冬の珍事。  14,02,16

   葉山に雪が降ることはめったにないが、数年に一度は3月ごろに大雪が降ることがある。
  しかし今年の雪は葉山に住んで40年間で一度もお目にかかったことがない大雪だった。
  ニュースでは各地に記録的な大雪が降り被害が続出していると報じられた。交通網が寸
  断され、車は降雪で立ち往生して大渋滞となり、民家は屋根の崩落、雪崩、倒木で死傷
  者が多数でた。

   我が家も8日の大雪に続き15日にも再び大雪に見舞われた。子供のころ雪掻きをした
  経験があるのでこんな時にはたとえ腰痛を抱えている老人でも手慣れたものだ。
  8日の大雪ではスコップと塵取りを引っ張り出して玄関前と自宅前の道路の雪掻きをし、
  前夜には吹雪の中を2階のベランダに積もった雪を夫婦で掻き出しておいた。

   ようやく大仕事を終えて1週間後の15日、またまた写真のような大雪に見舞われた。
  我が家のベランダは雪の吹き溜まりになっていたので高く積もったが、少なくとも屋根で
  30センチ、ベランダで40センチは優にある積雪だった。夫婦で数時間の雪掻きはさすが
  に重労働で、遂に腰痛が再発して途中でダウンしてしまい、大半を家内任せにしてしまっ
  た。

   娘と孫から電話があり、4人家族でカマクラを造って中で遊んだと嬉しそうに報告があっ
  た。孫たちは初めての雪に大喜びしたことだろう。家の前の雑木林ではカラスやタイワン
  リスが飛び回っている。あの大雪でどこに避難していたのだろう。まるで雪がやんだこと
  を喜んでいるようだ。

   20014年、40年ぶりの葉山の冬の珍事である。