2019年、今年の重大ニュース(国内外編) ![]() 3年日記を改めてみてみると、今年も世界中が波乱の多い年だったと気が付く。 日記に書き漏らしたことをネットで調べ、20件以上の重大ニュースの候補を選んだ。 これを10本の重大ニュースに絞るのは至難の業で、取捨選択には選ぶ人の見識や 個性が問われる。勇猛を振り絞ってその作業をやり終えたが、結果の評価は読者の 自由である。 1、天皇陛下が即位。「令和」に改元。 およそ日本人なら天皇制反対論者を除いて、第一が令和であることに異存はある まい。あえて一言いうならば、即位の儀式があまりにも平安古来の伝統に忠実な神 式の色彩が強く、税金で賄う国事行為としては如何なものかという印象を持ったこと と、「令」は天皇(ミカド)が為政者に命令を出す時にしばしば使われる文字なのが 少々気になる程度である。今読んでいる「天皇の世紀」には「令」はよく出てくる文字 なので私にとっては違和感のある文字ではない。 2、消費税率10%スタート。 消費税が8%→10%に増税。軽減税率&キャッシュレス還元事業も同時スタート。 果たして増税分は国民の福祉の増大や国債の返済に効果的に使われるだろうか。 3、日本各地で夏の猛暑、秋には大型台風。 今年も想定外の自然の猛威が日本列島を襲った。欧州でも異常気象となり地球 温暖化は深刻度を増している。 ① 5月の猛暑、 ・北海道では観測史上初となる5月に35度超え、7月には熊谷で観測史上最高の 41,1度を観測。東京も40度越えでサウジ並の暑さになった。 ② 10月の台風 ・台風15号、19号により東海・関東・東北地方で集中豪雨。東日本で被害続出。 二階幹事長の「まずまず収まった」発言に野党が反発。 ③、欧州全土で異例の猛暑、フランスでは観測史上最高となる45,9度を記録。 4、安倍内閣の不祥事続く。 ①相次ぐ閣僚の辞任。 近年閣僚の質の低下は目を覆うばかりで、桜田五輪相や菅原経産相などは 官僚の答弁原稿の丸読みで、見識不足も甚だしい。辞任は当然で、まだまだ 萩生田文科相なども標的になっている。 ②不祥事の隠ぺい体質。 森友問題や加計問題、「さくらを見る会」問題では安倍首相は明らかに「ウソ」 をついている。安倍首相の疑惑のすべては「証拠の隠滅」で消し去られている。 官僚は忖度で身の保全を図り、「隠ぺい体質」と「忖度体質」という安倍内閣の 抜きがたい偽りの本性は闇に隠れてしまった。 5、参院選自民圧勝。 自民党、改憲勢力3分の2を割るも過半数獲得。 4月の統一地方選は自民党が 8、中東の火消えず。 ①イランとアメリカの対立。 ・トランプ大統領は、オバマ前大統領がイランと結んだ合意のすべてを白紙にして、 イランとの「核協定」からの離脱を表明。経済制裁を再開。 ・イランの反発により緊張が高まり、ホルムズ海峡封鎖が懸念される。原油輸入の 80%がホルムズ海峡を通過する日本の原油タンカーへの影響は深刻。 ・日本のタンカーを守るため、独自に護衛艦を中東に派遣。米軍とは一線を画す。 ・海峡封鎖には対岸のオマーンやサウジとの一触即発の危機が生まれる。 ②アルカイダ組織。 米軍が過激派組織イスラム国の最高指導者アブバクル・バグダディ容疑者を殺害。 しかしまだ最大1万8000人のISIS戦闘員が西アフリカ、リビアなどに逃亡中とみら れていて、米軍の掃討作戦は 泥沼化の様相。 10、長引く香港反政府デモ。 ・「逃亡犯条例」改正案をめぐり若者が中心に反発し、香港で大規模デモが続いた。」が懸念される。第2の天安門 事件が起きない保証はない。
②16歳の環境活動家 グレタ・トゥンベリさんが国連で脱化石燃料の演説。 ③米トランプ政権が「パリ協定」からの離脱を正式通告。 ・トランプ大統領はオバマ前大統領の政策には徹底的に反対行動をとる。各国 は困惑、動揺して振り回され、世界的な合意はオバマ以降頓挫したままである。 <パリ協定は2015年に採択された温室効果ガスの排出量削減枠組み。>
① 首相主催「桜を見る会」に安倍首相の私物化指摘。後援会関係者が多数招待。 ② 関西電力と福井県高浜町の原発を巡る贈収賄疑惑。 ③ ラグビーW杯日本中が熱狂。日本8強。 ④ 女子ゴルフの渋野日向子プロが全英女子優勝。 ⑤ マリナーズ・イチローが引退表明。 ⑥ 米中;貿易問題、関税引き上げの応酬 報復関税、 ⑦、 米朝2度のトップ会談も核廃棄は暗礁 非核化と制裁解除で双方に溝。 ⑧ ローマ教皇が広島・長崎で核廃絶訴え。核兵器利用を「犯罪」と断言。 ⑨ ノーベル化学賞に旭化成の吉野彰氏、リチウムイオン電池の開発者。 ⑩ 来年度予算案が過去最大の102兆円突破、財政赤字は拡大。 ⑪ 日本の少子高齢化が加速。 今年の出生者数が統計開始以来初めて90万人を下回り86万人となった。 死亡者数から出生者数を引いた「自然減」は50万人を超え、減少幅は過去最大。 今年もHPをご愛読くださりありがとうございました。 筆力の続く限り、来年も駄文を掲載いたしますので よろしくお願いいたします。 |