ミミズの戯言45、スズメバチ駆除。 13,07,25 ひと月ほど前から我が家の二階の和室、居間、寝室にときどき蜂が舞い込んでくるように なった。家内が悲鳴を上げるたびに蝿タタキで慎重に叩いて退治して「男の出番」を誇示して きたが、この所頻繁に侵入してくるので観察したらどうも屋根裏に巣を作っている気配がある。 町役場に相談したら、生きがい事業団と専門業者を紹介する業者を紹介された。生きがい 事業団とは定年になった勤め人の第2の就職先で、庭の清掃や樹木の剪定、簡単な大工仕 事などを格安でやってくれる便利な集団だが、なにせ年寄りの集まりだしプロではないので 難しい仕事は断られることが多い。蜂の駆除もやってくれるが高所などの難しい場所は不得 手で断られるかもしれないとの事だった。 蜂の駆除の専門業者は多々あるが、安心できる業者を推薦してくれる仲介業者を役場が 教えてくれる。役場が直接専門業者を紹介するのはご法度だからワンクッションおいた仕組 みになっている。 はたせるかな生きがい事業団からは屋根裏の駆除は難しいと断られ、少々割高だが結局 専門業者に頼むことにした。我が家に飛来した蜂が危険なスズメバチかどうか素人には判断 できないので専門業者に頼むのが最も安全だ。 駆除に来た横浜の業者が蜂の死骸を見てすぐにこれはチャイロスズメバチですと教えてく れた。スズメバチにもいろんな種類があって、オオスズメバチ、キイロスズメバチ、コガタスズ メバチ、など蜂の体型や巣の形にそれぞれ特徴があるらしい。いずれも攻撃的で危険な蜂 だから素人には手に負えない。 7,8月は女王蜂による巣作りの最盛期で、我が家の屋根の通気口から屋根裏に侵入して 巣作りをしたらしい。そういえば20年ほど前にも屋根裏にスズメバチが大きな巣を作っていて 業者に駆除してもらったことがあった。 プロの駆除業者さんはまず家の周囲をくまなく調べた上で、間違いなく屋根裏に巣があると 断定し、防御服を着て押入れの天井板を外して天井裏に入り、蜂退治用の薬品を噴霧して 一瞬のうちに巣に群がる蜂を死滅させ大きな蜂の巣を取り出した。なんと直径30センチもあ り、5層になって天井裏にぶら下がっていたらしい。この蜂の巣の形は典型的なチャイロスズ メバチの特徴だという。 通気口の外にいる蜂が戻らないように「戻り蜂対策」をして、費用は4万円弱。高所費用 などが加算されてこの金額になるとの事だった。町からはスズメバチの駆除の補助金が 出ることになっている。費用の2分の1、又は5500円のうちいずれか低いほうだそうだから 5,500円の補助になる。蜂の死骸と蜂の巣はごみ袋に入れて一般のごみ処理扱いにした。 それから1週間経ったが蜂の影も形もなく安心して部屋を行き来することが出来ている。 真夏に舞い込んだとんだ珍客だった。皆さんもスズメバチにご用心を! |