天狗会。 17,09,14

   いよいよ第2木曜日になったので、先月に引き続き、新横浜の碁会所”白ゆり”に
  出掛け、「天狗会」に出席した。出席は2度目である。

   約束の午後1時に30分も早く到着し、まだ誰も来ていないので、席亭の西田女子
  に3子で指導碁を打ってもらった。西田さんは現在も全国的な大会でその名を馳せ
  ているアマ囲碁界の強豪の打ち手なので、願ったりかなったりである。

   さすがに理にかなった綺麗な着手で大変参考になった。中盤から終盤にかけて
  予断を許さぬ接戦になったが、天狗会の面々が続々顔を見せはじめたので、残念
  だが途中終了にした。席亭からはお褒めの言葉を頂いて嬉しかった。

   早速お相手をしたお目当てのK氏は、先月私に「先」で3連敗しているので、彼の
  要望で今回は私に2子置くことにした。自信を持って挑戦したのに、先月私に完膚
  なきまでに打ちのめされたショックで、相当にへこんでいる様子だった。

   しかし彼の意気込みもむなしく、今回も2局とも中押しで私の勝ちに終わった。
  来月は3子にするのだろうか。私からは提案しないがどうも2子では私に勝てそう
  にないのは明らかだ。

   私が心待ちにしていた強豪のMさんは風邪を引いたとの事で欠席だった。
  調べてみたらMさんとは平成16年7月にお台場の日航ホテルで互先で対局して
  以来なので13年ぶりになる。果たしてお互いに腕の変化はあるのだろうか楽し
  みだったが、次回の楽しみにしておこう。

   席亭の指名で、私と棋力が同等と思われる天狗会の筆頭クラスの方と互先で
  対局したが、これも2局打っていずれも完勝だった。手合い違いですと彼は感想
  を述べたが、どうも私は少し腕を上げたらしい。

   この日に備えて連日碁盤に向かい、1日ほぼ5時間、石を並べたり、参考書を
  熟読反復したりの明け暮れだったので、ようやくそれが実を結んだのかもしれな
  い。

   そういえば逗子の95翁が先日私に負けた時、”強くなったネ。80歳で腕を上げ
  るとは大したものだ”と云っていたのがお世辞だと思っていたし、半信半疑だった
  が、どうやら本物のようだ。他流試合で確かな手応えを感じた。

   人間努力すれば80歳でもまだまだ上達できる。負けず嫌いで自信満々のK氏
  からの挑戦状を受け取って、発奮して勉強したのが花開いたのかもしれない。
  K氏さまさまである。私だってまだまだ見栄も外聞も気にする。今日も4勝無敗。
  
   見栄を張るのも男の道よ!
 なーんちゃってね。