新年挨拶。                   14,01,11

   正月7日の松の内を過ぎて今更だが、明けましておめでとうございます。
  今年初めてのHPご挨拶です。少し遅れましたが正月の出来事を2つ記述しておきます。

  1、我が家の大晦日と元日風景。
   東京で生活していてなかなか帰宅しない長男と次女が相次いで30〜31日に帰宅し
  恒例の年越しを迎えた。
   暮れに三崎のマグロ市場で買っておいた本マグロの中トロと赤身、メバチマグロの中
  トロ、伊勢海老、筋子、イクラ、キンメの干物、数の子、小田原の蒲鉾と伊達巻、ネット
  で予約しておいた「森公美子のおせち」、それに我が家で作った若干のおせち、煮しめ、
  昆布巻き、卵焼き、などが我が家の大晦日から正月を迎える食糧になる。

   年越しそばは恒例の私の手打ち蕎麦、元日は具だくさんの田舎風のお雑煮、あんこ、
  ゴマ、キナコ、納豆、大根おろしなどの多彩な餅料理が我が家の正月料理である。

   晦日にはマグロの鉄火丼を中心におせちにも手を付け、用意した樽酒と年越しそば
  で紅白を見て除夜の鐘を聞いた。元日にはお屠蘇と餅とおせちでご機嫌になった後、
  これも恒例になっている森戸神社に全員で初詣をして今年の無事息災を祈った。

   長女家族4人が1泊で年始に来て賑やかな夕食になったが、今年あたりから次第に
  話の輪の中心には孫2人がいて、食後のババ抜きや7並べなどトランプ遊びも主役で、
  もう一人前の腕前になっている。「神経衰弱」などは孫2人は得意で、昔得意だった私
  はもうかなわない。ババは目を細めっぱなしである。息子と次女が姪にいくらお年玉を
  やろうかと相談しているのが微笑ましい。

   かくしてあっという間に正月が過ぎ、皆それぞれ自分の棲み家へ帰って行った。我が
  家は喧騒から解放され、また元通りの老夫婦だけの静寂と侘しさが戻った。
     ”来るもうれし 帰るもうれし 孫ふたり ”

  2、検査入院。
   医者に告げられていた心臓のカテーテル検査のため、松の内を過ぎた8日から2泊
  3日の検査入院をして10日にようやく退院した。心筋梗塞を発症して4年になり狭心症
  で再度カテーテル検査をして2年になる。昨年11月にCT検査、RI検査をしたが梗塞
  部位が2か所あり、内部の血流を詳しく調べるためカテーテル検査が必要と診断され
  たための入院である。

   入院初日には心電図、採血等の事前準備、検査当日は所要時間は1〜1,5時間と
  云われていたが順調に終わり45分程度で検査は終了した。

   右腕の手首の血管から心臓を取り巻く冠動脈まで細い針金を通し、針金の先端から
  造影剤を放射して、冠動脈の血流状態と梗塞の有無をモニターテレビ画面で検査する
  のがカテーテル検査である。

   手術台から解放され、担当医から検査結果を知らされる一瞬は緊張の瞬間である。
  吉と出るか凶と出るか。先生の口から出たのは幸い「吉」だった。

   冠動脈の先端に2か所の梗塞個所があることは以前から判っていたが、今回の検査
  結果では2年前の状態と変わらず、梗塞が進行していないので今まで通り薬物療法を
  続けますとの診断だった。場合によっては2度目のステント装着もありえたが、当面そ
  れは回避された。しかし動脈硬化が進行すると心筋梗塞を再発する危険があるので、
  動脈硬化の予防と血糖値の管理を充分にするよう指摘された。
   1〜2年後にまたカテーテル検査をやり、いずれは2度目のステント装着も考えられる
  との事だった。

   3日間付き添った家内と、心配してくれた子供達と孫に報告したら、皆喜んでくれた。
  まずは正月早々、めでたしめでたしだった。