2017年、今年の重大ニュース(家族編) 17,12,13
私も遂に満80歳になった。多少の体調不調はあったが、何とか健康を維持している。
毎年同じだが、家族の重大ニュースのトップは云うまでもなく、今年も家族が無事息災
だったことである。
3人の子供も、その連れ合いも、2人の孫も健康で、最年長の私を頂点とする家族構
成は9人になった。正月には全員が集まって年始の挨拶をして屠蘇を飲み歓談できる。
孫は今年は6年生と4年生。毎週水曜日には元気な顔を見せに我が家にやってくる。
いつの間にか大人顔負けの言動をするようになった。我が家のおばあちゃんは水曜日
になるのが待ちきれなくて、何を食べさせようかとあれこれ思案して楽しんでいる。いつ
まで続くかわからないが、この笑いに包まれた家族の幸せが来年も再来年も続くことを
切に願う。唯一残念なことは、年末に一関の叔母が92歳で亡くなったことだった。
1、私の健康は小康状態。
今年は大病もせずに過ごすことができた。明らかに体力が落ち、毎日続けた1時間強
の朝散歩はもう無理になったが、それでもゴルフや釣りで足腰の衰えを辛うじて防いでい
る。最近近くのスポーツジムに通って30分のウォーキングをして体力維持に努めている。
血糖値は現在A1Cが7,0だからやや高め、体重は62,5㌔体脂肪は25%だからまずまず
であろう。
入歯の欠損や虫歯の治療で歯医者に足繁く通ったことと、眼科(出血治療、視力矯正)、
内科(大腸の内視鏡検査、ポリープ切除)があっただけで概ね良好な健康状況である。
2、訃報が続く。
前述の通り、第2の故郷岩手県一関市の叔母が92歳で亡くなった。大学時代の寮友、
会社時代の上司、親しい部下、最近の釣り仲間の訃報も届いた。年賀状を書くシーズン
になると奥様からの訃報通知と年賀欠礼の葉書が届く頻度がとみに高まる。その都度
在りし日の屈託のない笑顔が思い出されて寂しくなる。人生100歳時代とはいうが、なか
なか実感が伴わない。無理に長生きはしたくはないが、先輩・友人が次々と他界するの
は辛いことである。
3、小旅行を楽しみました。
今年は大げさな大旅行はせず、年相応の小旅行を楽しんだ。秋田県の乳頭温泉~男
鹿半島の旅、愛知県の西浦温泉のバス旅行、近場では96翁夫妻との箱根1泊旅行、孫
の夏休み記念の江戸東京博物館と築地魚市場見物、横浜大岡川沿いの桜見物、東京
モーターショーくらいだろう。あとは定番の、孫を連れて数回行った観音崎ホテルのホテ
ルバイキングだろう。愛車を駆っての長距離運転は極力少なくしている。
4、記念すべきゴルフの事件が起きました。
ゴルフの成績は年々悪化の傾向にある。回数は23回で昨年より4回増だが、AVは昨
年の102,4から今年は105,6に悪化。平成23年の98,3を最後にAVは100を切れなくな
ってしまった。100を切るのは数えるほどで昨年は4回だけ。今では情けないことだが、
プレーできるだけで良しとしなければならない。メンバーコースの箱根には年6回、大半
は新しいゴルフ仲間と伊豆スカに行くようになった。
出色の出来事は、5月10日箱根CC10番ショートで人生2度目のホールインワンを達成
したことである。聞けばプロゴルファーがホールインワンを達成する確率は2700分の1で、
アマの達成確率は3万分の1、つまり30,000回打って一度入るかどうかである。
平均的なアマチュアが仮に1年に50回、生涯で2000回ゴルフをするとショートホールを
8000回挑戦することになるが、これでは確率的には生涯ホールインワンの達成感を味
わうことができない勘定になる。それを私は2度も達成したのだから奇跡というほかない。
保険を使って家族や友人たちと相応のお祝いをして喜ばれた。家族には2度あることは
3度あるからとそそのかされている。
5、釣りを楽しむ。
たくさんの趣味を楽しんできたが、どうやら私の趣味は釣り、ゴルフ、囲碁の3つに収斂
したようだ。次に旅行、読書になるだろう。
その釣りだが、今年の回数は24回、年末に2回予定があるので26回になる。ゴルフとほ
ぼ同じ月2のペースである。アジが圧倒的に多く、太刀魚、イサキ、タイ、アマダイ、キス、
石ダイ、メバル、ヒラメと続いた。東京湾、相模湾が主戦場で、たまに伊豆、房総沖に出
かける。仲間は葉山の釣友会、子会社の釣り同好会、昔からの学友で、たまに気が向い
て一人で行くこともある。
暮れに東京から娘夫婦がやってきて、娘婿とアジ釣りに行った。電動リールは初めてと
いうのではじめ戸惑っていたが、次第に慣れてアジを14匹も釣った。なかなか釣りの筋
がよかった。頼もしい釣りの跡取りになりそうだ。
80歳を過ぎて各同好会の最高齢者になっているので、危険防止からそろそろ退会を
勧告されてもおかしくない。勧告されたらどうしよう。
6、囲碁は少し上達した?
20年ほど前に対戦したことのある某大手鉄鋼メーカーの経営トップの方が、いま新横浜
のさる碁会所で囲碁好きの昔仲間たちを集めて”天狗会”と称して月1度の囲碁会をやり
交流を深めている。
この会のメンバーの一人から突然対戦の誘いがあり、この碁会所を訪れた。それが縁
でたくさんの昔の仲間と囲碁をすることになり、発起人のMさんから強制的に”天狗会”の
メンバーに登録された。腕が落ちたといわれるのが嫌で、数週間自宅で昼も夜も集中して
昔の囲碁の参考書を繰り返し熟読し反復訓練をしたせいか、天狗会の昔仲間に全勝を
続けている。さらに私の囲碁の師匠である逗子の96翁との対戦もこのところ勝ちまくって
いて、翁から「急に腕を上げたね」とお褒めの言葉をもらっている。
96翁との今年の対戦は互先で7勝2敗、天狗会では6勝0敗の成績である。今は4段で打
っているが、大げさに言えば”囲碁開眼”をしたような多少自信が湧いてきた今年1年だっ
た。
毎月第2木曜日にせっせと新横浜に出かけることになりそうである。96翁とは囲碁と夕食
時の歓談が楽しく、翁は囲碁の師匠でありまた人生の師匠でもある。ほかに今年も平塚市
の1000面打ちの大会に参加してプロ棋士の指導を受けてきた。残念だが4子で惜敗した。
7、読書に悪戦苦闘。
3年ほど前から読み始めた大佛次郎の「天皇の世紀」(文春文庫17巻)がなかなか読み
進まない。1967年から1973年まで朝日新聞に連載された歴史小説で、のちに明治天皇に
なる祐宮誕生、ペリーの黒船来航から戊辰戦争に至るまでの激動の幕末維新の時代を
膨大な歴史資料を駆使して描いた作品である。この本は小説というよりも維新前後の歴
史を実証的に検証する「古文書」の紹介が多く、文献か学術書の類だから、読み砕くのは
容易ではない。遅々として進まない。3年たってまだ5巻目なので、17巻を読み切るのはい
つのことになるのやら。楽しいはずの読書が難行苦行では本末転倒になってしまう。
そういえば私の人生の師、朝日新聞論説主幹だったIさんから、「天皇の世紀」を読み切
ったと連絡があったのは晩年の89歳の時だった。
8、農作業はあえなくとん挫。
昨年から有志4人で始めた農作業が2年目を迎え、春と秋に植えた大根、カブ、ニンジ
ン、枝豆、カボチャ、キャベツ、ナスが順調に生育して我が家の食卓を飾った。ところが
地主から土地の貸し出しを都合で来年からは断られたので、あえなく2年で農作業は終了
となった。漁業と農業にいそしむ生活に黄信号がともった。
ある悪友が、「畜産もやっているでしょう。」というので訳を聞いたら、家で太った豚を飼
って養豚業をやっているではないかという。大笑いになったがこんな話は家内に知れたら
大騒動になるのは請け合い。内緒・内緒。
9、映画鑑賞。
今年は2本だけ。友人に勧められてみたマーティン・スコセッシ監督の「沈黙」と、山田洋
二監督の「男はつらいよ2」。それぞれ心に残る映画だった。
10、パソコン更新、I-PAD購入。
まだ7年しかたっていないパソコンが故障して修復の見込みがないので、ついにパソコン
を更新した。立ち上げるのにだいぶ苦労したがようやく少しづつ慣れてきた。娘が簡単な
タブレットを買えば離れたところでもニュースや囲碁を楽しめて便利よ、というので店員に
聞いたら、店員の巧みな勧めに乗せられて、アップルのI-PADを買う羽目になった。
これは操作が難物で、ほとんど手に負えない代物だ。娘に教わりながら焦らずに徐々に
覚えていくことにした。
ヤマダ電機のスタッフが先日来宅して、パソコンとI-PADの操作上の疑問をことごとく説明
してくれ疑問はだいぶ解消された。I-PADを使いこなすカッコいい爺さんになる挑戦が始ま
る。
11、その他。
①孫の発表会(ピアノ、詩吟) ②文化財研究会、③学友との毎月の麻雀と会食、④鎌倉
十大ソバ屋巡り、⑤スポーツジム通い、⑥認知症検査再検 ⑦母の従妹との62年ぶりの
交信、⑧バイオリンリサイタル鑑賞。
PS. さいたまの旧友T・C君へ。
心配してくれてありがとう。いつも人柄をしのばせるほのぼのとしたブログを楽しみに
拝見しています。あなたも元気で来年も心温まるブログを書いてください。
お互いに余生を楽しみましょう。
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