思い出せば昭和30年春、青春の真っ只中の高校3年
生の 時のあの感激と興奮。5対0で尼崎高校に破れ
た雪辱を49年ぶりに場所も同じこの甲子園で晴らして
悲願の一勝を、との意気込みでの対拓大紅陵戦です。
やや小雨模様の曇天ですが次第に晴れ間が見えて
ほぼ完璧なコンディション。超満員の我が一塁側応援
席に対して三塁側応援席はその5分の一程度で空席
が目立ち、早くも応援合戦では一歩も二歩もリードし
ての試合開始でした。
立ち上がりからやや優勢に進んだものの、守備の乱
れと巧みな敵の試合運びで先制点を許し、その後も
追加点を喫して不利な形勢となり、味方の打線は相
手投手の巧みな投球術に翻弄されて散発6安打無得
点、6対0の完封負けに終わリました。
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最後まで139キロの直球を投げて力投した木村投手
の健闘が光ったものの打線の弱さと守備力、チーム
プレー、巧みな試合運びなど「基本に忠実なプレー」
が課題と感じられました。
それにしても49年間18インニング無得点。中盤の好機に
たとえバントででも1点を取って欲しかった。 残念、無念
!!。今春のこの貴重な経験を生かして猛特訓し夏には
堂々の岩手代表になってもらいたい。またかっての強豪、
伝統校の一関一高の名を世に高からしめて欲しいと切
に願う。
それにしても長生きはするもの。もう二度と有るまいと諦
めていた甲子園での応援歌合唱の夢が叶い、50年前に
やり残した借りを返す事が出来ました。
有難う一関一高!頑張れ一関一高! |