葉山のおいしいお店 (その1.お蕎麦やさん) 

葉山には、意外に美味しいおそば屋さんが沢山あります。
大衆的な店、味に拘った高級な店、老舗、比較的新しいモダンな店。それぞれ趣があり訪ねるのが楽しみです。日本ソバはなんと言っても冷や酒とセットで、しかもざるではなくモリに限ります。ソバ汁にどうぞどっぷりとつけて食べてください。少しだけ付けるのが江戸っ子の通だなどの落語の話は無視してかまいません。江戸のそばつゆは大変辛かったのでそんなふうに食べただけの話です。辛い汁の時は少しだけ、薄いと感じる汁にはどっぷりと、つまり食べたいように食べるのが本当の通なのです。(池波正太郎仕込みのにわかソバ通)

「和か菜」


洒落た店つくりでそばの味も上々。
打ちたての上品なソバが評判の店
女性に人気がある。

  せいろ:650円
ざる:750円
        天ぷらそば:1300円
冷酒:600円
               「松喜庵」
    
    大衆的な老舗の蕎麦屋。値段も安いので昼飯時はいつも満員。
    隣がラーメン屋さん。最近出前してくれなくなった。

            モリ蕎麦:450円
            ざる蕎麦:550円

                    「茶や辻」

   値段は少し高いがソバもお酒も格調高いお店。
   手打ち蕎麦をその場で打ってくれる。しゃもじに乗せたソバ 
   味噌の香りが冷酒のつまみにほど良くあって上品。

   わたしのお気に入りの店。

   寡黙なソバ屋の親父が時々珍しくしゃべってくれる。
   月に40〜50回ソバ打ちするが温度、湿度、そば粉に入れる
   水の量が微妙にソバの出来栄えに影響して、満足なソバは
   月に1回あるかどうかだそうです。今日珍しく納得行く出来栄
   えだとご機嫌に語ってくれました。

   せいろ:800円。(それに季節の突き出しがつく。「うるい」の
                           ゴマ味噌あえ。しょうがの砂糖漬けなど)
   かけ:800円
   天ぷらそば:1900円
   冷酒:銘柄による。器とつまみが楽しみ。


      「一色」

   御用邸前にひっそりと店を構えている知る人ぞ知るソバ屋。
   昼から夕方までしか店が開いていないので要注意。
   
   やや薄暗い昔風の古風な店内でソバを待つ間に沢山の種
   類のお酒が目と口を楽しませてくれる。
   ソバも天婦羅もなかなかのもので、すこし値が張るがそれだ
   けの味がする。家内と行くとサービスしてくれる食後のソバ
    団子がなかなかの逸品。
   
   帰りには奥からご主人と奥さんがそっと挨拶に来てくれる
   のがうれしい。

    せいろ840円    ざるそば950円。

         「うちだ」

   食べもの雑誌の「葉山の美味いものお店」に紹介された事もある
   ソバ屋さん。信州信濃の長野県歌が懸額されていて、信州ソバら
   しい腰のあるなかなかのお蕎麦をだすが、店の雰囲気とサービス
   がいまいち活気のない店でもったいない。
   我が家族にはあまり評判がよくない。

   しかし、この店のファンも結構多く、10人10色人それぞれの印象
   や味覚は違うものです。


        せいろ  530円、ざる 580円  
        天ぷらそば 1,100円
        そば割り焼酎(雲海) 350円

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