塩原温泉近くの黒羽・芭蕉の里のあじさい見物。  08,07,11

  梅雨時の季節の花は何といってもあじさい。今の季節、どこの通りにもあじさいが咲き乱れている。
  神奈川県では箱根のあじさい電車や鎌倉・明月院のあじさいが有名で遠くからの観光客が訪れる
  人気スポットだし、近くでは葉山のあじさい公園が隠れた名所で、我が家の庭のあじさいも小さいな
  がらも負けてはいない。ようやくあじさいも終わりに近づいてきた9日、つまり私の誕生日の前日、
  家内の誘いで何故か栃木県まで足を伸ばして塩原温泉近くの黒羽町のあじさいを見に行ってきた。
  東北自動車道の那須・塩原インターを降りて塩原温泉、塩原ゴルフクラブを通り抜けるとしばらくして
  目的地の大田原市黒羽町の芭蕉の里に着く。そういえば1昨年、塩原にあるM弁護士の別荘に泊
  まって塩原GCでプレーした事を懐かしく思い出した。ここ黒羽町は那須与一の出生地近く、黒羽城
  という出城の跡が残っていて芭蕉が奥の細道にいくつかの句を残したことから「芭蕉の里」と命名さ
  れている。目的地近くの那珂川沿いを走ると、のんびりと釣り人が鮎釣りに興じているのが見え、山
  沿いには夏つつじや、花水木に似た山帽子がきれいに咲きそろい目を慰めてくれる。葉山のあじさ
  いは終わりが近いが、ここ芭蕉の里では「あじさい祭り」の垂れ幕が立っていて、城址一帯の山あい
  はあじさい一色である。やはり高原地帯のためなのだろう。いくつかの種類のあじさいが白、青、ピ
  ンクなどの淡い色を見せて今が盛りの饗宴だった。あじさいはやっぱり梅雨時が旬の花だ。


 玉あじさいと言う種類
 らしい。大きな密集した
 花びらが人目を引いた。