夏の家族団欒2題。 16,08,15 お盆に入って故郷に帰省する人々で、飛行機、新幹線、高速道路は混雑して いる。帰る故郷のない私は、遠出はせずに近場で夏を過ごすに限る。 例年の事だが、この時期には孫達を連れて観音崎ホテルでプールとバイキン グを楽しむ事にしている。また、家族一党で墓参りをして鰻を食べるのも恒例に なっている。 1、観音崎。16,08,10 孫2人は夏休み真っ最中で、海水浴の日焼けで顔も体も見るからに健康色だ。 宿題も順調に進んでいるというので、今年も観音崎ホテルに出かけた。ホテルの 隣には海水浴場があり、その近くには横須賀市の美術館がある景勝の地だが、 暑すぎるので海水浴は今年は勘弁してもらった。 バイキング料理は他のホテルでも食べさせたが、何故か孫2人はこのホテル のバイキングが気に入っている。どうもここのスイーツがお気に召しているようで 何度もお代わりをしにスイーツのコーナーに行く。 バイキングとスパのセットで、大人3,300円、子供2,200円だからお手頃の 料金で、孫の食べっぷりは大人料金並みでお釣りが来るくらい元が取れている。 私はこの所食欲がなく、日本蕎麦やサラダ、スープなど軽いものだけにした。 スパのプールサイドに裸で寝そべって東京湾に浮かぶ釣り船を見ていると何と も気持ちが良くてついつい居眠りをしてしまう。 釣り船は多分太刀魚かアジ釣りの船だろう。そういえばここ最近釣りはご無 沙汰しているナ、と思っていたら帰宅途中で仲間から早速太刀魚の誘いが来た。 それはともかく家内と娘と孫2人との水入らずの夏の思い出作りの一日だっ た。孫達はこの日の事を宿題の絵日記にするとはしゃいでいた。 2、墓参りと会食。16,08,14 前日に息子が8か月ぶりに帰宅した。正月とお盆の時しか帰宅できない多忙 な息子だから、墓参りの後いつも鎌倉の老舗鰻屋「茅木屋」で好物の鰻を食べ させるのだが、今年は娘2人の連れ合いと孫、総勢9人が一緒に我々夫婦の 菩提寺の北鎌倉の光照寺と建長寺で墓参をすることになったので、大勢で一 緒に会食できる鎌倉の中華料理店「銀座アスター」で1室を予約して昼食をとる ことにした。 9人もいると食べ物も壮観で、次から次にアラカルトの単品が運ばれてきた。 勘定は年寄り払いに決めているので子供たちは遠慮がなく注文する。 9人揃って外食するのは、2年前の喜寿の祝いを子供達が私に内緒で企画し て、帝国ホテルで食事会、その席上それぞれが私に喜寿祝のプレゼントをして くれて以来である。 新婚の末娘夫妻は明日、宮古島に旅行をすると楽しげに話していた。上の娘 夫妻は家族4人で静岡の十里木でキャンプをしてきた話題を、息子は相変わら ずの研究生活と韓国での研究論文発表会の模様を、我々夫婦は最近の我々 の健康状況や日頃の地味な日常生活を披露した。 みんながそれぞれ健康で自分たちの生活基盤を確立して過ごしてほしい。 あと何回このような集まりが出来るか、口には出さないがフト感傷にふける 一瞬があった。来年は満80歳の傘寿を迎える。 |