孫の運動会。        10,10,02

    孫の”はる”が今年から逗子の聖マリア幼稚園に通い始めている。この幼稚園は家内、長男、長女が
   お世話になった幼稚園で、私にもいくつかの思い出のあるなじみの深い幼稚園である。今はいっぱしの
   大人顔をしているが、長男も長女もあどけない幼な顔でこの幼稚園に通っていた。運動会でのお遊戯
   やかけっこもおぼろげだが記憶にある。園歌と言うのだろうか、幼稚園の歌もうろ覚えに覚えている。
   孫がお世話になるのは従って3代目ということになる。

    10月2日の土曜日、孫の初めての運動会があり、娘に誘われて出かけてきた。天気は快晴、秋本番
   の運動会日和とでも言おうか。到着した時には既に校庭(?)の見物席は親子や年寄りで満席、若い
   親も爺婆さんもカメラやビデオを持って我が子我が孫がどこにいるか懸命にグラウンドの子供達を目で
   追って騒いでいる。なにせ少子化の世とはいえ、年長組、年中組、年少組の子供達の帽子の色でざっ
   と人数を数えてみたら総勢100人位の園児がいたから、同じ運動着を着た子供の中から我が子を探す
   のは容易ではない。

    かくいう我々夫婦も同様、初孫の勇姿(?)を探したがなかなか見つからない。年少組のオレンジの
   帽子だと言われていたが、みな同じような子供に見えるので遠くからではなかなか見分けがつかない。
   ようやく見つけて手を振ったら孫も手を振ってくれた。孫はお遊戯もちゃんとやれたし、かけっこも爺の
   DNAを受け継いでいて速くはなかったが一生懸命に走ったし、親子のペアの競技もなかよく出来たの
   ですこぶる上出来な初運動会だった。目立たなくともいいから人並みに、お友達と仲良くやってくれれ
   ば爺婆としてはこれ以上の喜びはない。
    幼稚園の好意で、女性や子供にはジュースを、男性には思いがけず缶ビールの無料配布があった。
   こんな嬉しい心配りのサービスに自然にほほが緩み相好を崩した孫の運動会でした。

    運動会終了後、重田家一家が我が家に寄ってささやかな夕食をともにして団欒の一日が終わった。
   この日は奇しくも娘夫婦の結婚記念日だと聞かされ、6年前の結婚式の模様を懐かしく思い出した一日
   でもありました。