箱根CC開場記念杯。    14,07,20

   箱根切っての名門ゴルフ場の箱根CCは昭和29年7月4日が開業記念日とされていて、
  毎年7月中旬の土曜日と日曜日の2日間にわたり開場記念杯記念大会が開かれている。
  満75歳以上が土曜日に、75歳未満が日曜日にそれぞれ無料招待され、メンバーは勿
  論、家族も全て無料で1日中バイキング形式の和洋中の食事を振る舞われる。人気が
  高く多くの参加者が集まる所以である。

   7月19日(土)薄曇りで今にも泣きだしそうな梅雨空のこの日、家内同伴で開場記念杯
  に出掛けた。ゴルフ場で朝食をとり、私は朝早いスタートを、家内はしばらく休んでから箱
  根仙石原の某温泉旅館の温泉廻りをして、夕方一緒に帰宅するといういつもの行楽パタ
  ーンである。

   ゴルフは今年2か月ぶりの5回目、箱根は4月以来2度目なのでスタッフ達から久しぶり
  ですねと笑顔で迎えられた。ゴルフの腕は勿論下降線の一途だし相変わらずハンデはき
  ついままなので上位入賞などは望むべくもない。だいいち18ホール完走できるかすら怪
  しい。まずは無理をせずに健康第一のラウンドである。パートナー3人は私よりもハンデ
  が多いのに結局終わってみれば3人共に私よりも少ないスコアで回っていた。1人は何と
  70台で廻る好成績だった。

   最終ホールあたりで突然雷雨が襲ってきて、ほうほうの体で避難して何とか終了したが、
  後続の組は途中で棄権する組も続出したハプニングに見舞われた。ここ数か月血糖値が
  異常に高く医者から厳重注意をされているのでこの所毎朝1時間半の朝の散歩を欠かさ
  ないのが効いてゴルフの歩行に全く支障をきたさなかった。やはり散歩は健康の原点だと
  つくづく思う。ただしスコアは散々で100を切れないスコアだったが、完走できただけで十
  分満足したプレーだった。

   コースの所々に綺麗なオレンジ色の花が見受けられた。花に無知な私はヤマユリですか
  とキャディさんに訊いたらパートナーの物知りさんがこれは小鬼百合(コオニユリ)ですと教
  えてくれた。昔箱根CCには沢山自生していたそうだがいつの間にか消えてしまったので、
  花に造詣の深いゴルフ場の社長が少しずつ植えているのだそうだ。

   鬼百合と小鬼百合の違いは、素人にはなかなか区別がつかないが、珠芽(ムカゴ)が出
  来るのが鬼百合で、ムカゴが出来ないのが小鬼百合なのだそうだ。生憎カメラを持参しな
  かったので帰宅後に花図鑑を調べて、ほぼ同じネットの写真を借用して掲載した。

     <掲載写真は後日削除。>

   雷雨で途中リタイアした人が多く、それだけ入賞のチャンスがあるのだが、所詮自分の
  スコアでは入賞と高価な賞品をゲットする可能性は皆無と思われたので、早々と退散して
  家内の待つホテルに行き、湯本で孫達の土産に金時饅頭を買って帰宅した。

   テレビでは全英オープン、プロ野球のオールスター戦を観て、日本や海外の若手の台
  頭に驚嘆した。深刻なニュースとしてマレーシア旅客機の撃墜を巡るウクライナ政府と親
  ロシアの非難の応酬、その背後にある米ロ対立の報道。イスラエル軍によるパレスティナ
  自治区ガザへの地上侵攻、イスラエル軍とイスラム組織ハマスのガザ地上戦の報道。
  国内では原発再稼働や集団的自衛権を巡る安倍政権の強硬路線が話題になっている。

   しかし肝心の国会論戦は低調を極め、この国の将来を託すに値する論争は聞かれな
  い。多くの議員たちは気もそぞろに海外視察とやらに多額の税金を使って外遊に旅立っ
  ていった。