箱根CC近況。 18,06,08
6月6日は二十四節気でいう「芒種」で、イネや麦など穂の出る穀物の種をまく季節から芒種
といわれている。次第に梅雨めいて五月雨の季節に入る。蛍が飛び始め、早いものでもうすぐ
夏至に向かう。
箱根CCはこの時期 、コース周辺ではヤマボウシのしっとりとした白い花が満開になる。ヤマ
ボウシは箱根を代表する落葉広葉樹で、秋には可愛らしい赤い実をつける。
7日の木曜日、エントリーしていた例会を雨予報なのでキャンセルしていたが、雨が上がる予
報に変わったので、急遽キャンセルを取り消して再申し込みし、梅雨時のつかの間のゴルフを
楽しんだ。
白いヤマボウシとややピンク色のヤマボウシが満開だった。マンゴーに似た甘い味で、仙石
原の住民は昔からジャムや果実酒を作って山の恵みを楽しんできたという。この時期、箱根に
はこのほかにオオシマザクラ、ヤマツツジ、ハナショウブ、ヤマアジサイ、がプレーヤーの目を
慰めてくれる。
6月の「芒種」の季節なので、コースのあちこちで蛍が生息していて、 例年ホタルを鑑賞する
夕べが開催される。 今年は季節の歩みは一週間ほど早いようなので当初の予定を一週間繰
り上げて6月16日に蛍を鑑賞する会が開催される。
開催日には昨年と同様 1番ホールのスタート小屋によく冷えた白ワインが用意される。
今年はロワールの白、ぶどうの種類は100% ソーヴィニヨン。ワングラス 500円のセルフサー
ビスがあり、ホタルを追って乾いたのどを気軽に潤すことができる。何とも箱根CCらしい風流
で高貴な趣味人の集まりである。ただし運転する私は参加することができない。もっぱら運転
手付きのエグゼクティブか電車族か別荘族とその家族の集まりになる。
今日のパートナーは昭和9年、12年、15年、18年生まれと3年刻みだったが、若い二人は80
台前半で回る凄腕だった。私のスコアは散々だった。強い日差しに加え、足腰の弱りがとみ
に感じられ、クラブを振る力強さが全くなくなり、フォームも不安定で方向もばらばらだった。
加えて次第に足腰の痛みが再発してスプレーのサロンパスを何度も吹き付け,、カートを使
わないのでクラブを杖代わりによちよち歩きのラウンドになった。「ゴルフを楽しんだ」と冒頭
に書いたが、全くの嘘で、「苦しみの連続」のゴルフで、もっぱらヤマボウシの写真を撮ること
と完走だけが楽しみだった。そろそろゴルフは引退時期だと痛切に感した。
かってゴルフが上手だった幾多の先輩が加齢とともに下手になった腕前に悩み、ゴルフを
卒業していった事例をいやというほど見てきた。いよいよ自分の番が来たらしい。なじみの
スタッフとの別れが寂しいが、今年が箱根CCとのお別れになる。今まで法人会員、個人会員
として随分多くのゴルフ場と付き合ってきたが、いよいよフィナーレが近い。
帰りにいつも家内と待ち合わせる宮ノ下の富士屋ホテルが、老朽化と東京オリンピックに
備えて改装中なので、湯本の日帰り温泉「湯寮」で待ち合わせて帰宅した。
朝のネットのニュースで、私の出身会社が東北大会を勝ち抜き、初の東北第一代表として
都市対抗野球大会に出場すると報じられていた。会社名はどうでもいいが、今話題の大リ
ーグエンジェルズの二刀流の大谷翔平選手の実兄がレフトで出場する実業団ということで
いずれ話題になるだろう。
会社の野球部の廃部と創部については苦い思い出があるので機会があれば披瀝したい。
当時の岩手県知事で、後の総務大臣増田寛也知事との直接面談の思い出話である。
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