1.6.2 データベースとは        

 データベースとは,多くの人々が情報データを利用できるように総合化された共用ファイルである.ここでは,近年普及の著しいパーソナルコンピュータを用いたリレーショナル・データベース(RDB)について述べることにする.

 通常のデータや表を,コンピュータのメモリー(記憶場所)に集録したものがファイルである.種々の目的に応じて,多くのファイルがつくられるが,RDBでは,ファイル間のデータの重複のないデータベース(ファイル)を作成し,それを管理システムと処理プログラムで運用しようというものである.

 RDBでは,ファイル設計を必要とせず,データの入出力が便利で,項目の設計や編集・検索・並べかえ等の処理も初心者レベルで行うことができ,良くできた処理プログラムを使用するときは,コンピュータの知識なしでもデータベースを利用することができる.

 データベースの内容は,一口でいえば,横に各項目が並び縦に各データ(各項目ごとの)が並んでいる一覧表であるといえる.

 項目数の制限は,32400dBASEVでは128)であり,レコード数(各項目のデータの並び)は10億まで可能といわれ,通常のデータベースの容量として十分な機能をもっている.

また,各項目のデータの形態としては,文字型,数値型,論理型などがあり,データの大きさは,文字数あるいは桁数で定められる.

 演習問題 1.6.2

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