よもやま話4、ーエージシューター。      11,09,20

   たしか2000年から始まった「箱根カップ争奪ゴルフ」は、箱根CC、箱根町、ミズノの協賛で毎年9月に
  行われている。200名ほど参加するこの競技は商品も豪華で当たる確率も高いので人気が高い。例年
  会社の後輩を誘って参加しているが彼等も楽しみにしてくれているようだ。参加し始めてもう10年にも
  なる。今年も9月20日、台風の直前なので心配したが奇跡的(?)に箱根だけが暴風雨を避けてゴルフ
  日和の天候となった。Y君、H君、T君の3人は若くて馬力があるので飛距離で圧倒され、おまけに体力
  と運動神経が衰えているのであせってもあせっても体がいうことを聞かず、結果は散々な目にあった。
  スコアは名誉のため伏せるがどうもゴルフは絶望的なところに差し掛かっているようだ。回復の道はや
  はり体の手入れと練習だろう。柔軟性の回復はもう望めないのでほどほどの膝腰の粘りが戻ってくれ
  るかどうかだろう。80歳を過ぎても淡々とプレーできればこの上ないことと痛感しつつも一夜明ければ
  一念発起もすぐに忘れてしまう。まあ人間なんてこんなものだ。
   同伴してくれた私のパソコンの先生のT君は飛距離も小技も長足の進歩で1〜2年の間に見違える
  ほど上達していた。軽く80台をマークしていたが、ちょっとしたミスさえなくして安定感が出ればすぐに
  70台はそこまで来ている感じだった。表彰式で飛び賞を期待して発表を待ったが、H君がゴルフバッグ、
  Y君がマグカップをもらった。T君の優勝か上位入賞を期待したが、ぺリアの不運で上位入賞を逸して
  しまった。彼も来年を期しているようだが、ポカさえなければ優勝も夢ではない。私はもちろん論外だ
  った。

   以前、私なりのエージシューター論を考えたが、それは自分の年齢で廻るのは不可能なので、自分
  の過去のベストスコアの数字を年齢に置き換えて、その年齢までゴルフができた時がエージシュータ
  ーだと私が勝手に決めた新しい定義だった。
  私の過去最高のベストスコアは78だから、78歳までゴルフができたらその誕生日がめでたいエージ
  シューターの達成ということになる。あと4年、なんとか諦めずにゴルフ場通いをしたいが、はたして叶
  うことができるだろうか。その時にはささやかな祝杯を挙げることにしている。