お花見。 ![]() 三浦海岸の河津桜が満開だと聞いたので早速花見に出かけた。 日曜日の、それも気温20度のポカポカ陽気なので道路は大渋滞、普段なら 30分で行けるのになんと3時間近くもかかる羽目になった。 おまけに駐車場探しにひと苦労し、遂に昼食抜きになってしまった。日曜日 なのである程度予想はしていたものの、電車で来ればよかったと後悔しきり だった。電車なら我が家から小一時間もあれば到着できる。先を見る勘が衰 えている証拠だ。 見物客の行列の波も途切れることがなかった。三浦海岸の河津桜は静岡 県の河津町から譲り受けて植樹したもので、京急沿線沿いから小松ヶ池まで、 約1000本植えらている。ピンク色の河津桜は今が満開で丁度見頃だった。 散策路に植えられた菜の花もほぼ満開で、青空と、黄色の菜の花と、ピンク 色の河津桜が見事なコントラストを見せていた。 いいカメラを持った人達が思い思いのアングルでシャッターを切っていた。 私の古いデジカメで、しかもセンスのないカメラ技術ではとてもこの素晴らし さは表現できない。三浦はもう春満開である。 小松ヶ池には沢山の露店が並んでいて、見物客が行列で買い物を楽しん でいた。外人客が器用に焼き鳥をほほばっていた。我々は昼飯抜きだった ので、大判焼きと味噌こんにゃくの串刺しを食べて空腹を満たした。 三浦の一帯は一面に畑が広がっていて野菜の栽培が盛んである。三浦 大根がその代表だが、青首大根も良く知られている。 畑の一角で1本100円で大根の引き抜き体験をやっていたので、1本だ け買った。他に露店で珍しく「川エビ」が並んでいたのでこれも買った。 今晩は川エビと大根おろしで一杯やる魂胆である。 わざわざ伊豆の河津まで出かけなくても十分に一足先に春の訪れを味 わうことが出来た。 来月には水戸の偕楽園に観梅に行く予定。5年前の2011年3月11日 14時46分、あの東日本大震災の時、私は翌日の水戸偕楽園に観梅に 行く弁当作りに余念がなかった。家内と娘は外出中で一人だった。突然の 揺れで仰天したが、あの大地震と津波だから当然1泊旅行は取りやめに なった。偕楽園も被害に遭い、宿も当然キャンセルになった。 あれから5年がたち、ようやく今年は偕楽園に行く。金沢の兼六園、岡 山の後楽園と並ぶ天下の名庭園だから、家内はどうしても行きたいという。 梅も多分見頃だろう。 50年前に会社の仲間と偕楽園に観梅に出掛けているから私は2度目 になるが、印象はとうの昔に消え失せている。昨年見た鳥取の足立美術 館の見事な庭園、素朴な岡山の後楽園と比べてどうなのだろう。今から 楽しみである。 |