胆嚢炎紆余曲折。 20,10,01 なんだかんだ言って1か月もHPのアップをサボってしまった。 高校時代の友人にブログのアップを催促しておきながら、自分はかくの如くの体たらくである。 言い訳がましいが、ようやく季節が秋めいてきたというのに、コロナ禍でstay homeを余儀な くされ、さらには5月から9月までは病院通いに明け暮れた。 数えてみたら、5月は入院を含めて4回、6月7月各1回、8月は入院を含めて3回、9月は入院 を含めて4回も同じ病気で横須賀市民病院に通った。 すべて胆嚢と心臓の検査・治療のためで救急車で2回も搬送された。そのほか持病の糖尿 で、隔週かかりつけのNクリニックに通い、脳波の検査で脳クリニックにも通院した。 すべては5月22日の緊急入院から始まった。 第一幕。急性胆石症。 5月22日の夜中に突然の胸の痛みに苦しみ、すわ心筋梗塞の再発かと葉山ハートセンター に救急車で搬送された。応急の心電図検査では心臓ではないと診断され、翌23日朝にかか りつけのクリニックの紹介状を持って市民病院に行き、CT等の検査結果、急性胆石症と診断 された。放置しておくと慢性胆嚢炎になり肺血症で重篤になるから早目の処置が必要と宣告 された。 胆石は胆嚢を切り取る手術が最善の治療だといわれ。翌々日の25日市民病院入院した。 しかし胆嚢の周辺が火事場のように荒れていて腹腔鏡手術で胆嚢を切除することは出来ず、 即、開腹手術をするか、腫れが収まってから後日腹腔鏡手術で胆嚢を切除するかの選択を 迫られたので、痛いのが嫌いで臆病者の私は当然ながら後者を選択した。 開腹手術は20センチもの傷ができ回復が長引くのに対し、腹腔鏡手術は4個の小さな穴を あけて内視鏡で胆嚢を切り取り穴から引き出すだけで済むので、痛みも少なく傷跡も小さく 回復も短時間で済むという最近の主流の術式である。 25日の入院から7日間、抗生剤、点滴でようやく腫れが引けて落ち着いたので退院した。 6月10日と7月29日に担当医の藤原DRの診断、CT,心電図、血液検査を行い手術に備えた。 8月5日藤原DRの診断で、胆嚢が収縮して硬くなっているので腹腔鏡手術は難しく、手術中 に開腹手術に切り替える可能性が大きいといわれ落胆した。 8月21日藤原DR診断、CT、足の血栓確認、手術日を8月24日入院、翌25日手術に決定。 8月25日手術日当日、手術着に着替えて手術室に入り、手術台で背中に痛み止めの注射を したとき、突然心臓付近に激痛が走り手術を中断。外科医、麻酔医、心臓外科医の3人が 協議して心臓の検査を優先することに決め胆嚢手術は中止して翌26日に一旦退院した。 第2幕。心臓カテーテル検査。 9月2日、同病院心臓医寺坂DR診断、9月9日CT、,エコー検査。9月14日寺坂DR診断。 9年前のステント周辺の血管に梗塞の疑いあり、カテーテル検査で詳細把握が必要と診断 された。カテーテル検査は9年前の心筋梗塞発症のときと3年前の発症でステントを入れた ときに3回やっているので今回が4回目になるが、過去3回は横須賀共済病院と葉山ハート センターなので、市民病院にはデータがない。どこで検査をするか紆余曲折があったが、 結局、初めて市民病院でカテーテル検査を行うことに決めた。 9月28日入院。翌29日カテーテル検査実施。 心臓カテーテル検査とは、あらかじめ針を刺す場所に局所麻酔を行い。針で開けた手首の 穴から、冠動脈の内部に細いカテーテル(柔軟な合成樹脂製の管)を挿入し、造影剤を流し 心臓の冠動脈を撮影して血栓の有無と血管のつまり具合を調べる検査。 通常は40~60分かかるが、今回の検査時間はわずか20分ほどで終了した。 。 検査終了後、寺坂DRから検査結果の説明があり、心臓内の血管は正常に機能していて 異常は認められず、胆嚢手術には十分耐え得るとの診断でホッとした。 翌30日、心臓医から連絡を受けた胆嚢手術担当の藤原DRの診察。胆嚢手術の日取りを 2週間後の10月14日に決めることにしてCT、血液検査、心電図測定。 以上がここ4か月強の病院通いの状況だが、帰宅後家族と相談の結果胆嚢手術は11月~ 12月初旬に実施する予定にした。従って第3幕の幕開けは「胆嚢除去手術」という事になる。 第3幕で病気遍歴の幕引きになるかどうかはまだまだ予断を許さない。 今度の胆嚢手術では、2度目の手術台になるが、背中に注射されて前回のような痛みが あってもも絶対に我慢をしてギブアップしない事。痛みに我慢のできない臆病者、と笑われ ないように覚悟しておこう。 今度は心臓の心配はなく、医者から太鼓判を押されているのだから、手術中に突然心筋梗 塞を発症するなどの恐怖心は起きない筈だ・・・。 |