湘南平塚囲碁祭り、1000面打ち大会。 ![]() 第19回目を数える平塚市の1000面打ち囲碁祭りは、駅前の目抜き通りの紅谷パール ロードを通行止めにして道路一杯に碁盤を500面並べ、対局申込者を1回目と2回目に分 けてプロ棋士と路上で対局できる全国でも稀な囲碁イベントである。 この他に小学生や幼稚園児に囲碁のイロハを指導してくれる教室や9路盤の対戦、囲碁 グッズの格安販売コーナーも開設されているし、トン汁のサービスもあるし、景品が当たる 籤引きなども用意されるという多彩な囲碁祭りで、平塚市と商店街が全面的にバックアップ した大イベントである。 この日を待ち焦がれた北海道から九州までの熱心な囲碁ファンが平塚市までやってきて、 普段はめったに手合わせできないプロから指導碁を打ってもらえる。 平塚市は大豪と謳われた故木谷実9段の囲碁道場があった場所で、この道場で内弟子と して少年時代から鍛えられた今を時めく24世本因坊秀芳、大竹秀雄名誉碁聖、武宮正樹 9段ら木谷門下生の27名と、日本棋院からは高尾紳路10段、依田紀基9段ほか53名の 棋士、合わせて80名の一流プロ棋士が参加して指導に当たってくれた。 テレビでおなじみの男女の人気棋士と気さくにお話が出来て、指導碁も打てて、一日中囲 碁に浸って楽しんだ囲碁祭りだった。 私は小島高穂9段と4子で対局したが、中盤の競り合いで失着が出て大石がとん死し無念 の中押し負けとなってしまった。最近囲碁を打っていないし勉強もしていないので、いざ実戦 となるとやはり見損じが出る。昨年は終盤のヨセでプロに妙手が出てあたら勝勢が逆転して 敗北しており今年で2連敗となった。こんな負け方をすると、しみじみもう少し対局数を増やし て実戦訓練をしてから再挑戦したいと思うのだが、すぐに忘れてしまうのが凡人の凡人たる 所以なのだろう。 帰路、一緒に行った釣り仲間のS氏と居酒屋で反省会を開き少々度が過ぎたが、めったに ある事ではないので家内には大目に見てもらった。 |