三島大社と身延山のさくら見物。   平成20年3月31日

  格安料金のさくら見物バスツアー企画に参加して今が見ごろの花見に行ってきた。
三島大社は仕事場に近かったので度々参詣したことがあるが、身延山久遠寺は初め
てだ。朝からあいにく小雨がぱらついたが、昼にはすっかり上がってよい花見日和に
なった。三島大社も身延山もしだれ桜が有名だが、これを見るのは初めて。小雨の
煙る三島大社の雨に濡れた情緒あるしだれ桜、雨上がりの身延山の華やかなしだれ
桜。どちらも今が盛りと咲き誇っていた。今がちょうど良い見ごろの季節で、これから
すこし遅れて咲く紅しだれの蕾が可憐な赤い花芯を覗かせていた。満開の桜の下を
散歩すると、花の見事さに見とれるためか、春の暖かさのためか、自然に気持ちが
うきうきしてゆったりとした気分になる。「花見酒、むべなるかな」である。バスツアー
売り物の昼食は沼津漁港の握りずし食べ放題。ツアー客は目の色を変えて皿の
お代わりをしていたが、機械握りのためシャリが硬く大きく、ネタもそれほど新鮮とは
いえず味気ない。我が家の釣りたての魚の新鮮さには及びもつかない。しかし横須賀
から高速道を走り三島から山梨の身延山に行き満開の桜見物をして昼食付きで
6000円弱だから参加者も格安感を感じたろうし、大型バスは満員だったのでツアー
企画も大当たり、大成功といえるのだろう。夜我が家に帰宅したら、花ノ木公園周辺の
夜桜が見事に咲き乱れていて、”何故わざわざ遠くまで花見に出掛けるの?”と問い
かけているかのようであった。

 三島大社のしだれ桜。
 小雨に濡れた桜の花びらが池に写って美しい。
 晴れた日の桜は勿論だが、小雨の桜並木もまた
 風情がある。
 身延山・久遠寺のしだれ桜。
 お寺の周辺には見事なしだれ桜が沢山あって観光客
 はひきもきらない。身延山は日蓮宗の総本山。山門か
 ら本堂まで287段もの急な石段があって登るのは大
 変なので石段下りをしたが、夫婦とも膝ががくがくして
 帰宅後数日膝周りの筋肉痛に悩まされる事になった。
 ”年ですな〜”
 それにしても見事なしだれ桜の群生でした。

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