森昌子を始め演歌歌手というのは、多くのカバー曲を歌っている。それは演歌がよく似た言葉で、よく似たメロディーで歌に共通性があり、失恋や恋愛感情を抽象化・一般化して歌っているため、歌手の個性を出し易いからだろうか。
森昌子の場合、アルバムではオリジナル曲とカバー曲が半々程度の割合で発売されている。ことにアルバム「〜歳の演歌」シリーズはカバー曲集ながら、十六歳から二十一歳まで毎年発売され、森昌子のテレビで見せるPOPな歌声とは違った、演歌主体の歌声を披露しており、十〜二十代初期の歌手生活のもう一本の柱を形成している。
ここで取り上げるアルバムは、十八歳〜二十歳の「演歌シリーズ」と二十代後半のカバーアルバム「森昌子 艶華十二」(一九八四年三月)及びアルバム「日本のうた〜森昌子十五周年記念 三枚組」(一九八六年一月)である。
前回、森昌子の高校卒業後のシングルレコード二枚を取り上げた。今日は、高校卒業後のアルバムのうち、その年の七月発売のアルバム「十八歳の演歌」(一九七七年七月)を取り上げたい。
このアルバムのうち、「波浮の港」は、十月二十二日に『僕の葬送曲』と言う題名でこのブログで取り上げた。今も、この曲が頭の中を占めている。とても魅力的だ。歌の上手さ、音楽的なセンスなら、ソプラノ歌手や倍賞千恵子のほうが上手いだろう。でも、その当時の島の娘さんの悲哀や情緒を自然な感じで、その雰囲気に合わせて歌っていると思うし、きれいな声と素朴な感じが昌子らしくもある。
このアルバムでは、ほかに「長崎物語」もいい。声と曲がとても合っていると言うのか、高音部の繊細さ、きれいさが際立っている。長崎と言う異人街がまざまざと浮かび上がってくるようだ。
その他、「お別れ公衆電話」も好きな曲だ。これを聞くと背筋が伸びてくるような印象だった。この曲は、五枚組みCD BOX「うたひとすじ」中の懐メロ編に収録されていて、『…お月さんこんばんは、南国土佐を後にして、お別れ公衆電話、北上夜曲、川は流れる、ああ上野駅…』の順番で聞いて、何度も感動したのを覚えている。
YouTubeから
SIDEA
長崎物語 http://youtu.be/tK1bU1Q4Gmw 祇園小唄http://youtu.be/TsNVVEL16Js (動画)
お別れ公衆電話 http://youtu.be/Ckb6DCQOvxY 野崎小唄 http://youtu.be/Eplc1MTveJo
かえりの港 http://youtu.be/Jl8sfjjbqKk 東京の花売り娘 http://youtu.be/hOp7JN_xIC8
SIDEB
下田夜曲 なし 波浮の港 なし
http://youtu.be/NpAn5mxRxEE(倍賞千恵子)http://youtu.be/CUcFazKVbMM(小川明子)
君待てども http://youtu.be/jINZXMM-1xg 煙草屋の娘 http://youtu.be/tQ_TSZxjki8
リラの花咲く頃 http://youtu.be/smIEEJxZvGQ http://youtu.be/M1YrBZ__T8k
南国土佐を後にして http://youtu.be/Io0pI-xJM0o (動画)
前回、前々回と私は森昌子のアルバム「十九歳の演歌〜港・桟橋・別れ唄〜」(一九七八年七月) を取り上げ、このなかに含まれる二曲のすばらしさや十九歳前後の揺れ動く気持ちなどを書いた。今日は、このアルバムの全体の概要を見てみたい。
YouTube から 1.「襟裳岬」 https://youtu.be/zkTvEF7dyBM 2.「おんな港町」 (YouTubeになし) 森山愛子、八代亜紀 https://youtu.be/9f4gq4V8ce0 3.「長崎から船にのって」 https://youtu.be/he0A5eB9Vds
4.「かもめ町みなと町」 https://youtu.be/Jc6zUGIl5gU 5.「長崎は今日も雨だった」 https://youtu.be/T5parJ-l2LU 6.「あの人の船行っちゃった」 https://youtu.be/PHFRj03NVw8(このアルバムではありません。動画) 7.「なみだの桟橋」 https://youtu.be/oTmkZD950kM(このアルバムではありません。動画) 8.「港町ブルース」 https://youtu.be/_q7p3LZSG_w
9.「よこはま・たそがれ」 https://youtu.be/oh0TUDIqBR0 10.「港の別れ唄」 https://youtu.be/94Z_WektNO8 11.「そして神戸」 https://youtu.be/Sfa-3sU-DJY 12.「津軽海峡・冬景色」 https://youtu.be/yUnn8kIBoCo
最近手に入れた森昌子のアルバム「二十歳の演歌」(一九七八年八月)から、個人的に新鮮な感じがした歌をピックアップしてみました。
「二十歳の演歌 銀のライター/みちづれ」(一九七八年八月))
北国の春 https://youtu.be/xJeSc0FtuGo https://youtu.be/riElIIsQkNI (動画一九八四年)
すきま風 http://youtu.be/9lf9_fYvj-Y (二十歳のときより格段に上手ですね)
涙の朝 https://youtu.be/YiLWjSZEmYA
みちづれ http://youtu.be/SS0diSQKR8Q http://youtu.be/8F-AbIVX6VM
与作 http://youtu.be/5ufE1iVxnck 信濃川慕情 なし
銀のライター https://youtu.be/fDAgYOEyjzc 夢追い酒 http://youtu.be/ls_9u-SHxII
惜春 https://youtu.be/X8SMXrXavdc 港夜景 http://youtu.be/lQz5V4sM96A
おもいで酒 http://youtu.be/t4OmeaqxFg8 青葉城恋唄 https://youtu.be/aIlUv9jsEV0
今日、愛媛県の東予港からダム現場へ行く途中、森昌子のアルバム「艶歌十二」(一九八四年三月)を聞いた。二十五歳の作品だ。「越冬つばめ」と「寒椿」のオリジナル作品を除けば、そのほかはカバー曲だ。「大阪しぐれ」や「氷雨」、「釜山港へ帰れ」、「冬のリヴィエラ」など、一九七〇〜八〇年代当時のヒット曲を歌っている。
でも、途中で聞くのが嫌になった。一応十二曲聞くには聞いたが、ほかの人のヒット曲のためか、少しも森昌子に合っていないと思った。そして、「越冬つばめ」と「寒椿」を再度聞いて、この歌い方、この気持ち、これがまさしく森昌子だなと思った。
昌子には昌子の心があるのだ。昌子の心は、他の人の歌では表現できないのだ。それは女性一人ひとりに個性があり、特徴があり、何にも代え難いものを心に隠し持っているのと同じだ。昌子には昌子の女性としての心がある。その表現されたものがオリジナルな歌だ。私は、昌子という人間が表現された歌が好きなのだ。あるいは昌子そのものの心が好きなのかもしれない。昌子はまさしくアイドルだ。
私にとって、十代、二十代の森昌子って、愛すべきアイドルなのだ。歌の世界だけれど、昌子の心が好きなのだ。昌子の歌って、芸術のように心を高めてくれるし、心が晴れない時は明るくしてくれるし、悲しいときは一緒に泣いてくれるのだ。
今現在の森昌子はほとんど聞かない。一度、「花魁」の動画を見たが、最後にウインクするのには驚いた。二十代の動画を見ると、まばたきせずにずっとこちらを見ていたりする。僕としては、ウインクされるより、ずっとこちらを見ていて欲しい。
花魁 https://youtu.be/KfTtBsbON3s (歌は好きでないけれど、この映像はいい)
「森昌子 艶華十二」(一九八四年三月))からその一部
1.「越冬つばめ」 https://youtu.be/i-ZdykYAocU https://youtu.be/dqI7nlroZuU
2.「釜山港へ帰れ」http://youtu.be/eWL3P_aS-cU 3.「さざんかの宿」https://youtu.be/zpaIRwnuou0(動画) https://youtu.be/Wl-iFRnM9bk 4.「そんなヒロシに騙されて」https://youtu.be/GOZZIqnu6NA(動画)https://youtu.be/J4E0OdSb_MI 5.「おんなの出船」 https://youtu.be/Pmdtwk44nCM 6.「冬のリヴィエラ」 https://youtu.be/pHnXyd6HRBg 7.「寒椿」http://youtu.be/X27GlI7kHlQ https://youtu.be/lgH8gZ5qhU4 8.「大阪しぐれ」http://youtu.be/lz7En_PYR3Y 9.「夢芝居」 https://youtu.be/U0wfmZE8g84
10.「ラブ・イズ・オーヴァー」 https://youtu.be/dOjbR7SLfO8 11.「氷雨」http://youtu.be/_tg255DGZAw
私は森昌子の若いときの主要なアルバムは大体持っているのだが、引退間近の二十七歳時の三枚組みアルバム「日本のうた〜森昌子十五周年記念」(一九八六年一月)を持っていない。オークションで時たま探すのだが、七千〜八千円ぐらいしており、手が出ない。
このアルバムはカバー曲集だけれど、なかなか味わい深い曲が多いようだ。三部門から構成されており、DISK1が愛唱歌編で、DISK2がポップス編、DISK3が演歌編だ。少し前、「越冬つばめ」以降の森昌子の歌を形容して、『黄金期』だと言った。今回、その黄金期の終盤に発売された歌を聴いて見よう。でも、森昌子の歌は、すべてその時々に応じて心を打つ曲が多い。そうだとするなら、黄金期と言う言い方は適してないかもしれない。
DISK1の愛唱歌編は子供のうたや馴染みの薄い歌が多いので、DISK2のポップス編から聴いてみよう。
森昌子歌唱 DISK2 ポップス編
1.「小指の想い出」 https://youtu.be/j8XWiO2JDEI
https://youtu.be/x1fPWtecElY (十九歳?の動画) 伊東ゆかり https://youtu.be/tS24d0fCFfA
2.「手紙(カバー曲)」 https://youtu.be/Al7o2htAaHk 由紀さおり https://youtu.be/taaGx0NkaiQ
3.「見上げてごらん夜の星を」 https://youtu.be/JCMgSSGdTDk
坂本九 https://youtu.be/OFjUDNj2VXE)
4.「希望」 https://youtu.be/Z23Om9ax_M0 岸洋子https://youtu.be/mzHqDtcPBvw
5.「忘れな草をあなたに」 https://youtu.be/hhNSvsYfymE
菅原洋一https://youtu.be/r5HfHYb4ELY 倍賞千恵子https://youtu.be/mqJ2XkD_OuM
6.「誰もいない海」 https://youtu.be/6Cg6M1seRcQ
トワ・エ・モア https://youtu.be/F-nhIagoSsA (いいねえ)
7.「いい日旅立ち」https://youtu.be/jQnDLk7CoRI (綺麗な声)
https://youtu.be/0kDqMrGxBjg (この動画は彼女らしい、いい動画だ)
山口百恵https://youtu.be/IPyRxvV0tZA (百恵は小説家だ。歌をドラマにする。昌子はできない。)
8.「わかって下さい」 https://youtu.be/Pyfh_pZgxMw 因幡晃 https://youtu.be/3OCZluBj2xQ
9.「冬のリヴィエラ」 https://youtu.be/pHnXyd6HRBg https://youtu.be/hy0kgGMNEN8
森進一 https://youtu.be/x5Ki7eT7AzA
10.「池上線」 https://youtu.be/xhV8l1EA5oU 西島三重子https://youtu.be/EtbamP3Ve-U
11.「22才の別れ」https://youtu.be/Ctx_DrCCYG0 (動画)
https://youtu.be/eqrpAV95Ksk https://youtu.be/s5cW4CtP9qo (動画)
伊勢正三 https://youtu.be/naA3BPq8gU8
風、「君と歩いた青春」
https://youtu.be/rKYc5nkue3w?list=PLveCLV0Ra7C_CJJxP9btApcmFirqHVZeJ(とても懐かしい曲)
太田裕美バージョン https://youtu.be/TF5f7u8dM5U
12.「風」https://youtu.be/YIt0ymk83xE
はしだのりひことシューベルト https://youtu.be/ugtGClQLUdQ
前回の続きで、アルバム「日本のうた〜森昌子十五周年記念」(一九八六年一月)のDISK3を取り上げたい。前にも書いたが、私はこのアルバムを持っていない。従って、今回も森昌子のホームページから内容をコピーさせてもらった。
DISK3は艶歌編で、その副題が『浪花節だよ人生は』。十二曲からなり、すべてカバー曲からなる。当時の演歌のヒットソングで、馴染みのある曲が多く、YouTubeでもよく視聴されており、再生回数も一万〜二十万回近いものがあるなど、森昌子にしては視聴回数の多い部類の歌が並ぶ。でも、都はるみなどと比べると雲泥の差で、その実力差が如実に示されている。
「越冬つばめ」以降、森昌子が歌うカバー曲は趣が深くなってきていると私は書いた。果たしてカバー曲の最終アルバムは、聴くものをどのような世界へ誘ってくれるのか。オリジナルな歌手と何が違い、何がいいのか、また何が物足りないのか。多分それは人それぞれに感じ方は違うだろうけれど、共通している部分もあるはずだ。ただ、私は演歌と呼ばれるものが、基本的に好きでない。それは特に不倫の歌など、経験がないし、気持ちが入って行かない。どこまで、このアルバムを理解できるのかわからない。
DISK3 艶歌編
1.「浪花節だよ人生は」 https://youtu.be/Wv7zwGu_-5g
細川たかし https://youtu.be/F7QzUEUScYw 木村友衛 https://youtu.be/kLQaW2XupFQ
2.「夫婦舟」 https://youtu.be/3kw1M7HnZLg 三笠優子 https://youtu.be/zlIvU6FJjMY
3.「長良川艶歌」 https://youtu.be/Tel23MO-Fug(動画) 五木ひろし https://youtu.be/EUvKCr9fxJU
4.「おんなの出船」 https://youtu.be/Pmdtwk44nCM
松原のぶえ https://youtu.be/3E-EEFnqWus (動画)石原詢子 https://youtu.be/FKTODtgXxhg (動画)
5.「氷雨」 https://youtu.be/_tg255DGZAw 日野美歌 https://youtu.be/AY_vR1xNxgo (動画)
6.「北の宿から」 https://youtu.be/E5Yt1RXT2ho (動画)
https://youtu.be/PGr5OEHPI1Y (この歌い方は聴きごたえがある)
都はるみ https://youtu.be/QKmma_bRdQE
7.「風雪ながれ旅」 https://youtu.be/v214yV9hiOk (彼女の声としては初めて聞くかも。なかなか味わいのある歌い方だ)
北島三郎 https://youtu.be/jSSJOV-utIM 島津亜矢 https://youtu.be/UgheW8fZHbc
船村徹 https://youtu.be/LeR9i3cpt8o (北島三郎とよく似た歌い方。でもとても味わいがある)
8.「大阪しぐれ」 https://youtu.be/lz7En_PYR3Y (動画)
都はるみ https://youtu.be/k7v5czbqTLU https://youtu.be/yc9b-fi_nDI (動画)
9.「矢切の渡し」 https://youtu.be/oDsslN2JGFM (動画)
ちあきなおみ https://youtu.be/FR1SqqpMQbY(動画)細川たかし https://youtu.be/rzN2TsnVTLE(動画)
10.「夫婦坂」 https://youtu.be/42b_1nJC_sM (この曲も初めて聴いた感じがする)
都はるみ https://youtu.be/7s3nsjWzkBQ https://youtu.be/x0idc3Okhk8 (何と力強いのだろう)
11.「さざんかの宿」 https://youtu.be/zpaIRwnuou0 (動画)
大川栄策 https://youtu.be/5r_iQiELIq0 (動画)
十三日(月)の朝日新聞の文化欄に演歌の歴史が書かれていた。演歌というのは歌謡界で昔からある歌謡ジャンルではなくて、作家の五木寛之が小説「艶歌」の中で、「特に哀調を帯び、貧しさや不幸を強調した流行歌」として、再定義したことが最初らしい。そして一九六九年藤圭子の歌がヒットした後、七〇年代以降、レコード会社により「日本の心を歌う『伝統音楽』として「艶歌」が「演歌」と表記されることになった」、ということらしい。だから、これ以前の大衆音楽は「流行歌」として一括して呼ばれていた。美空ひばりや島倉千代子、都はるみの歌などの時はジャンルとしての「演歌」はなくて「流行歌」として呼ばれていたという。一九六〇年代からは、グループサウンズやフォーク、七十年代からはニューミュージック、アイドルの歌もはやるが、これらは演歌とは呼ばれない。 その後、八十年代半ばからカラオケブームになり、演歌は「素人でも歌える水準の曲ばかり作られ、音楽性がワンパターン化した。内容も酒や女ばかり・・・」(音楽関係者)と言う世界になり、演歌ブームは下火になり、現在のような厳しい状況になっているという。それに対し、九十年代以降、若者たちが歌う歌は、「J-POP」と呼ばれているようだ。 森昌子のデビューは一九七二年七月。八代亜紀や五木ひろしの歌が、演歌と呼ばれはじめた時期だ。そしてアイドルとして歌手デビューしながら、演歌の担い手としても期待される。舞台上でも、「演歌歌手としてがんばります」と公言する。でも、その実態は、口で言うのと心の中は乖離している。心の中は、演歌歌手として生きて行こうとする覚悟も希望も夢も持っていない。ただ歌が好きで歌っているだけだ。逆に、歌手を辞めたいという希望を常に抱き続ける。 こうした彼女のいた時代や彼女の複雑な思いが、彼女にアイドルの歌を歌わせ続け、また、演歌歌手として演歌を歌い続け、また、彼女の心の思いが演歌の枠を超えた、幅ひろい歌をB面やアルバムに残せたのだろう。私が今、森昌子の歌を聞き続けるのも、演歌だけを聞いているわけではない。アイドルであるけれど、その歌声に魅せられ、過去の演歌や流行歌を透き通った声で歌い、舞台では歌に情熱をぶつけ、二十歳を過ぎてからは、女性らしい、繊細な心情を、優しくきれいな声で幅ひろく歌っている。そういう演歌だけではない、ジャンルを越えた歌―流行歌あるいは歌謡曲の方が当てはまるだろう―を歌い続けてきたところに森昌子の歌の特色があるのではないだろうか。それが、今もってアルバムを聞く中で、何か違う歌に出会えるのではないか、何か新しい森昌子の発見があるのではないかという、聞く側の新鮮さにつながっているようにも思う。
前回までに三枚組のうちDISK2〜3を取り上げたが、今回残る一枚のDISK1を取り上げた。DISK1は『愛唱歌編、さくら貝の歌』と副題がついており、主に童謡や児童唱歌、古い大正・昭和時代の歌謡曲が主だ。
このアルバムは持っていないが、これらの曲は「森昌子〜歌ひとすじ〜」というCD BOXにも入っており、このCDで何度か聴いたことがある。
今回、もう一度聴きなおしてみたが、しっとりとした落ち着いた歌い方で、二十代後半の結婚間近の女性らしや優しさを感じさせてくれる。 曲目などは、森昌子のホームページより、また、曲の年代などの資料はネット上の百科事典「ウィキペディア」よりコピーした。 1.「さくら貝の歌」 作詞:土屋花情 作曲:八洲秀章 編曲:あかのたちお
(昭和十五年作、二十四年発表、歌:岡本敦郎)
https://youtu.be/aWe-dGienlU https://youtu.be/hRpEYKpOHXE (動画) (この動画をはじめて見たが、CDで聴くよりずっといい)
倍賞千恵子 https://youtu.be/fF_J_KkZftI
2.「ゴンドラの歌」 作詞:吉井勇 作曲:中山普平 編曲:あかのたちお
(一九一五年(大正四年)に発表された歌謡曲) https://youtu.be/Cgi6gPZMCI0
シャーロット・ケイト・フォックスさんが歌う
https://youtu.be/DCh6ImSbhUM(かなり凝っている。でも、いい)
3.「浜千鳥」 作詞:鹿島鳴秋 作曲:弘田龍太郎 編曲:神保正明
(一九一九年(大正八年)発表) https://youtu.be/p5klOlR1C-M
4.「母さんの歌」 作詞:窪田聡 作曲:窪田聡 編曲:土持城夫
(一九五六年(昭和三十一年)窪田二十歳の時に発表された)
https://youtu.be/mogD1S5Itqk (動画) https://youtu.be/TQT3wfMXTjU
5.「浜辺の歌」 作詞:早古渓 作曲:成田為三 編曲:小杉仁三
(大正五年(一九一六年)発表)https://youtu.be/VN63cZNU0Bs
6.「ふるさと」 編曲:あかのたちお
(一九一四年(大正三年)の尋常小学唱歌の第六学年用で発表された)
https://youtu.be/855UGCXRD88 (これは十代の声ですね。二十代がありません)
7.「四季の歌」 編曲:あかのたちお(作詞・作曲を荒木とよひさが手がけた楽曲)https://youtu.be/JBmSXDOY3iE 芹洋子 https://youtu.be/4bjOCGLyS_I
8.「早春賦」 編曲:あかのたちお (一九一三年(大正二年)に発表)
https://youtu.be/XhuojNOjyT8 (動画) https://youtu.be/5bbYROIO2ck
9.「夏の思い出」 編曲:あかのたちお
(一九五四年六月発売の藤山一郎が歌ったものである)
森昌子 なし 倍賞千恵子 https://youtu.be/A9RD1v8ix_A
10.「ちいさい秋みつけた」 作詞:サトウハチロー 作曲:中田喜直 編曲:あかのたちお (一九五五年作曲、その七年後にボニー・ジャックスにて大ヒット)
森昌子 なし https://youtu.be/6gl2AK-7IFA
11.「里の秋」 作詞:斉藤信夫 作曲:海沼実 編曲:あかのたちお
(童謡歌手の川田正子が歌い、一九四八年(昭和二十三年)、日本コロムビアよりSPレコードが発売された)
https://youtu.be/nxKYZCCWbDo
12.「雪の降る街を」 作詞:内村直也 作曲:中田喜直 編曲:あかのたちお
(一九五二年にヒット、その後、‐みんなの歌で立川澄人が歌う)https://youtu.be/zAiP5-ZLYpM
倍賞千恵子 https://youtu.be/tbk5shjbc-Q
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