1.6.5.2 天候・気象のデータベース    目次へ

 農作業は,天候・気象によって大きく左右されるので,これらのデータは農作業計画にとって不可欠なものである.

 これらのデータベースは,すでに気象庁でつくられている.そのうち,農作業に関係するデータ,たとえば,日長時間,日照時間,雲量,雨量,温度,湿度,霜・雪等のデータを,各地域ごとに簡潔なデータベースとしてまとめておくと,農作業計画で有効に利用できる. 一例として,各地の月平均日長時間[1]を示し,これをもとにして,日長時間から食事や休憩時間(約1日3時間)を差引いて,一日の作業時間を設定することなどに用いられる.

 また,各地の月別屋外作業可能日数の表などがまとめられているが,ここでは,各地の月別機械作業日数率[2]を示す.

この表は,機械作業の可能日数を推定するため,屋外作業可能日数をもとにして,降水量10 mm以上の日数,晴曇天の日数,積雪日数を考慮して月別機械作業可能日数を推定し,これを各月の日数で割った値を,月別機械作業可能日数率として%で表したものである.

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[1] apx.1652a月平均日長時間

[2] apx.1652b月別機械作業日数率