中学生時代をもう一度、聞き直してみたい。なぜ、中学二年生の歌が爆発的な大ヒットにつながったのか。そして誰もが記憶に刻み込まれた「いがぐり頭」と「せんせい」の歌詞・メロディー。森昌子と言う歌手は、このイメージが多くの国民に刷り込まれている。
中学三年生の「オリジナル・ヒット・アルバムT」(一九七四年一月)に次のような、フジテレビのプロデューサの言葉が記されている。
「昭和四七年六月二五日に『せんせい』でデビューしてから、早いもので一年半が過ぎてしまった。あの『せんせい』の大ヒットが、ついこの間のように思えてならない。めまぐるしく動いている、今の日本、美しいはずの日本の風土も、何か汚れたようで、そして、ほんとうに、心がなくなったような生活の中で、森昌子の歌う一連のヒット曲は、なんともいえない日本の郷愁を漂わせているのだ。
けっして浮ついた趣ではなく、なにも理屈付ける必要もない程に日本の味を漂わせているのだ。
私は、そういう意味での森昌子を、非常にたいせつにしているし、これからもたいせつに見守っていくだろう。
すぐに忘れてしまうような歌の中で、ひときわ、落ち着いた、歌謡曲のジャンルを確保しているのではないかと思うのだ。けっしてではなく、それでいて日本人の心の奥にある真心を感じさせてくれる…」
このヒット・アルバムはデビューから中学三年生の十月発売の記念樹まで、シングルレコードA、B面を網羅している。なぜ、人々は中学二年生の歌う歌に熱狂したのだろうか。今も、彼女の歌に、郷愁を誘うものが感じられるだろうか。
YouTubeから
森昌子「オリジナル・ヒット・アルバムT 記念樹 せんせい」から
せんせい https://youtu.be/3oeJrMAuPx8(レコード)
http://youtu.be/uuzF0QggXeA (紅白歌合戦の動画)
https://youtu.be/lz9aFcdtB-c (新人賞の動画?) http://youtu.be/A8bSuHnO48k (十八歳の動画)
https://youtu.be/cPN7z4AsWQA (ももいろクローバとのコラボレーション動画、初めて見ました)
太陽の花嫁(B面)http://youtu.be/GpObtHK7p14
同級生 https://youtu.be/ZMK0jvi26Ms
初恋の赤い傘B面) http://youtu.be/jITBA3XK5Zg
中学三年生 https://youtu.be/1ClQZXyKtWs (レコード)
http://youtu.be/yezMWeEeE4M (一九八一年の動画) http://youtu.be/c_oIFSGaBb0 (一九八六年六月)
少女が石段のぼる時(B面) http://youtu.be/zxF1mdqbpew
夕顔の雨 https://youtu.be/b0m1WdFo118 (レコード)
http://youtu.be/MMNPJATg9MI (一九八一年動画)
待ちぼうけ(B面)YouTubeなし
白樺日記
http://youtu.be/gm9SfzbXmew (レコード) http://youtu.be/6P4ZrNu7OUs (一九八一年動画)
お兄さんみたいな人(B面) http://youtu.be/TLWPyPf-ljo
記念樹 https://youtu.be/olI-W6OFiC4
http://youtu.be/an8N0bVqBps (二十、二十一才の頃の動画、何かニコニコしているね)
http://youtu.be/tLmuS7RMUvs (一九八六年動画) https://youtu.be/_whevBK3u_I
(再デビュー後)
さびしがりや(B面) http://youtu.be/57WjwYdVxEw
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