2020年 今年の重大ニュース(家族編)   20,12,27

   世の中が新型コロナで時代の変わり目を予感させているのと同様に、我が家でも何かと
  時代の節目を予感させる年だった。
   私にとっては、今年はコロナ禍で外出がままならず、おまけに3か月もの間、胆石に悩ま
  されて手術する羽目になり、趣味のゴルフも釣りも囲碁も極端に減った年だった。
   そんな訳で、私の今年の数少ない大きなニュースは、胆嚢の摘出手術、箱根CCの会員
  権売却、朗報として73センチの大鯛を釣ったことの3つになるだろう。

   幸いなことに私の手術を除いては家族一同は無事息災で、特に2人の孫は自分なリの
  希望をもって逞しく成長し、個性を伸ばしていることがうれしい。それに比べて年寄りにと
  っての今年は 「秋の日は釣瓶落とし」 をひしひしと感じさせられた1年だった。

  1、体調は低下の一途。

   持病の心臓病。糖尿病に加え、今年は胆嚢の摘出手術をした。親からもらった体にメス
  を入れたのは若いころに盲腸の手術をして以来のことで、何かと大騒ぎをした。脂ものを
  控えるため大好きな天ぷらやフライなどを我慢しているので、少々フラストレーションがた
  まっている。
   幸い血糖値は安定しているが朝昼晩と薬漬けの毎日が続いている。体力の衰えが顕著
  で、昔のような毎朝の散歩はもうできなくなった。

  2、政府の景気浮揚策を利用した旅行。

  ①、3月、北陸3県(富山、石川、福井、)の旅。
   新型コロナで旅行自粛が求められている中を、妻の誕生祝と自粛生活の憂さ晴らしの
   ため2泊3日の北陸旅行を強行した。東京にいる長男が旅行には反対なのでお忍びの
   旅である。

  ②、7月、信州・安曇野旅行。
   コロナ禍で国民の生活は苦しかろうと、政府が税金を使って国民一人当たり一律10万円
   の「特別定額給付金」を給付するというので、これを利用して2泊3日の信州旅行をした。
   子供たちが老人の旅行は控えるべきだと計画に難色を示したが、私の誕生祝と手術前
   の記念旅行という名目で強行した。

   ③、10月と12月、箱根の老舗旅館に宿泊。
   政府はコロナ対策と景気浮揚策を両立させるため、格安で泊まれる「GO TOトラベル」
  の利用を推奨しているので、これを利用して箱根のゴルフの帰りにそれぞれ宿泊した。
  10月は三河屋、12月は河鹿荘。両旅館とも料金はほぼ半額で済み、コロナ対策は万全
  だが、宿泊客は少なかった。

  3、めっきり減ったゴルフ。

  ①、ここ数年私の趣味は、「G、I,、T」 つまり「G(ゴルフ)、I(囲碁)、T(釣り)」、
  に特化しているが、そのゴルフが今年は激減した。
  体力の衰えから歩くのが億劫になり、メンバーになっている箱根CCには今年は3回だけ
  だった。ゴルフ仲間と行く伊豆スカには6回、つまり一年に9回だけのゴルフで、10回を切
  ったのは2013年以来7年ぶりのこと。今年のスコアは回数が9回でAV107,8と低調だった。

  ②、12月、21年間メンバーとして慣れ親しんできた箱根CCの会員権を手放すことにした。
  体力の衰えとともにゴルフの回数が激減したこと、年会費が高くてコストパフォーマンス
  が悪く、会員であるメリットが少なくなったことが手放すことにした理由である。
  箱根を退会したのでこれからますますゴルフから遠ざかることになろう。

  

  4 釣りの回数も減少。

  ①、2月、葉山釣友会が解散。
  会員の高齢化と参加人数の減少で、釣友会設立の趣旨である仕立て船の予約ができず、
  遂に55年間続いた同好会の幕を閉じることになった。

  ②、釣友会の解散もあって釣りの回数は10回のみ。1昨年が29回、昨年が13回だった
  ので年々減少している。

  ③、5月、生涯で初めての大鯛、73センチ、4,9㌔の大物を釣った。そのほかにもヒラメ、
  指6本、130センチのドラゴン級の太刀魚も釣り、今年は釣りの回数こそ減ったものの、
  大物釣りの釣果を記録した記念すべき年となった。

  ・船釣りの乗下船の時に足元がおぼつかなくなり危険になってきた。クーラーとバッグと
  釣り竿を担ぐのもきつくて手助けしてもらう始末。そろそろ引退が近い。

  
  5、囲碁の回数も減少。

   新型コロナは囲碁にも影響を及ぼした。新横浜での「天狗会」はコロナの影響でしばら
  く休会、葉山の「囲碁棋友会」も同じくしばらく自粛、逗子の市民ホールの市民囲碁大会
  は中止、同じく平塚の「囲碁1000面打ち」も今年は中止となった。したがって葉山の釣友
  会の会長だったSさんとの指導碁だけが唯一の囲碁の機会になってしまった。

  ・回数は、新横浜「白ゆり」での天狗会1回2局、(昨年は9回24局)、Sさんとの指導碁は
  7回20局、(昨年は17日間、延べ52局)、あとは暇を持て余して家のPCで囲碁に興じたが、
  対面対局でないので味気ない。

  6、読書は微増。

  ・大佛次郎の「天皇の世紀」をようやく完読、ドナルドキーンの「明治天皇」も近日読破。
  ・手術で入院中、ウィルスと人類の戦いに関する書籍3冊を読む。小松左京の「復活の
  日」、高嶋哲夫の「首都感染」、カミュの「ペスト」の3冊である。

  ・「ペスト」が書かれたのは1947年、今から73年前の作品であり、「復活の日」は1972年、
   「首都感染」は2010年、今から10年前の作品だが、いずれもまるで今日のウィルスと
   の苦闘を予見したような迫真の描写となっている。

  ・ウィルスは死滅することなく変異を繰り返し、新たな耐性を作り、人類がようやく開発
   した治療薬やワクチンを無能にし、ジッと潜んで次の出番を待っている。

  ・現に、ようやく新型コロナのワクチンが開発されたばかりというのに、早くもイギリスや
  アフリカではより感染力の強いコロナウィルスの変異種が現れて猛威を振るい始めた。
  ウィルスと人類の戦いは永遠に続く


  7、訃報。

   今年も大切な先輩、友人が亡くなった。暮れになって今年も年賀欠礼のハガキが多
  数届いた。友人本人だけでなくご家族の訃報が多かった。という事はまだまだ83歳に
  なってもご本人は健在だという証拠。
  ・人生100年時代というが、そんなに長生きしたいとは思わないが、腹の底から笑いあ
  える友人との別離は辛い。今いる友人たちとの一日一日の付き合いを大切に、悔い
  なく過ごしたいと思う。

  8、来年は丑年。

   来年は干支でいう丑年。私は8廻り目、家内は7廻り目、長男は5廻り目の年男と年
  女になる。だからと言ってどうという事もないが、何となく記念の年だからよい年になっ
  て欲しいものだ。

  9、その他

   数年前までは重大ニュースに選ぶ出来事は選びきれないほどあったが、ここ数年は
  候補を10項目選ぶどころか候補すら少なくなってしまった。話題のない余生に入った
  せいである。

   私の田舎の方言に「かばねやみ」という言葉がある。「めんどうぐさがり」、または
  「怠け者」という意味で使われる。

   何もかもコロナ禍で封じられた今年は、「理由のある堕落」の1年だったともいえるが、
  今年の「ぐうたら生活」のすべてを新型コロナのせいにするのは、私のような「かばね
  やみ族」にとっては言い訳ができて好都合だが、少々後ろめたい気もする。

   趣味の「G、I、T」が封じられた今年は私にとっての「時代の節目」でもあった。
  「G、I、T」に代わる何かがないと、これからの余生はますます 「かばねやみの生活」
  に陥り PC,TVの依存度が高まるだろう。それもこれも老いの宿命だろうか。
  囲碁と読書がどうもその答えの鍵になりそうである。

   私と同じく「かばねやみ属」の幼友達曰く。
  「我々の人生はあと僅かだとは既に分かっていても、凌いだり、逃げたり、頑張ったり
  しないのがお互い「かばねやみ」の性。人生大体こんなものじゃないだろうかと、自分
  の人生を評価する時期に来たのかもしれないね。
」・・・・・けだし同感である。