思わせる沖縄の風情を満喫して
  きました。

               1、植物編   2、人物・風景編    3、ゴルフ編(ゴルフのページに記載)


   1、植物編

  写真は削除。   独特の沖縄の桜・カンヒザクラです。
  形も色も牡丹のような花で北から南に開花が
  移ります。今が真っ盛りで沖縄のあちこちで見ら
  れました。この写真は沖縄で最もゆったりできる
  と人気の喫茶店(民家の2階座敷)前で撮りました。

   ご存知,南国に咲くブーゲンビリア。
   鮮やかな真紅の花です。
   美ら海(ちゅらうみ)水族館の道端で。


  このほかムラサキソシンカや沖縄の
 県花・チィゴの木も。カヌチャベイの
 散歩道を歩いての途中でパチリ。

   
   写真は削除。


   2、人物・風景編

  写真は削除。 沖縄南端の糸満市。ひめゆりの塔にて。
奥深いこの洞穴の中に沖縄の女学生が
銃火を避けて多数避難したが米軍の攻撃
で大多数が命を落とした。
6月23日牛島中将自決により組織的抵抗
は終結し事実上全滅。沖縄はその後9月
7日の沖縄戦終結の調印式まで兵士・島
民ともに残虐な掃討攻撃を受ける。
6月23日以降戦争にまつわる記録はな
い。全滅=終戦なのである。


毎年6月23日は23万人といわれる沖縄
戦没者の慰霊祭がしめやかに行われ
不戦の誓いを新たにしている。
名護市の南、大浦湾のカニュチャベイホテル
&ヴィラズ。沖縄最大の高級リゾートホテル。
 沖縄2泊目はここの一室。


海に下りると島々の抜群の景色が見られる。
毎日見ている葉山の海と違い、エメラルド
グリーンの色をした南国独特の明るい海です。
そういえば1昨年に行った石垣島の海の色が
これだった。


このリゾート地は広いので敷地内はすべて
専用のカートで移動する。夜はリゾート内
すべてがイルミネーションで光り輝く。 
  写真は削除。
名護から西へ約30分、東シナ海に面して海洋
博公園がある。この中に美ら海(ちゅらうみ)
水族館がある。

東洋一といわれる大水槽には体長7メートル
のジンベエザメ3匹と巨大なマンタ4匹など1万
7000匹の魚がみられ、特にジンベエザメが
投じられた沖えびの餌を巨大な口で一息に
飲み込む瞬間は、正にど迫力のある息を飲む
圧巻のシーンです。
(デジカメの電池が切れて撮影できず。残念!)
  写真は削除。 嘉手納飛行場の近くの北谷(ちゃたん)村にある
 ライブハウス「カラ・ハーイ」。
沖縄の民族音楽を聴くにはここが1番の穴場。
  
   この日は沖縄出身のミュージシャンで結成されて
 いる
  人気バンド「りんけん・バンド」が月に1回ここで
 コンサートを開くというので、100人そこそこの会場
 は立見席まで超満員の盛況。高橋さんが予約して
 くれたので入場できた。
  実にダイナミックで、それでいて沖縄らしい哀調の
 ある 演奏と歌で沖縄では圧倒的な人気バンドです。
  あの独特の沖縄音楽の音律は4と7の音階つまり
  ファとシを抜くことにヒントがある、とは2年半の沖縄
 生活なのに三線(さんしん)の弾き歌いをマスター
 した高橋さんの解説。
  りんけんバンドの音楽は、バンドと聴衆が一体に
 なって囃しかつ踊る、なんとも南国的な音楽で、
 ぼんやり聞いているのはかえって恥ずかしい場違
 いな思いがした。

 
 向って私の右がリーダーの照屋林賢(りんけん)さん。
  左がりんけんさんの奥さんの上原友子さん。
  上原さんの歌は高い声が素晴らしく伸びてきれい。
  りんけんさんの三線はさすが26年間このバンドを
 引っ張ってきただけの事がある見事なもの。
  CDが多数出ていて知る人ぞ知る有名バンドらしい。
  
  写真は削除。
 
  名護市のザ・ブセナテラスを訪問。
 九州・沖縄サミットが行われたのが2000年7月。
 場所はここ万国津梁館(しんりょうかん)。津梁とは
 「架け橋」の意。東シナ海を見下ろす景勝の地に
 ある。

  サミットに参加した9名の各国首脳の写真があち
 こちに。
  
  森(日)、クリントン(米)、シラク(仏)、プーチン(露)
  クレティエン(加)、ブレア(英)、シュレーダー(独)
  アマート(伊)、ブローディ(EC)の勢ぞろいの写真
 である。
 
  森首相が主催者として中央に立ち得意の絶頂の
 ころ
 我々が夕食の材料を買出しに出かけた那覇市の
  スーパー「サンエー」の柱に「本日のドルレート
 104円」と表示された額が飾ってあった。
  さすが沖縄。交換レートがスーパーに掲示されて
  いる。すこし、スーパーがピンはねしているようだ。  
 
  那覇空港からモノレールに乗って30分。
  ご存知首里城の守禮之邦(門)。


 琉球国の歴史はテレビなどでも放映されているので
 あえて薀蓄は傾けないが、ただ、琉球国を真ん中に
 据えて書かれている地図をじっくりと見つめると、
 中国、
 朝鮮、日本(薩摩)、台湾などがほぼ等間隔の距離
 にあり、琉球国を独立国として維持しながら通商
 を盛んにするために、いかにして各国と等間隔外
 交をするか、
 このことに琉球政府首脳が腐心した様子が充分
 に理解できる。
 薩摩が琉球を制圧して属国にしたことが琉球人
 にとっ ていかに無念であったかを語る資料は
 見つからない。

 1400年代の往時を忠実に再現して再建された
 本殿は、琉球国が中国との交流によって中国
 文化に深く影響を受けている様子が建物や内部
 の造りの様式に見てとれる。
  写真は削除。
  写真は削除。   
  那覇市の繁華街、国際通りの路地にある公設市場。
  ここを奥に進むと魚市場につながり、買った魚は
 すぐ 2階の大衆酒場&食堂でお好みの料理に調理
 されて テーブルに並ぶ。
  その大衆食堂の一つ「きらく」
  自宅では絶対に食べられない珍味「はりせんぼん
 のから揚げ」をおそるおそる食した。白身魚の淡白
 な味で意外に美味しい。しかしもう2度目はご勘弁。
  これが沖縄最後の食事。

  5日間の食事を振り返ると、美味しいところで食べ
 させてくれたせいもあるが、沖縄の食事は行く前
 に思っていたほど苦手ではなかった。
 その場へ行ったらその場の味に溶け込んだほうが
 楽しいとアドバイスしてくれた高橋(兄)さんの言う
 とおりであった。
 とはいうもののやはり私には、慣れ親しんだ醤油味
 の 濃い東北料理と冷たい海で身の引き締まった
 新鮮な魚で軽く一杯。のほうが体に合っているよう
 です。


・・・・ついでに食べものの話の続き・・・・。
初日に高橋(弟)さんに案内された高級な店造りの小料理屋”えなみ”で食べた沖縄料理の
メニューを紹介します。
沖縄料理は苦手だと思っていた私にお店の女将や仲居さん、そして高橋さん兄弟が解説
入りで食べさせてくれたその味は意外に美味しく、沖縄料理アレルギーが初日で消し飛び
ました。モズク、らっきょう、ゴーヤなどの苦手なものも何とか克服でき明日からの食事に
希望が持てたものです。
  
  メニュー(出た順番)
  1、 モーイ豆腐のつきだし。(ヨーカンか寒天のような形で素材は海草を練って固めたもの)
  2、 水菜のお浸し。(これはいつも食べ慣れた定番の味)
  3、 島だこのマリネ。(美味しい島だこが苦手な酢の味を克服させてくれました。)
  4、 スーチキ。豚肉を炒った保存食でかなりしょっぱい。(スーは塩、チキは漬け(ツケ)る。でスーチキ)
  5、 お刺身。(ミーバイ、海ぶどう、シャコ貝。・・・海ブドウが好評でした。)
  6、 モズクの天婦羅、タロイモ(沖縄方言ではターム)の天婦羅。
     これに沖縄製のタバスコのようなコーレーグース(こうらいぐすり)を少しつけて食べる。
  7、 島らっきょう。(らっきょうは苦手だが、これはなかなかの味で全部たいらげた。)
  8、 もずく。(これも苦手なはずなのに全部食べられた。)
  9、 ミミジャー(タイ科の大きな魚)の煮付け。少し甘すぎるぐらい甘い。
 10、 ナーベラー。(へちまと豆腐とスーチカの炒め物)。ナーベラーとは”なべあらい”のことで、
     鍋をきれいに平らげるほど美味しいという意味らしい。
 11、 大アサリの味噌汁。懐かしい東北の味噌汁そっくりの味。

 以上の11品を肴に、夜更けまで二人のうら若き沖縄美人のお酌でご推奨の泡盛を心ゆくまで味わった。
 これこそ沖縄の醍醐味で言う事なし。大満足の初日の夜でした。


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