2年ぶりのイワシメバル。    24,03,25

  釣りの記事を書くのは1年半ぶりの事である。
 1昨年は2度しか釣りに出掛けていなかったし、昨年はついに一度も行かなかった。
 言わずと知れた腰痛と、老いで自信が持てなかったためだが、今年の正月に釣り
 仲間の幹事役から年賀状でイワシメバルの計画を頼まれた。

  イワシメバルは2月と3月の2か月間だけの短い期間の釣りで、小さなシコイワシ
 (カタクチイワシ)を生餌にして海底を泳がせメバルを誘って釣り上げる、繊細で
 引きの強い釣りで、この釣りの魅力の虜になっている釣り人は多い。

  私の懇意にしている船宿は、少ない参加者でも快くOKしてくれるし、費用面も
 便宜をはかってくれる。久し振りの釣行にはいささか自信はなかったが、仲間の
 依頼に応えるため、船宿と相談して日時を調整して3月23日に6人で出船した。

  例年よりもメバルの食いがよくないと船長が言う通り、釣果は芳しくなく、途
 中でアマダイに切り替えたがやはり食いは厳しかった。
 それでも参加者6人はメバルかアマダイを1~2匹釣って坊主はいなかったのが
 せめてもの救いだった。

  私は30センチのこの日一番の大型の黒メバル1匹と、20センチのアマダイ1匹
 という貧果だったが、久し振りのメバルの強い引きを堪能した。

  心配した腰痛は軽微で、仲間たちが重いものを運んでくれたり、乗下船には手
 を貸してくれたり、世話をかけっ放しで何とか無事に釣りを終えた。
 帰宅してぐったりしたが、幸い腰痛は思ったほどには激しくなく疲れだけが残った。

  さすがにこの日は調理はせずに早々と入浴し熟睡した。翌日メバルは煮付け
 に、アマダイは塩焼きにして家内と新鮮な魚料理を堪能した。メバルの煮付けは
 絶品だった。

  娘家族にはお裾分けできなかったが、孫達からアジを食べたいと懇望されて
 いるので、そのうち体調を見計らって出かけたいと思っている。そういえば
 久しくアジの刺身やナメロウ、アジフライにはご無沙汰である。

 今年は何とか2~3回は釣りに行きたいと思っているが果たしてどうなることやら。