初秋の清里。 ![]() 「天高く馬肥ゆる秋。」天が高いのは秋空を見ると実感として頷けるが、馬が肥えるのは何故かよく判らぬ。 まあ、食欲の秋というから多分馬も沢山飼葉を食べてよく太るという程度の話だろう。中国の同じような 表現に、「秋高気爽、菊黄蟹肥」というのがある。秋高気爽は気分が出ているし、菊の黄色もよく判る。 蟹が肥えるというのが馬肥ゆるに似て面白い。何故蟹なのかは判らない。私なら「秋高気爽、海豊魚肥」 (海豊かにして魚肥ゆる。)といきたい所だが・・・・。 蛇足はこの辺にして、抜けるような秋晴の好天気に恵まれて、久し振りに信濃と甲斐の交わる山梨県の 清里村まで足を伸ばしてきた。数十年前から若者の人気スポットとして脚光を浴びた小海線の清里駅だ が、隣の長野県野辺山駅は日本で最も高い地点に建つ駅(標高1,340m)としてつとに有名だ。 清里には特に目的があって行った訳ではなく、格安のバスツアーに家内がたまたま応募しただけのこと である。清里といってもこの手のツアーはお決まりの食べ物ツアーで、昼のバイキングから、ぶどう狩りや らパイの食べ放題など、妙齢の御婦人方の喜ぶ食べ物企画満載のツアーで、勿論我が家の賢夫人もご 同様。付き添い役の私も一日中相槌を合わせて妻孝行に明け暮れたわけであります。 お陰で、帰宅後は心配したとおり体重1キロ強の増量、多分血糖値も上昇したと思われ、明日からの一段 の減量努力が必要になった事がこの日の成果(?)と相成った次第。 |