CVM:仮想評価法:contingent valuation method 戻る 総合化調査事業へ戻る
CVMは、人々にアンケートなどを利用して環境資源が改善(あるいは破壊)されたときを仮想的に想定し、この環境改善(環境破壊)に対する支払意志額(willingness to pay: WTP)や受入補償額(willingness to accept compensation: WTA)を直接聞き出し、それをもとに環境資源の貨幣価値を評価する方法である。1)
CVMの信頼性:アンケート結果のバイアス
CVMの質問方法:1)自由回答方式
2)付値ゲーム方式
3)支払いカード方式
4)二項選択方式(dichotomous choice CVM)
文献1) 環境の価値と評価手法〜CVMによる経済評価〜
著編者: 栗山浩一
出版社: 北海道大学図書刊行会
刊行年: 1998.12
ISBN: 4-8329-6011-3
MBN: MJ99005301
大きさ等: 22cm 279p
金額: \4,700
2) 環境評価の政策利用〜CVMとトラベルコスト法の有効性〜 叢書名:明治大学社会科学研究所叢書
著編者: 竹内憲司
出版社: 勁草書房
刊行年: 1999.3
ISBN: 4-326-50160-X
MBN: MJ99024082
大きさ等: 22cm 158p
金額: \3,000
3) 公共事業と環境の価値〜CVMガイドブック〜
著編者: 栗山浩一
出版社: 築地書館
刊行年: 1997.11
ISBN: 4-8067-2189-1
MBN: MJ97126348
大きさ等: 22cm 174p
金額: \2,300
4) 農がはぐくむ環境の経済評価〜CVM〜
著編者: 藤本高志
出版社: 農林統計協会
刊行年: 1998.1
ISBN: 4-541-02319-9
MBN: MJ98006943
大きさ等: 21cm 168p
金額: \2,100
5) 矢部光保(1991).都市住民による保険休養機能評価――CVMによる環境評価手法の適用.多面的機能の総合的分析研究(平成3年度):農業環境技術研究所,47-62.
6) 矢部光保(1992a).コンティンジェン評価法による環境調査技術の適用(特別研究:農林地のもつ多面的機能の評価に関する研究資料).農林水産技術会議:多面的機能資料,6,143-157.
7) 矢部光保(1992b).農山村のもつ保険休養・環境教育価値の経済評価――山村留学と農山村の自然環境保全について(特別研究:農林地のもつ多面的機能の評価に関する研究資料).農業総合研究所,6,125-177.
8) 矢部光保(1995a).環境評価手法とオプション価値の推計.農総研季報,27,17-34.
9) 矢部光保(1995b).山村留学へのコンティンジェント評価法の適用によるオプション価格の推計.農林業問題研究,31(2),60-67.
10)矢部光保・合田素行・吉田謙太郎(1995).低投入型農業のための農家補償額の推計.農業経営研究,33(3),25−34.
11)矢部光保:税再配分と特別税によるCVM評価額の比較─米国における地下水の保全価値への適用─農業総合研究、52−2