節分、恵方巻き。                     11,02,03

   節分の夜に太巻きのお寿司を作り、東南の方角(恵方)に向かって目を閉じ、一言も喋らず太巻きを
  丸かじりすると願いがかなうという風習は、いつどこで流行ったものか私は知らない。,江戸時代に上方
  (大阪)で流行したと聞いてことがある。少なくとも私の幼少時代には私が無頓着だったせいもあるが
  聞いたことも無かった。だから太巻きを何故恵方巻きというのかも私は知らない。しかし「福は内、鬼は
  外」と豆まきをして、恵方巻きを食べる習慣は大分前から我が家のもっぱらの大切な行事になっている。
   今日は節分。孫のはるちゃんがジイジイと一緒に恵方巻を作るのを楽しみにしているというので久し
  振りに腕を振るうことにした。午前中は料理教室のパン作りで半日つぶれ、夕方から寿司の下準備開
  始という一日中料理に振り回された主婦並みの忙しさだった。作業分担は恵方巻と細巻きがジイジイと
  はる、お稲荷さんは娘とすず、バアバアは台所の後片付けである、美味しそうなお寿司が沢山出来た
  ので、風習に従って東南に向かって目をつぶりみんなで太巻きを丸かじりをした。今更私には大それた
  願いは無い。月並みだが「元気で仲良く」がささやかな願いである。みんなはどんな願いを込めて恵方
  巻を丸かじりをしたのだろう。孫のはるは上手な手つきで寿司作りを手伝ってくれた。手付きを見てい
  ると、将来楽しみな家庭料理の料理人(?)になる片鱗が垣間見えた。

 孫との合作です。
 太巻き、細巻き、
 お稲荷さん。

 太巻きの具;
 かんぴょう、デンブ、
 卵、ほうれん草、
 干し椎茸。

 細巻きの具;
 きゅうり、かんぴょう、
 干し椎茸。