ミミズの戯言87、パソコン更新。 17,12,05。 機械も道具も、ましてや動植物も必ず年月を経れば陳腐化・老朽化してついには 末期を迎えるのは世の常である。 我が家のパソコンもついに寿命が来たらしく、動かなくなった。平成11年に更新 してまだ7年しか経っていないのに、起動ボタンを押しても画面が明るくなったと思う とすぐに消えてしまう。ついにはいくら起動させても画面が暗いままで動かない。 大手の量販店ヤマダ電機にパソコンを持ち込んで調べてもらったら、分解点検し て仮に修理をしても費用が高くつくので買い替えたほうがお得だという。日進月歩 のパソコン業界なのでウインドウズ7はもう古い、いまやウインドウズ10の時代だ という。 仕方がなくついに買い替えることにした。NECのLAVIE、DA700、23,8型ワイドと いうディスクトップ型のパソコンである。問題は買い替えた機種へのデータの移管で ある。 7年前に買い替えた時には、元の部下のT君に丸投げでお世話になったが、彼は 仙台に転勤になってもう無理なので、量販店の技術サポートに移管作業を委託した。 まずは古いパソコンに保存されているデータが破損していないかどうかが第一関 門だったが、分解結果は何とか無事だったので安心した。 ホームページを継続するにはウインドウズ10に対応する「ホームページビルダー 21」が必要なのでこれをを買い、このソフトを使って新機種にデータを移管する。 これが結構難問でプロの技術屋でなければなかなかうまくいくものではない。 この難問も乗り越えたと連絡があり、ようやくすべてのデータを移管できて晴れて 我が家に新パソコンが設置された。パソコン本体の価格もさることながら、データの 移管費用も結構馬鹿にならない価格だった。 設置は終わったものの新しいウインドウズ10は今までと勝手が違う使い方なので 動かすまでが容易ではない。仙台の後輩に電話で聞いたり、業者に聞いたりして何 とか復活までこぎつけることができた。パソコンが使えなくなってから3週間ぶりの 復活である。 昔と違ってなにせパソコンがない生活はもう考えられない。新聞やテレビでは得ら れない情報が満載している。釣りに行くにもピンポイントの天気予報やら波風やらを 事前に知る必要があるし、友人とのメールの受発信、スケジュール管理もパソコン 任せだし、年賀状もいまや手書きは面倒である。朝起きてすぐパソコンの前に座って 各種新聞情報を見るのが日課になっていて、今や自分の分身のような存在になって いる。 HPも11月16日以来20日間も上梓していない。これが復活第一号の通信である。 まだまだ不慣れなのであちこちクリックしてもわからないことだらけで悪戦苦闘の連 続である。 7年前の2回目の更新の時、パソコンが壊れるのが先か、自分の寿命が尽きるの が先かの競争だと「ミミズの戯言29」に書いたが、私の勝ちに終わった。 さて今度の競争はどうなるだろう。業者によればパソコンの寿命は5年から10年だ という。いよいよ私の寿命との最後の生き残り競争のスタートが始まった。 |