恒例のイワシメバル釣り。 22,03,09 昨年の6月に圧迫骨折をして以来、ほぼ9か月も釣りにはご無沙汰している。 慢性的になった腰痛が消えないし、体力も衰えていて仲間に迷惑をかけるのが嫌で、 釣りに出かける気分になれない。馴染みの船宿の船長が近くまで車で迎えに行くか ら釣りに来て、と誘ってくれるがまだその気になれない。 元勤め先の釣りクラブの仲間達と毎年3月にはイワシメバル釣りに出かけている が、彼等からは是非今年も私が懇意にしている葉山の漁師船のイワシメバル釣り の音頭をとって欲しいと切望された。 早速連絡を取った船長からは、適当なエサのシコイワシが手に入ったというので、 乗員5~6名でも特別にいつものように仕立てくれると快諾を得た。 私自身は参加するかどうか大分迷ったが、仲間たちが乗下船の荷物運びから何か ら何まで面倒を見るというのでそれに甘えて遂に出かけることに踏み切った。 不安でいっぱいの釣りだが、用心のため杖も持参しての釣りである。結局参加者は 6名になった。 先週来、暖かな天気で水温も高くなっていてメバルもヒラメも活性が高かったら しいが、ここ数日寒さがぶり返していて水温が下がってしまい釣果はいまいちに なった、と船長が申し訳なさそうに言い訳していたが、自然相手では致し方ない。 この日の狙いは前半はメバル、後半はヒラメを狙うことにして竿と仕掛けも両方 を用意し、腰にコルセットを巻き杖も用意して万全の態勢で臨んだ。 この日の釣果は、数こそ少ないが30センチもある立派な黒メバル他良型のメバル 4匹、カサゴ5匹、赤ハタ1匹だった。30センチのメバルの時には、メバル竿がギュ ンギュンとしなり、久し振りにメバル特有の引きを存分に楽しむことができた。 カサゴはすべてカサゴ好きのU君に献上した。尺メバル(30,3センチ)はめったに お目に掛かれない大物だ。 メバルの当たりがなくなったのでヒラメに切りかえたが、水温の関係か船長の言 う通り活性が低く、1時間ほどで納竿した。 懸念した腰痛は何とか持ちこたえられたが、疲れ果てたので帰宅後道具の手入れ もせずに入浴してカレーライスを食べてベッドにもぐりこんだ。船長から塩蔵ワカメ を貰ったので洗って鰹節をかけてポン酢でたべた。メバルは煮付けにした後で煮こ ごりに、アカハタは湯引きをして刺身にした。新鮮な魚はやはりうまい。家内も喜ん で食べてくれた。数が少ないので孫達一家への差し入れはしないことにした。 釣果はともあれ、久し振りの釣りの感触を味わえた事と、途中でリタイアするこ となく無事に帰宅できたことがうれしい。徐々にではあるが回復しつつあるのかも しれない。 追伸; 先日、葉山囲碁大会の初日が0勝2敗という結果だったと報告したが、その後の2日間 で4局対戦し、9段の最強対戦者はじめ4人に4連勝、トータル4勝2敗で、結局Aクラス 7名中2位という成績を収めることができた。 前日の反省を生かし慎重に対局を進め、ようやく高段者たちとの対局の雰囲気にも 慣れてきて望外の結果を得た。 しかし2局ほどやはりポカによる見損じで石を取られる不始末があり、心中アッと 叫んだが、勿論おくびにも口にも出さず、素振りも見せず淡々と打ち続け、勝敗に は影響無かったものの冷や汗をかき、まだまだ未熟だと反省した。 賞品として1000円の図書カードを貰った。釣り仲間のSさんはBクラスで1勝5敗と いう成績だった。やはり初段というランクは少し重すぎたようだ。彼は釣り名人だが、 まだまだ囲碁とゴルフは私の敵ではない。暖かくなったらゴルフで腕試しを約束させ られた。 |