長女の誕生祝。   02,02,06

  いささか旧聞になるが、先月末に近くの団地に住んでいる長女の誕生祝をやった。
 1月16日生まれなので10日ほど遅れの誕生祝となった。

  娘のご亭主が出勤し孫2人が学校に行ったあとの息抜きの時間を利用して、家内と娘
 と3人のささやかなランチである。毎年やっているので、娘から今年はいつやるの、と催促
 され、少々遅くなったが地元葉山の隠れたおいしい店を2~3候補に挙げた。

  一昨年は寿司屋、去年は天ぷら屋にしたので、今年はひそかにかねて評判のイタリア
 料理屋に目星をつけたが、、娘の希望を聞いたら、ウナギか寿司がいいというので、家内
 の意見も取り入れて、一昨年とは違う寿司屋に決めた。

  この寿司屋は「吉兆」という名前だが、例の大阪の有名店「吉兆」とは縁もゆかりもない
 らしい。紛らわしい名前だが、商標登録権、つまり知的財産権はどうなっているのだろう?
 などとつまらないことをあれこれ疑問に感じたが、まあいいか、美味しければそれでいい
 やと、詮索を中断してよもやま話に切り替えた。

  家内はこの店からよく出前を取るので、ご主人とも女将さんとも顔見知りで、仲良く親し
 げに挨拶を交わしていた。家内は葉山のたいていの店と顔見知りで顔が広い。私とは真
 逆である。、行く先々でいろんな人に声を掛けられて立ち話に話が弾む。娘と私はいつも
 挨拶が終わるのを待つことになるので、二人で家内の陰口をいう羽目になる。これはい
 つもの光景である。

  さて吉兆のランチだが、これが値段もリーズナブルでなかなかうまい。地元産のアジや
 ヒラメの握りは新鮮でおいしく、特に板前のご主人自慢の卵焼きは絶品だった。

  店の2階のテーブル席は眺めも良く、15人ほどで満席になるこじんまりとした部屋で、
 希望があれば貸し切りも可能との事なので、正月の家族の集まりなどに手ごろだと話題
 になった。

  また、ネタや道具類を一式持参して出張料理も致しますとPRされ、家内と娘はすっかり
 その気になっていた。いつものことだが、外食に出かけるときにはいつも私の運転なので、
 アルコールは飲めない。出前出張なら家でくつろいで、思う存分寿司ネタを肴に飲めるで
 しょう、と娘にナゾを掛けられた。

 おいしい寿司を食べながら「お茶」を飲んで、孫抜きの親子3人の水入らずの語らいでした。