W | 2014/9/6 | 森昌子の歌を評価できない |
2014/9/1 | 森昌子、高校2年生の歌声(POP編) | |
2014/8/10 | 森昌子が歌う”17歳の演歌”の世界 | |
2014/8/9 | オペラと森昌子の歌う”ほたる子” | |
2014/8/4 | 森昌子、高校1年生の歌声(POP編) | |
2014/7/27 | 森昌子、高校1年生の歌声(演歌編) | |
2014/7/26 | LPレコード「森昌子 古賀メロディを唄う 21歳の演歌」を聞く | |
2014/7/23 | 森昌子が謳う、作詞家・わたなべ研一の世界 | |
2014/7/19 | 森昌子が歌う”北上夜曲”の優しさの源 |
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タイトル本文 森昌子のファーンは彼女の歌をどう評価しているのでしょう。とても難しいですね。偉大な演歌歌手?スター誕生の初代チャンピオン?声のきれいな歌手?昔、ヒュルリーではやった歌手?アイドル歌手?森進一と結婚した女性?ロックバンドone o'clockのボーカル”タカ”の母親?
私自身も評価できない。歌謡界の中では、他の演歌歌手に比べ、評価が低いように感じるからだ。それというのも、本当に歌い継がれている曲がないからだ。”先生”も物珍しさから、テレビで放映されるに過ぎない。”越冬つばめ”も名曲として歌われている様には感じがない。私自身も、それほど感動しない。何かこれといった名曲が無いのだ。 これだけブログで森昌子のことを書いてきた私でさえ、評価しかねるのだ。私と同じように、森昌子に全然関心のなかった人には、森昌子といえば、先生を歌った、お猿さんのような髪型の女の子と言うイメージしか沸かないのではないだろうか。そして、この評価は今後も変わらない様に感じる。 そう感じるのはなぜか。それは森昌子の歌が、とても限られているからだ。今発売されているCDは、10代・20代のA面の曲を数曲選び、それと再デビュー後の歌を織り交ぜて発売されている。今の曲がすばらしいなら、そうすることで若いときの曲を聞くきっかけになるかもしれない。でも、今の曲は、僕にとったら感動しない。他の人も多分、似たり寄ったりだろう。そうするなら、一般の人にとったら、若いときの歌声を聴く機会がほとんど無いのだ。 私はこれまで書いてきたが、森昌子の歌は、10代・20代のB面やアルバムにその真髄があると思うのだ。それらの歌が発売されていなくて、全く聞くことができなくて、一般的にyoutubeでしか聞けないなら、森昌子の歌をどう評価すればよいのだろう。評価できない。 結局、”過去のレコード歌手”としか評価されなくなるのではないだろうか。そして、そのように定着しかかっているのではないだろうか。彼女の歌が、歌い継がれているだろうか。 |
タイトル本文森昌子のデビュー以来の曲をたどってみて、彼女は16,17歳に、一つの代えがたい演歌の世界を築いた。しかし、彼女の演歌と言うのは、アイドルとしてみせる、裏の世界だ。アイドルとして人気を博した歌は、これらの歌ではない。アイドル当時のことは私は全く記憶がないが、3年ほど前から聞き始めたそれらの歌は、今の私にも心に訴えかけてくるものが多い。そのよさと言うのはどういうものだろう。音楽的なことは良くわからない。でも、私が感じるその一つにはリズムの良さがある。これでもかこれでもかと言うような、リズム感が襲ってくる。次に感じるのは、声の振るえというのか、響きなのか、何か心を震わすのだ。そして、声そのものの持つ美しさ。この美しさは何か無機質で機械的な美しさだ。 高校2年生のシングルレコードは”面影の君”(1975,6)、”あなたを待って三年三月”(1975,9)、”あのひとの船いっちゃった”(1975,12)、”おばさん”(1976,3)だ。なんと贅沢なラインナップ。次の、”夕笛の丘”(1976,6)とあわせて、聞くものをとりこにせずにはいられない。これが、森昌子の世界だ。そしてその陰に隠れて、演歌の世界がある。森昌子にとって、高校2年生は最も充実した、輝いた時なのだろう。 森昌子がもっとも輝いた時の歌を、聴いてみよう。こどもっぽすぎるかな。もう感動しないかな。この中では、”面影の君”が今もって感動する曲だ。 youtubeから 面影の君 http://youtu.be/hxI9o7XXrCQ(レコード) http://youtu.be/a72YZX7HadY(22,23才頃?の動画) あなたを待って三年三月 http://youtu.be/_81YB9Jb1m8(最もポピュラーな動画) http://youtu.be/PQ1FgAqe1hQ(紅白歌合戦) http://youtu.be/CdWU9CwhmU0 http://youtu.be/V_XyYQ9w8gU(レコード) http://youtu.be/2agP0As_XW8(表情がとても明るくてお嬢さんっぽい感じ) http://youtu.be/xIsZIDdvCBk(1981年、ちょっと大人びた感じ) あのひとの船いっちゃった http://youtu.be/0akoZF97-9k(レコード) http://youtu.be/Up-Y4pIG3Rw http://youtu.be/1tUAJapVIu0(1977) http://youtu.be/F_jhvnBfkPY(ファイナルコンサート) おばさん http://youtu.be/WpxIPZGQo5I(動画) http://youtu.be/S_Dbdm0366A(レコード、僕はレコードの歌に感動したものです) 夕笛の丘 http://youtu.be/CwvLHky0ltw(動画) http://youtu.be/A3P-a2krlZE(動画) http://youtu.be/rrlTYHwMSJo(動画) http://youtu.be/js7PJCd6E7I(レコード) http://youtu.be/4kbRUC6URqk(1981,動画) |
タイトル本文 歌手森昌子にとって、高校2年、3年生は最も充実したときではないだろうか。その時代を演歌を中心に振り返ってみたいと思う。
”16歳の演歌”は高校一年のときのアルバム。だから、”17歳の演歌”は高校2年生の時だと思っていたのだが、実は高校三年生の7月発売だ。だから満17歳には間違いないが、”16歳の演歌”の発表後、1年半が経っている。 僕は”16歳の演歌”を森昌子の基盤をなすものと言ったが、”17歳の演歌”も同じ位置づけだ。それはそれほど歌の気持ちに入り込んでいないようではあるけれど、声が魅力的で声で歌の雰囲気を歌っている。それは無機質な機械音であったり、また、ヴァイオリンの音色のように心に響く。20代の演歌に食傷気味になると、これらの演歌に戻ってくる。それはどうしてだろう。やや無味乾燥ながら、これらの歌が演歌と呼ばれる前の、歌であり、歌謡曲の原点のような、日本的な哀調を含んだ雰囲気を持っているからだろうか。それを森昌子がそれほどの感情をこめず淡々と歌いならも、彼女の持つ優しさのようなものと共振するからだろうか。もし、16〜17歳の演歌がなければ、森昌子と言う歌手の魅力もかなり減少するだろう。これらは一つの独立した昌子の”演歌の世界”を歌っていると思う。 アルバム”17歳の演歌”(1976,7)より youtubeから(赤字は私が好きな曲) A面 1、連絡船の歌 http://youtu.be/1b-K2qTi9Mo (10代の歌がありませんでした。10代の声はもっと綺麗です) 2、親子船唄 http://youtu.be/8RW_NNcOEDI 3、別れの1本杉 http://youtu.be/lrHHmtUxzUo(動画) http://youtu.be/AMl9ywY3g0A(レコードの録音) 4、あざみの歌 http://youtu.be/T-51tQXaKNk 5、月よりの使者 http://youtu.be/fx535dY_BBM http://youtu.be/kEdCsqG1OmM 6、哀愁海峡 http://youtu.be/wSjNsq5wf2s(動画) http://youtu.be/A6U2L3SfvTY(この歌のイントロがとても印象的) B面 7、ああ上野駅 http://youtu.be/mgH59RUmaKY 8、お月さん今晩は http://youtu.be/Hh351kp9Z_k(レコードの歌声はさらに素晴らしい) 9、アンコなぜ泣く http://youtu.be/JyhmoY9EbiQ(アンコって何なのでしょうか) 10、田舎のバスで youtubeになし 11、だから言ったじゃないの http://youtu.be/ssvmNvfNcdg 12、高原の駅よさようなら http://youtu.be/nePMNvJ8Xpg このページの先頭へ |
タイトル本文
今日映画「フィガロの結婚」を見ている最中、森昌子の20歳時の組曲”ほたる子”が思い出された。”ほたる子”は中学を卒業して工場で働きに出た少女が、その工場で青年と知りあい、好きどうしになり、そしてほたる野にほたるを見に行った帰り、事故にあって、青年が死ぬ話だ。そして森昌子が扮しているほたる子もその青年のあとを追って死ぬのだ。こうした話の流れの中で、森昌子はその場面場面に合った曲を歌う。それはひとり舞台だ。オペラは多くの人びととの合作だ。出てくる人々のきれいな独唱や重唱が魅力的なのだ。でも、例えひとりでも、筋書きとしてはオペラと同じだ。オペラは非常に芸術性は高いと思ったが、”ほたる子”も芸術的といえる歌だ。
森昌子の組曲”ほたる子”は1978年9月21日東京・帝国劇場での7周年記念リサイタルの際に歌われた曲で、アルバム”熱唱 ひとり舞台”としてレコード発売されている。作詞は杉紀彦、作曲は服部克久。 曲目は 1、娘の名はほたる子 2、ほたる野の伝説 3、恋唄 4、生きてください、愛してください 5、ほたる野のテーマ youtubeには 生きてください、愛してください http://youtu.be/rq2EaKREpac しかありません。 このページの先頭へ |
2014/8/4
本文 前回、僕は森昌子の高校1年生の歌声(演歌編)と言うことで、”16歳の演歌”を中心に彼女の歌声を紹介した。その続きとして、高校1年生の演歌でない歌、歌謡曲あるいはポピュラー(POP)音楽を取り上げたいと思う。
実を言うと、僕は昌子の高校生ぐらいのpop音楽に感動して昌子にのめりこんだのだ。だから、今でもよく聞くし、素晴らしいと思う。ただ、20代の演歌に比べると、歌詞や雰囲気が子供っぽいのが少し欠点だ。でも、高校生時代はまさしく森昌子と言う歌手の頂点の輝きを放っており、その声の響きは多くの人に感動を呼び起こすだろう。 でも、高校1年生に限れば、彼女のpop音楽って、一体どういうのがあるのだろう。まずそれから始めなければならない。 高校1年生シングルレコード 4月 下町の青い空(B面 浅草の白い鳩) 7月 今日も笑顔でこんにちは(B面 愛は遠い) 9月 おかあさん(B面 ひとりっ娘) 12月 北風の朝(B面 砂時計) 3月 春の目覚め(B面 恋待草) 以上、5曲だ。 アルバムは5枚出している。 4月 「若草の季節〜マコの好きなヒット曲」 6月 「森昌子ショウ〜下町の青い空」 12月 「おかあさんに捧げる詩」 2月 「16歳の演歌」 3月 「森昌子ショウ〜北風の朝」 高校生活を続けながら、どのようにしてこうしたスケジュールをこなしていたのだろう。テレビ出演もある、ステージもある、その他歌の練習やら、試験勉強やら超人的な忙しさだろう。山口百恵やピンクレディ、キャンディーズなど絶頂期後半に歌謡界を引退した人々がいるが、そうしなければ、精神に異状をきたす厳しい日々が続いていたのではないだろうか。 こう見てくると、丁度飛行機がエンジン全開で上昇気流に乗って、さらに高度を上げて、安定飛行にさしかかろうとするような、すごい勢いが感じられる。シングルは「今日も笑顔でこんにちは」を除き、今でも、気持ちを高めてくれる、聞き応えのある曲が並ぶ。そして、B面にもすばらしい、私の好きな曲がある。それは”愛は遠い”、”砂時計”、”恋待草”だ。 今回はシングルA面、及びシングルB面のデビュー後すべての曲を取り上げた。 youtubeから、 高校1年生のシングルA面 下町の青い空 http://youtu.be/7KoWSRGwfjs(高校2年生?) http://youtu.be/A66IkNr8SPU(1981) 今日も笑顔でこんにちは http://youtu.be/-vb0mnPzhLI(たまに見るとこの動画は可愛いですね) おかあさん http://youtu.be/1DFJ4u_YUaU(NHK紅白歌合戦) http://youtu.be/OXm9nEfDD4s(高1?) http://youtu.be/gkB2X9MpFWE(CD?) http://youtu.be/hXVHbZt0qT0(1981) http://youtu.be/UICbG2u2gGA(1980年頃?) http://youtu.be/8TuSOZQQcGA(15才当時) http://youtu.be/VztcicxM7Bk(1976) http://youtu.be/kfbC6BbxL1Yu.be/c59zUCB50_Y http://youtu.be/miyBmMRaScM(北朝鮮版、吹き替え) http://youtu.be/c59zUCB50_Y 北風の朝 http://youtu.be/kfbC6BbxL1Y(1981) 春の目覚め http://youtu.be/3yXG4I0cA28 http://youtu.be/e_sFNxNWl18(CD?) デビュー後から高校1年生までのシングルB面(動画の音源はすべてレコードだろう) 太陽の花嫁(「せんせい」のB面) http://youtu.be/GpObtHK7p14(ファーストアルバムのライブ版?) http://youtu.be/vUcLy_xfBhM(レコード?) 初恋の赤い傘(「同級生」のB面) http://youtu.be/jITBA3XK5Zg(ライブ版?) 少女が石段登るとき http://youtu.be/WawLHOaOQ1E 待ちぼうけ youtubeなし お兄さんみたいな人(「白樺日記」のB面)http://youtu.be/TLWPyPf-ljo (この歌の題名を”上級生”にすればヒットしそう) さびしがりや(記念樹のB面) http://youtu.be/ej6GPdbtBfE (この歌はいいね) 娘の暦 http://youtu.be/41HI_0nvQiY 浅草の白い鳩 http://youtu.be/CGGh5z-xQ2Y(これは多分ライブ版でしょうね) 愛は遠いhttp://youtu.be/Q8qq1tgdS-c ひとりっ娘 http://youtu.be/WDtoBFS3q7o 砂時計 http://youtu.be/MTsOwNXomC4 恋待草 youtubeになし ここで終了としようとしたけど、やはりなにか軽い。それで、同じ高校1年生の時のアルバム”お母さんへ捧げる詩”の2篇を最終章としよう。 ママに捧げる詩 http://youtu.be/LV6IPYJ-D58 http://youtu.be/tIyO2NP_4yM(ヘイリー) 愛する人に歌わせないで http://youtu.be/IwXwWKpKBC0 http://youtu.be/2HJE4lWGokE(森山良子) |
タイトル本文私が森昌子の歌を聴いて、大人でも聞ける、と思えるのが高校生になってからの歌だろう。やはり、中学生の時代の歌は、子供っぽい感じがする。高校1年生のアルバム「お母さんに捧げる詩」(1974,12)は聞き応えのある少女から大人の歌だ。そのことはシングルレコードでもいえるだろう。 アルバムでは「お母さんに捧げる詩」の中で、”りんごの花が咲いていた”と言う演歌調の歌をとてもすばらしく歌っていた。だから、でるべくして出たといえるのが2ヵ月後のアルバム「16歳の演歌 他人船他」(1975,2、高校1年)なのだろう。このアルバムはまさしく遠藤実によって育てられた森昌子の演歌の基盤をなすものだろう。一方では、シングルではpop調の歌を歌っている。 なぜ、基盤なのか。それは大人が聞ける歌であり、大人の情感に近いものであり、大人の琴線に触れるものを、15〜16歳の少女が初めて歌っているからだ。そして、少女らしくとてもきれいに純粋に歌っている。僕は前に、「17歳の演歌」を含めて、彼女の歌声を機械音、あるいはヴァイオリンの音と表現したことがある。 それはその当時そう思っただけで、気分は色々移り変わる。この一年間、ほとんど出張続きで車の中で聞くことが多かった。今は家の中やその周囲だ。多分聞く場所によりいろいろに聞こえるだろう。(画像は「16歳の演歌」の裏表紙からです) 高校1年生の歌声 youtubeから T、「お母さんに捧げる詩」より ”りんごの花が咲いていた” http://youtu.be/S70NyFjquWo U、アルバム「16歳の演歌 他人船他」(赤字は私の好みの曲) A面 1,他人船 http://youtu.be/JdeLXUmEpeE http://youtu.be/5lg6ruieEN0 (高校2年生) 2,白い花の咲く頃 http://youtu.be/Q3n4CQHHds0 3,川は流れる youtubeになし (仲宗根美紀 http://youtu.be/XuJut3psDM4) 4,東京シューシャイボーイ http://youtu.be/pLmOu-C8fPY 5,月がとっても青いから http://youtu.be/O6HsUhY4Yxo http://youtu.be/OnCoxWrV8-Y(21〜22才位?の動画) 6,下町育ち http://youtu.be/m2jebLKjtDI B面 7,潮来の花嫁さんhttp://youtu.be/2jQJYwL_K9Q(高校2年?) http://youtu.be/PYntSt8gliI(高校3年の卒業時、とても綺麗な声) 8,江の島悲歌(エレジー) http://youtu.be/CjDIDIuh-jM 9,北上夜曲 http://youtu.be/hXdi9XmcznI 10,あの娘が泣いている波止場 http://youtu.be/bVAuPtf9Azk(高校3年生位?) 11,東京見物 http://youtu.be/goyJulwR3SI(この曲は「お母さんに捧げる詩」にも併用) 12,涙を抱いた渡り鳥 http://youtu.be/2gYio_o2kus |
タイトル本文1週間ほど前にLPレコード「森昌子 古賀メロディを唄う 21歳の演歌」(1980,7)を手に入れて、2〜3度聴いた。私にしたら曲そのものが少し古くて、あまりぴんと来なかった。でも、よくよく聞いてみたら、それなりに歌が上手で、まるっきり受け付けないというほどでもない。18才の演歌も、20歳の演歌も歌への気持ちの入りようが少し乏しい感じをしたが、これはまだそれらに比べればましだ。そして歌い方や声の出し方も変わって来たようだ。そのことは、レコード会社をかわったことと関係すると思う。このレコード会社はポニーキャニオンだ。レコード会社を代わったことで、声の出し方や練習量が代わり、従来の声のきれいさに頼ると言うより、歌の気持ちに重心が置かれたのではないか。 このアルバムは1980年の7月だが、4ヶ月後の11月にはLPレコード「そしてひとり」が発売される。「そしてひとり」の表紙写真はとても沈鬱だ。この写真とはまるっきり違う。でも、この古賀メロディにも、変化が読み取れる。それは”二人は若い”の歌い方だ。十代では見られなかった声の出し方だ。これはカバー曲集だが、会社を移った成果が見られるアルバムと言えるのではないだろうか。 youtubeから A面 1.「影を慕いて」 http://youtu.be/HIqcld0RPhw 2.「緑の地平線」 http://youtu.be/AfJUsmcOyyU http://youtu.be/60zRYWJ6X7E http://youtu.be/HJh_r4nnFzQ 3.「青春日記」 http://youtu.be/PcxI2DttAR0 4.「二人は若い」 youtubeになし 5.「愛の小窓」 http://youtu.be/m5bILGIFa2k 6.「人生劇場」 http://youtu.be/g0VZKRmJ5IQ http://youtu.be/i0KRm7H6gt8 B面 7.「人生の並木路」 http://youtu.be/eQqTOmvNj5A http://youtu.be/8nT-iX6RSVM http://youtu.be/4CnvtnhvoIk 8.「青い背広で」 http://youtu.be/WST5OhnGHgs 9.「男の純情」 http://youtu.be/p_ud2yiCv4Y 10.「サーカスの唄」 http://youtu.be/xoflP2dKnKg 11.「ああそれなのに」 http://youtu.be/uxoXfRBl7Tw 12.「東京ラプソディー」 http://youtu.be/g2v4YcUlVnA このページの先頭へ |
タイトル本文 森昌子が謳う、19才前後の歌に、わたなべ研一と言う作詞者が作った歌が何曲かある。彼は、19歳前後の森昌子を特徴付けると私が思う詩を作詞しているのだ。それで、インターネットで、私が知っている曲以外にどんな詩を作っているのか調べて見たが、ほとんど検索に引っかからない。つまり、森昌子に提供した詩が、ほとんど唯一A、B面で採用され、アルバムで取り上げられているのかも知れないのだ。
でも、急に、このような良い詩を作れるとも思えない。それなりの詩をかなり多く作っているはずなのだろうけど。 なぜ、この作詞者がこうも森昌子の心情に近い、母娘の微妙な心情を詩に書くことができたのだろうと思う。ほとんど無名に近い、しかもこれ以後も、名の残る作詞をしていないのに。これらの詩は森昌子にとっても、とても貴重な詩だと思う。 この人がいつ生まれ、今も元気なのかどうかはわからない。多分かなりの齢だろう。若いときに作った自分の詩を、今どのような思いで聞いているのだろう。 1、港の祭り(1977,5,18才) 作詞:わたなべ研一 作曲:沖田宗丸 編曲:馬飼野俊一 http://youtu.be/hRsYTkcsv3g http://youtu.be/sSy273V51xw アルバム「すぐに消えそうな愛なら」(1978,4,19才)から 2、今日から一人で暮します 作詞:わたなべ研一 作曲:和泉常寛 編曲:馬飼野俊一 http://youtu.be/_lc9yNvZpJw 3、花まつりの頃 作詞:わたなべ研一 作曲:和泉常寛 編曲:若草恵 http://youtu.be/rcCr0v8iXE0 4、なれそめ 作詞:わたなべ研一 作曲:高田弘 編曲:高田弘(これは詩よりも曲がいいのかな) http://youtu.be/6Bv_dry8OPg http://youtu.be/SlpT5U28pUk |
タイトル本文 僕が森昌子の歌の、最初に触れたのが”北上夜曲”だと思う。これを最初聞いたとき、なんと優しい歌い方だろうと思った。ほかの歌手もこの歌を歌っていて、倍賞千恵子などはもっと上手に歌う。でも、これほど優しくは歌わない。
そして、最近、この優しさの源がわかった気がしてきた。それは、LPレコード”お母さんに捧げる詩”所収の”りんごの花が咲いていた”を聞いてからだ。この歌は、彼女の16歳になったばかりの、高校1年生の歌声だ。そして、”北上夜曲”もこの2ヶ月後発売のLPレコード”16歳の演歌”所収の歌なのだ。ほぼ同じ時期の歌声なのだ。 この時期、シングルレコード”おかあさん”(1974,9)を聞いても、まだ子供っぽい、幼い声が残っている。しかも、高校1年という、最も明るく、希望に満ち、楽しい時期だ。当然、歌声にその明るさが自然と出てくる。そしてその優しさの源は、一人娘で、両親の溺愛の元、優しく育てられたため、他の感情がまだ芽生えていないのではないだろうか。猜疑心や恨み、ねたみ、劣等感など・・・。だから、19才ぐらいまでの声は、声そのものに感動する。でも、19歳を回る頃からいろいろな感情が芽生え始めたのかもしれない。人間的な成長過程だ。でも、それと逆比例して、声そのものに魅力が乏しくなったといえば、言い過ぎだろうか。 youtubeから りんごの花が咲いていたよ http://youtu.be/AS8302z2Syk 北上夜曲 http://youtu.be/0oSP0flaig8 ”おかあさんに捧げる詩”より 時には母のない子のように youtubeになし カルメン・マキ http://youtu.be/Iyf3Qy9Ro5I ママに捧げる詩 http://youtu.be/LV6IPYJ-D58 愛する人に歌わせないで http://youtu.be/IwXwWKpKBC0 このページの先頭へ |
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