箱根CC開場記念杯。 16,07,25

   今年も箱根CC開場記念杯の季節がやってきた。7月23日、薄曇りで風
  もなく熱中症の心配もないゴルフ日和だった。いつものように家内同伴で出
  掛けた。今日のプレー参加者はほぼ80名。家族も入れれば100名を超え
  る盛況だった。

   土曜日が75歳以上、日曜日が75歳未満のメンバーと家族が無料招待
  されてプレーができ食事ができる。食堂と周辺に屋台が並び、東京・横浜
  の一流ホテルのシェフ達が腕によりをかけて和食、中華、洋食を振る舞う。
  各コーナー一杯に美味しいものが並び、ついつい食べ過ぎてしまう。

   ローストビーフやステーキ、焼売や寿司、天ぷら、日本蕎麦、ベランダの
  コーナーでは焼き鳥、焼きそば、串カツ、おでん、ビールやアイスクリーム
  など、プレーの前後に食通のメンバーや家族が美味しそうに食べている。
  流石は名門箱根CCだけのことはある紳士淑女の集まりである。(我々夫
  婦を除けば・・・) 

   去年までH/Cは19だったが1年間であちこちのゴルフ場のスコアを集
  めて申告して、ようやくH/C28まで下げてもらった。グロス100で廻れば
  ネットパープレーになるから、ようやく現在の実力相応のH/Cになった。
  これならなんとか上位入賞のチャンスがある。

   しかしラウンドの結果はアウトはグロス50のパープレー。食後の後半は
  最近の運動不足が災いして足腰が思うように動かず、遂に56というスコ
  アに終わり、グロス106、ネット78、6オーバーで終わった。少々不本意
  だが、これが今の実力とあきらめて納得するしかない。飛び賞の44位に
  なり、賞品にゴルフ場特製のイチゴジャムを貰った。

   葉山に住む友人Mさんがなんとネット64というとてつもないスコアで優
  勝して本革製の高級オリジナルゴルフバッグを貰った。このバッグは優勝
  した人だけが持っている非売品で、いわば当クラブの栄誉の象徴だから、
  皆さん垂涎の賞品なのである。

   箱根CCのメンバーになってかれこれ20年がたつが、そろそろ会員権
  の売却時期が近いと思っている。心筋梗塞発症以来、めっきり体力が衰
  えてプレーするのが億劫になってきたし、もともと満80歳になったらそろ
  そろ引退かなと何となく思っていた。名残惜しい気がするし未練が残るが、
  誰でもいつかはその時が来る。後は決断だけだ。会員権売却後は仲間
  に誘われた時にだけ、頑なに断るのではなく柳に風、その時の体調に合
  わせてお供をする程度になるだろう。

   あと1年間、外輪山に囲まれた国立公園の箱根の山々、「壺中天地」と
  形容される素晴らしいゴルフ場の各ホールの景色をしっかりと脳裏に刻
  んでいつでも思い出せるようにしておこう。13番ホールの小鬼百合も
  例年と同じ可憐な姿を見せていた。

    
    

   箱根でゴルフをする時には、いつも家内同伴で、私はゴルフ、家内は
  日帰り温泉めぐりとランチを楽しみ、帰りは馴染みの冨士屋ホテルで落ち
  合って帰宅する事にしてきたが、会員権売却後は箱根の温泉めぐりを付
  き合う事になるだろう。箱根の温泉は家内よりも私の方がレパートリーが
  広いから多分家内も喜ぶことだろう。