ブログ77.森昌子、最後の4枚のシングルCD
森昌子の引退は、一九八六年八月、二十七歳の時だ。その引退した月に四枚のシングルCDを発売している。シングル「弧愁人」が結婚を間近に控えた人が歌うには少し奇妙だからか、あるいは別の考え方なのかもしれないが、この四枚のCDはA・B面共に秀作揃いだ。これだけいい歌を歌えるなら、引退は早すぎると誰でも思える。
私もその当時、森昌子のファーンでもなんでもなかったが、引退すると聞いて、あのようなきれいな声を、もう聞くことが出来なくなるのかな、と思ったものだ。森昌子は当時、やはりすごい人気があったのだろう。私が今、森昌子の歌を聴くのは、十代の声がすばらしかったからだが、一方で、二十代の演歌も多くの人の心を捕らえていたことは確かだろう。今聞いても心に響く。その締めくくりとなるのがこの四枚のCDだ。
A面
いつまでも〜愛彩川〜 http://youtu.be/hswngC-akk4
https://youtu.be/oJpiWpYw3KQ (再デビュー後)
ありがとう〜雛ものがたり〜https://youtu.be/olDpHLsI5WM (レコード)http://youtu.be/KPsVs9nO1kQ
そして、今…悲しみの終着駅 http://youtu.be/Bo4jQGK5IHk (動画)
http://youtu.be/tZyQLza2QI8 (レコード)
〜さようなら〜http://youtu.be/pNDWQeauDro (動画)
http://youtu.be/LwTdpa2SEXs (レコード)
B面
幸せありがとう http://youtu.be/pur9VOaw42o
雁来紅 YouTubeになし
涙暦 https://youtu.be/WijfjlwOnkw
初秋 http://youtu.be/DWuGVPj4lKw
これらの歌はとても説得力がある。そして、やっと人々は、「悲しみの終着駅」や「ひな物語」、「さようなら」を聞くことで、もう二度とその美しい歌声を聴くことができないことを、すなわち引退したことを実感として受け止めたのではないだろうか。
|