ひな祭り                           10,03,03

   娘と孫二人が我が家にやってきた。言わずと知れたお節句の散らし寿司が目的である。孫達の元気のいいこと。
  ばたばたと足音高く駆け寄ってきて”ジイジイ!”と黄色い声をかけられると、いかなる偏屈爺でも目を細めようとい
  うものだ。そうでなくても少し沈滞気味の老夫婦だから、突然元気のいい無邪気な孫達に闖入されては、おちおち
  新聞など読んではいられない。絵本を読んでやったり、おもちゃで遊んでやったり、カルタ遊びをしてやったり、しば
  らくは大忙し、大童の時間である。数日前から今日の来宅が決まっていたので、私は夕食の準備(散らし寿司)の
  下拵えを午前中から取り掛かった。かんぴょう、しいたけの甘煮、れんこんの甘酢煮、えびの甘酢漬け、まぐろの
  づけ、はんぺん入り厚焼き玉子、錦糸卵、茹でた菜の花、すし飯。その他飾り用としてイクラ、デンブの用意である。
  支度万端を整えて午後2時過ぎに孫達の来訪となったわけである。散らし寿司の盛り付けを早々に片付けて夕食
  前の孫との遊びは、今日はパソコンで漫画アンパンマン遊び。はるもすずも大喜びで画面を見つめて指差して遊
  んだが、やっとすずが”ジ・ジ”と私のことを呼んでなついてくれたのが嬉しい。夕食は娘婿の分も含めて7人分の
  散らし寿司だから作るほうも大変だったが、みんなに美味しい美味しいと言われると、ついつい猿はまた木登りを
  したくなる心境になるのでありました。
  散らし寿司の米は3合にしたが瞬く間にすべて
  売切れになる好評でした。

  この大皿が3枚ですよ。材料費も馬鹿にならな
  いが、手間賃が高いよ!
  しばらく孫の写真は載せなかったが大きくなったでしょう。
  はるは3歳7ヶ月、すずは1歳4ヶ月になりました。