三峰神社登拝。
                 2005,05,05〜06
  横須賀ロータリークラブの今津弘大先輩が講元をしている「横須賀久郷三峰講」からお誘いがあり、
 埼玉・秩父の三峰神社に1泊二日の登拝に出かけました。この講は昭和24年から続いている大変
 伝統のある講で、今回の参加者は信心深い地元の商店、建築業などの自営業の方々からお医者
 さん、新聞記者さんなど総勢38名の多彩な顔ぶれでした。今回の参拝の目玉は、@清浄な山の空
 気.A秩父夜祭のお囃子、B秩父宮殿下の宮様山荘、Cシバザクラ、D三峰神社はじめ秩父三大
 神社参拝ですが、中でも大目玉はE参拝者ご一統様との気の置けない昼夜の懇親。ということにな
 りましょうか。厳粛かつ和気藹々、実に楽しい二日間の参拝の旅でした。


山梨県塩山市にある武田信玄の菩提寺恵林寺を
参詣し、一路雁坂トンネルを抜けて埼玉県の大滝
村へ。山また山と続く一角に目指す三峰神社があ
ります。ここは秩父多摩国立公園ですがトンネル
の開通で山梨が目と鼻の先になったので今では
秩父・多摩・甲斐・国立公園と称するようになった
そうです。
講元の今津先生。今年傘寿を迎えてなお矍鑠として
多方面でご活躍中。学生時代ボート部で鍛え、その
後新聞記者として永く東奔西走したキャリアが現在
の活力の源なのでしょうか。鋭い舌鋒は老いを知ら
ず、一面では地元の老若男女を巧みに統率する庶
民性も兼ね備えておられる現代では得がたい傑物
の一人です。
秩父の夜祭は毎年12月3日に行われるそうですが、
6台の山車の中に入ってお囃子を奏でるご一統が
高野右吉さんご一統です。つまり祭りの見物客が
決して見ることに出来ない生の高野さんたちを目
前にして、その演奏を生で聴くことが出来ました。
これも今津先生のご威光の賜物なのでしょう。高
野師は国内はもとより世界各国を飛び回って演奏
をしている太鼓の達人ですが、太鼓の撥さばきは
高く低く、強く柔らかく、正に芸術的で感動的です
らありました。
VIPが記帳する記帳簿に思いがけず内海隆一郎くん
の記帳が見つかりました。内海くんは高校の同級生
で、ほのぼのとした市井の世話物をさりげなく書く知
る人ぞ知る中堅作家です。主な作品には「人々の
坂道」「居酒屋志願」「北のジム」「湖畔亭」など多数
あり、数年前には朝日新聞の日曜版に一年間毎週
随筆を書いていましたのでご記憶の方もおられるで
しょう。彼の記帳を発見してその奇遇にビックリしま
した。

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