箱根CC 開場記念杯。       13,07,21

   今年も箱根CCの開場記念杯の時期がやってきた。ロビーから中庭まで20店ほどの屋台や出店
  が並び、朝から夕方まで和洋中華やデザート類の多彩な料理が、会員の家族なら無料で食べ放題、
  飲み放題だから大変評判がよく、家族連れの会員も多い。おまけにメンバーはプレー費や諸経費
  がすべて無料。私が知る限りこのような開場記念杯をするゴルフ場は聞いたことがない。

   ユニークなこの発想は、ゴルフ場の経営が株式会社組織になっていて会員はすべて株主だから、
  株主配当の変形だと思えば納得できる。今日の大会の参加者は50組位らしいから200名を上回る
  盛況だった。入賞者には記念品が細川護煕理事長から手渡されるのでこれも評判がいい。

   昨年箱根CCは法人ビジターの激減で大幅赤字に見舞われた。今年はV字回復に向けて努力中
  だが、経費削減のため開場記念杯のような無料の大盤振る舞いはよき時代の過去の遺物だから
  廃止しようとの声もあるらしい。発案としては理解できるが、楽しみにしている受益者のためなんと
  か継続して欲しい。身勝手なメンバーの我儘だが無配は迷惑という事である。

   さて、灼熱地獄の昨今だが、この日は打って変わって一日中薄曇りで気温20〜25度の快適なゴ
  ルフ日和。標高700メートルの「壺中の天地」だからこの上ない快適なラウンドを楽しんだ。先日来
  腰痛に悩まされているが、プール通いで水中を1時間ほど歩くことが思いのほか腰痛の解消に効
  果があり、整骨院の整体術とあいまってこの所腰痛は鎮まっている。幸いプレー中にも腰痛は現
  れず久しぶりに不安のない18ホールを回ることが出来た。スコアは48・53で100を切れなかった
  が余力を持って完走できただけで十分満足だった。

   ラウンド中に至る所に橙色の花の「カンゾウ」と白い「ヤマユリ」が咲いているのを見かけた。


    

   てっきりニッコウキスゲかと思ったが「カンゾウ」という名前だと同伴者が教えてくれた。帰宅後
  調べてみたら、別名「ワスレグサ」 (ワスレナグサとは無関係) といい花びらの形から「ヤブカ
  ンゾウ」が正式名称のようだ。中国名が「忘憂花」という粋で印象深い名前だった。ヤマユリはも
  しかしたら「オニユリ」かもしれない。

   スタートが8時半と少し早かったので最終組の終了まで2時間以上あり、表彰式を待つまでもな
  く入賞圏外なので早々に退散した。家内はいつものように早朝に箱根湯本で車を降りて別行動。
  湯本富士屋ホテルと最近できた日帰り温泉に立ち寄り、ゴルフ場にはバスでお昼頃到着して、
  昼食を腹いっぱいに食べたとご満悦だった。どうも出店の全ての料理を味わった気配があるが、
  本当の事はついにうやむやにされてしまった。