骨折5か月経過。        21,11,04

   6月9日にイサキ釣りの最中に第4腰椎を圧迫骨折してから早くも5か月が経過した。
  その間介護ベッド、介護用具の搬入や介護申請、整形外科での注射、リハビリなど
  あわただしい時間を過ごし、ようやく杖を使えばそろそろ歩きの外出もできるように
  なった。

   しかしまだまだ回復には程遠く、特に朝方の起床時には耐えられない痛みが続き、
  起き上がりや衣服の着替えには家内の手助けが必要になる。

   10月末には全快してゴルフや釣りができるかと希望を持っていたが、これでは当分
  その願いはかなえられそうにない。だいいち、歩く姿は背中が前かがみに曲がって、
  歩幅が狭くなり、杖をついて休み休みのよちよち歩きでは到底ゴルフどころではない。

   現在の治療は、もっぱら整形外科で週3回のリハビリ訓練と、骨密度維持のための
  週1回のテリボン注射、痛み止めの麻酔入りの注射と定期的な医者の診断だが、医者
  からは家で閉じこもってばかりではなく少しずつ外出して歩く訓練をした方がよいと
  指導されている。

   我々夫婦は今年が結婚50周年なので、50年前に新婚旅行に行った九州、特に天草
  と長崎を中心に温泉巡りをしようと計画を練っていたが、こんな体になってはあまり
  歩き回る旅行は無理なので、急遽、ふるさと探訪に切り替えることにした。

   故郷の宮城県、高校生活を送った母親の実家の一関にはもう何年も行っていないし、
  84歳にもなった老人にはこれが今生の別れになる最後の田舎訪問かもしれない。
  九州をやめて故郷訪問に切り替えたのはおそらく正解だろう。

   一関では従兄弟達が集まって従兄弟会をやってくれることになった。参加者12名、
  一関名物の餅御膳を食べながら何年かぶりの歓談だが、リーダー格だった同い年の
  従兄弟が入院中で欠席なのが寂しい。

   餅御膳は9種類の餅が出るそうだが、懐かしい餅が並ぶのだろう。男衆は車の運転
  があるのでアルコール抜きの従兄弟会だそうだ。皆70歳から80歳なのでどんな話題
  になるのだろうか、おそらく各自の病気の話題に終始するのだろう。

   往路に「日本秘湯を守る会」会員の福島の高湯温泉安達屋、帰路にこれも「秘湯
  の会」会員の宮城県の青根温泉不忘閣に宿泊してゆっくりと湯に浸かり、腰を温め
  てリハビリ効果を期待することにした。

   特に高湯温泉安達屋の野趣たっぷりの露天風呂と囲炉裏で食べる朝夕食は、秘湯
  というにふさわしく、5年前に車で水戸の偕楽園~高湯温泉にドライブして以来2度
  目の訪問だが、私のお気に入りの温泉なので楽しみである。

   折角の3泊4日の旅行だが、温泉で体を休めることと従兄弟たちとの語らいが目的
  なので、秋の紅葉などの行楽の楽しみはすべて諦めて、歩くことは最小限にとどめ
  ることにした。少しでも効果があり回復が早まることを期待している。

   T・C君へ

   久し振りのブログ拝見。元気かな~と少々心配していたが元気そうでホッとしま
  した。ポッキーをかじりながらハイボール片手にPCでZOOM懇親会なんて羨ましい
  限りです。微笑ましい姿が目に浮かぶようです。

   ましてハイボールをキーボードにこぼして故障し、結局は中古PC屋から中古PC
  を買って自分で設置したとは只々驚きです。

   また新しいPCに古いデータを自分で入れ替える技を持っているというのも驚き
  で、これ等は私には全く出来ない別世界の技なので驚く他はない。若い者なら当
  たり前でも84歳にもなってそんな離れ業を持っている博識ぶりに感服しました。

   私は情けないことに、PCを購入する時の機種選択や、自宅への設置、初期化
  からデータの入れ替えまですべてを大枚を払って業者に丸投げなので、恥ずかし
  い限りです。

   まあともかく元気そうなので一安心しました。冒頭に記載したように、久し振り
  に一関に行ってきます。見納めになるかもしれないので、一関の風景を瞼に刻ん
  できます。同級生たちはどうしているのだろうか。
  
   何故かコロナが下火になっているが、理由もわからず下火になったという事は、
  またある日突然理由もわからず増加に転ずるかもしれないという事です。
  お互い油断せずに注意して、元気に良い正月を迎えましょう。