次女・陽子の結婚式。   15,08,03

   炎天下の続く8月1日、めでたく次女が結婚式を挙げた。3人兄姉の末っ子で
  兄や姉とは少々年が離れている甘えん坊だが、ようやく生涯の伴侶に恵まれた。

   相手の中橋佑太君は会社の同期生・つまり職場結婚である。場所は目黒の
  高台にある瀟洒な「メゾン・ブルミェール アット・ロビンズ」というフランス料理
  の店。出席してくれた親戚、友人たちは100人を超え、愛情のこもった沢山の
  祝福を頂いた。親として誠に感謝に堪えない。

   最近の若い人の結婚式は仲人も主賓もいない例が多いそうだが、娘の場合
  も結婚式だけは神父様の前で型どおりの儀式を行ったが、披露宴は若い者達
  の独創的な演出で活気に満ちた祝宴になった。


    

   娘の幼少の時からの無二の親友が四国から駆け付けてくれたし、新郎の学
  生時代の友人たちが蛮声を張り上げて「都の西北」を唄い、神輿を担いで場を
  盛り上げたりして、それは賑やかな披露宴だった。

   幼少のころからの写真が要領よくスライドにされて上映され、幼い時の娘との
  思い出に感無量になった。決められた配席の席上には、来賓の一人一人に心
  のこもったお礼の言葉が書かれたカードが添えられてあった。この日に備えて
  2人で一生懸命式の段取りを考えたのだろう。至る所に気配りが感じられた。

   私の親戚も、家内の親戚も出席して祝福してくれた。久しぶりに和やかな語ら
  いが続いた。娘の従兄弟たちも青年になり逞しくなっていた。

   モーニングを着るのは長女の結婚式来11年振りで、この年で娘と腕を組んで
  バージンロードを歩くのは少々恥ずかしかったが、これが最後の務めなので、
  皆さんの拍手の中を無事に神父様の前まで歩き新郎の佑太君に娘を引き渡す
  ことが出来た。なんでも今日の参列者の最長老が私なのだそうだ。

   佑太君も陽子も緊張した一日だったろうけれども、終始笑顔の絶えない二人
  を見て似合いのカップルだと本当に安心した。先方の家族の方たちにも可愛が
  られていい家庭を築くよう心から願っている。

   おめでとう、二人の前途に幸せあれ!