Y | 2014/4/27 | youtubeから見た、超私的な10代中心の森昌子論 |
2014/4/13 | 森昌子、最後の4枚のシングルCD | |
2014/4/13 | 森昌子「時の過ぎ行くまま」で取り上げた映画音楽 | |
2014/4/6 | 森昌子、”時の過ぎ行くまま”を聞いて | |
2014/3/19 | 森昌子、1977年(18歳)の声の素晴らしさ | |
2014/3/16 | 動画では森昌子はやはり演歌歌手だった | |
2014/3/9 | 森昌子 LPレコード「女の暦〜ゆれる想い〜」を聞いて | |
2014/2/24 | 私が思う、とても極端な森昌子の歌の感じ方 | |
2014/2/8 | 森昌子は早熟すぎたのかも | |
2014/1/26 | 安倍首相よ、日本国民を悲しませないでおくれ |
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タイトル本文 森昌子の20代以降の歌は味わい深く、大人の女を感じさせてくれる。心を慰めてくれ、女の柔肌に触れているような心地よさがある。でも、声が単調になり、袋小路に入ってしまった感がある。もうそこには、心をときめかす感動は少ない。声ではなくて、歌詞や曲に変化を求める。
最近聴いた曲の中では、LPレコード「立待岬・・・愛しき人へ」(1982,11,24才)所収の”思い出めぐり”(http://youtu.be/WYEwqayYCYU)が一番きれいな声だと思う。これ以降の”越冬つばめ”などからは、声の出し方が甘ったるい大人の声ではあるものの、感動は起こらない。 それに対して、10代の曲は歌詞が子供っぽいが、声そのものが自然であり、張りがあり、のびやかな感じがする。 例えば、”北風の朝”(1974,12,16才)(http://youtu.be/u6YBU0HZtJE) この声は、大人びていて、聞き応えがある。そのB面の”砂時計”(http://youtu.be/GUBf4f8xxi4)もとてもきれいな声だ。 これ以降、”面影の君”(http://youtu.be/dq4UJcM0Kxk http://youtu.be/PSU4c19NJGk)、 ”あなたを待って三年三月”(http://youtu.be/PQ1FgAqe1hQ http://youtu.be/_81YB9Jb1m8)、 ”あのひとの船いちゃった”(http://youtu.be/1tUAJapVIu0 http://youtu.be/PzYoyQw6mMA)、 ”おばさん”(http://youtu.be/WpxIPZGQo5I http://youtu.be/qV9Zi8IHHuc)、 ”夕笛の丘”(http://youtu.be/CwvLHky0ltw http://youtu.be/r3J7x0_Kkn8)とすばらしい曲が続く。 これらの声は初め聞いたとき、何度も感動した。 このあと、”港の祭り”(http://youtu.be/P1jL7iOUGb8 http://youtu.be/QFm6C8wYpPs)の出だしも、すばらしい声を聞かせてくれる。 ”涙の桟橋”(http://youtu.be/u0E-nLiM208 http://youtu.be/sfMzXNabeeM http://youtu.be/C8lFgIyBSQ4 http://youtu.be/MCdLDy8mV5A http://youtu.be/wje2DYMMimc)はレコード録音時の歌い方がやや単調だが、テレビ放送やステージ、LPレコードの録音などではすばらしい表現力で、感動を呼ぶ。 また、森昌子5周年記念「歌舞伎座特別公演」(LPレコード、1976,11)から始めた、組曲を取り入れたステージは10代の森昌子そのものの表現であると言えるほど素晴らしい。これらの作詞者が杉紀彦であり、作曲者が服部克久だ。 「歌舞伎座特別公演」の中の組曲、”母に手紙を書くときは”(http://youtu.be/2iNbFlHEm8c http://youtu.be/twwQaeBKNWw) 「演歌に涙と青春を(浅草国際新春公演)」(1977,3)の中の組曲、”思い出を下さい”(http://youtu.be/xPAbm6vwenA)。 「新歌舞伎座特別公演、涙の熱唱」(1977,11)このライブでは、”大正ロマン”として古い歌を歌うが、とてもきれいだ。組曲ではないが、杉紀彦作詞の”涙の桟橋”や”この胸の幸せを”は感動を呼ぶ。 youtubeで見られる、NHKのステージで歌う”涙の桟橋”や”この胸の幸せを”(http://youtu.be/hWBoGU8u-e4)、”せんせい”(http://youtu.be/A8bSuHnO48k)なども多分この時期なのだろう。 「7周年記念リサイタル、熱唱ひとり舞台」の中のオリジナル組曲、”ほたる子”。 僕はこの組曲が好きなのだ。特に”恋唄”。短い曲で残念なのだが、初めて恋するときの、甘く切なくてどきどきするようなときめきがこちらに伝わってくる。でも、このあとの”生きてください 愛してください”(http://youtu.be/QcIoX_C45S0)でこのときめきは微塵に崩れる。この2曲は昌子も必死に声を振り絞って歌っている。その必死さがこちらにも伝わってきて、感動する。 このライブのあと、数週間で昌子は20歳を迎える。10代はこれだけ全身全霊でぶつかったのだ。 LPレコードでも10代はすばらしい声を聞かせてくれる。 LPレコードでは絶対に欠かすことができないのが、「16歳の演歌」(1975,2)と「17歳の演歌」(1976,7)だろう。これらのレコードはどう表現したらいのだろう。このような幼い少女が、このような演歌を歌うなんて。特に”北上夜曲”と”川は流れる”を最初聴いたときの感動は大きかった。”北上夜曲”(http://youtu.be/8YykI7TZU3E)のなんと優しい歌い方。他の歌手と比べてみて歴然としている。また、”川は流れる”は坦々と歌う歌い方に、逆に感情がこみ上げてくる思いだった。 ”お月さん今晩は”(http://youtu.be/Hh351kp9Z_k)も感動した。 また、LPレコードではオリジナルアルバムV「あのひとの船行っちゃった」(1975,12)は聞き応えのある、昌子のA面では見せない、少女らしい歌が多くあって、今でもよく聞く。この中では、”古都の別れ歌”(http://youtu.be/c9U-0c3HEho)や”恋ざくら”(http://youtu.be/laFj-DnxB70)、”お手紙を上げてもいいですか”(http://youtu.be/NNFhWini5VQ)、”くちづけをあげたいけれど”などがとてもいい。 18才の高校卒業時に出した「出発の詩集」(1977,5)にも昌子らしい、声のきれいな曲が何曲かある。”あじさい坂”(http://youtu.be/AfnIgjWgK_0)、赤い絹糸”、港の祭り”、純情詩集”(http://youtu.be/bspM_UCnYSA)、”東京なんて大嫌い”(http://youtu.be/7R36Lze9dRw)など。 森昌子は10代ですばらしい能力を発揮した。しかし、この後急激に歌唱力が落ちて、演歌の世界になだれ込む。なぜ、そうなったのか。私の結論は、19歳にのどを痛めたからだ。ほとんど休みなく歌ったことが原因で、声が出なくなったのだ。のどの酷使が原因だ。12、13歳から歌手デビューして、テレビにステージにあちこちに引っ張りだこにされて、歌を歌わされて、徐々に声が出なくなったのだろう、と思う。 それと、精神的な面だ。常に歌手をやめることを考え続けていたため、10代を超える成長ができなかった面があるのではないだろうか。でも、僕はそれでいいと思う。辞めることを考え続けたがため、演歌の世界に入り込んだ。そして、そこで素敵な男性とめぐり合い、結婚し、子供を生み育てたのだ。辞めることを考えなかったら、今も独身で結婚もせず歌を歌っているかもしれない。そんな森昌子を望まない。恋に憧れ、恋をし、歌の中で失恋し続けた森昌子だからこそ、本物の恋愛をし、幸せな結婚が出来て本当によかったと思う。 |
タイトル森昌子、最後の4枚のシングルCD2014/4/13 本文 森昌子の引退は、1986年8月、27歳の時だ。その引退した月に4枚のシングルCDを発売している。”弧愁人”が結婚を間近に控えた人が歌うには少し奇妙だからか、あるいは別の考え方なのかもしれないが、この4枚のCDはA、B面共に秀作揃いだ。これだけいい歌を歌えるなら、引退は早すぎると誰でも思える。
私も当時、森昌子のファーンでもなんでもなかったが、引退すると聞いて、あのようなきれいな声を、もう聞くことが出来ないなんて寂しいな、と思ったものだ。森昌子は当時、やはりすごい人気があったのだろう。私が今、森昌子の歌を聴くのは、10代の声がすばらしかったからだが、もし、デビューが20代の演歌からなら、これほど聴いているかどうかわからない。 でも、20代の演歌は多くの人の心を捕らえたことは確かだろう。今聞いても心に響く。その締めくくりとなるのがこの4枚のCDなのだろう。 A面は いつまでも〜愛彩川〜 http://youtu.be/hswngC-akk4 ありがとう〜雛ものがたり〜 http://youtu.be/KPsVs9nO1kQ そして,今…悲しみの終着駅… http://youtu.be/Bo4jQGK5IHk http://youtu.be/tZyQLza2QI8 〜さようなら〜 http://youtu.be/LwTdpa2SEXs http://youtu.be/pNDWQeauDro これらは歌にとても説得力がある。そして、やっと人々は、悲しみの終着駅とひな物語、さようならで、森昌子の結婚が本当のことだと実感し始めたのではないのだろうか。こうした歌がなければ、作曲家も作詞家も彼女の結婚を信じられなかったのかもしれない。だから、これらの歌の説得力は、昌子自身がこれから結婚して、歌手生活を辞めますよと言う宣言なのかもしれない。 B面もまたすばらしい。 幸せありがとう http://youtu.be/pur9VOaw42o 雁来紅 youtubeになし 涙暦 http://youtu.be/mBoze0bZUKU 初秋 http://youtu.be/DWuGVPj4lKw 森昌子って、とても順調そうに過ごしてきたけれど、その実、色々な変遷を経てここまで来たのだなと思う。とくに19歳以降、つらい日々を過ごしたのではと思う。そのときの一端がLP「そして一人」の陰鬱な顔写真ではないかと思う。19〜21歳位まで、”悲しみ本線日本海” がヒットするまでは。それ以降、演歌歌手として、不動の地位を確立していく。でも、ここにもこれまでのアイドル歌手としての自分と演歌歌手としての自分の葛藤があったに違いない。B面やLPレコードでは、演歌でない曲をたくさん歌っている。こういう歌を歌うことで、失われそうになる自分を、再発見していたのかもしれない。 お疲れさん、ご苦労さん、とてもすばらしい生き方であり、歌手であったと思う。 そしてこれほど心に残る曲を多く残した歌手は、森昌子以外いないと思う。 |
タイトル本文 森昌子の新しいCD”時の過ぎ行くまま”は映画の挿入歌を新しい日本語訳で歌っている。その中で、私がいいなと思った、”ブーベの恋人”や”太陽がいっぱい”の森昌子の歌はyoutubeにない。それで、その映画の挿入歌を取り上げて、その歌の雰囲気を味わってみることにした。
youtubeから 森昌子「時の過ぎ行くまま」で取り上げている映画音楽(挿入歌) ムーンリバー http://youtu.be/Q7SI7N22k_A ひまわり http://youtu.be/YMwGHVzBBFA 時の過ぎ行くまま ある愛の歌 http://youtu.be/l1DoQhO6gt8 男と女 http://youtu.be/SlFWzNfC6Yk シェルブールの雨傘 http://youtu.be/I80zbwQ97mg 白い恋人たち ブーベの恋人 http://youtu.be/MuH78JuhNNU 慕情 太陽がいっぱい http://youtu.be/zGvNbP9iHpk ページの先頭へ |
タイトル本文 森昌子の新しいCD「時の過ぎ行くまま」を聞いた。現在55歳。色々な思いをこめて自分の来(き)し方を振り返りながら、詩を作り、映画のテーマ曲を歌っている。このことは自分の過去を振り返り、再認識する上からも、必要なことだったのだろうと思う。森昌子が歌手生活の中で、何を思い、何を考えて歌ってきたのか、少し垣間見れる。詩と曲がセットになっている。でも、曲は曲でまとめて聞いたほうがすっきりしそう。詩はやはり恋愛の詩が多い。恋愛への思いは、若いときから変化なく、今も続いているようだ。離婚して後も、そう変化はなさそう。と言うのも、歌詞も同じようなテーマが多い。
歌は宝塚歌劇の女性が歌うような歌い振りが2〜3曲あり、その他は少ししわがれた声だ。年を取れば致し方ない。10代の美声を望むべくもない。でも、その年齢に応じた味わいがあってもいいと思うのが、それほど味わいがあるとも思えなかった。その中で、私がいいと思った曲は、”ブーベの恋人”と”太陽がいっぱい”。昌子らしい声の出し方をしていると思う。 こういうCDは森昌子の歌手生活の中で、あってもいいものだと思う。年齢を積み重ねたものが感じる人生の哀歓、切なさだ。コーヒーを飲みながら、過去のいろいろなことを振り返るのも、人生の楽しみだと思う。 youtubeから 森昌子 「時の過ぎゆくまま」 http://youtu.be/iQtH5ifX21Y ページの先頭へ |
タイトル本文 前回、僕は森昌子の歌に飽きが来たと書いたが、それで聞かなくなったわけではない。今日も、通勤途上、カーオーディオから流れる曲は森昌子だ。今日聞いて、やはり素晴らしいと思ったのは、18歳の時のライブ、”新春特別公演森昌子ショー“演歌に涙と青春を” 浅草国際劇場」(1977、3月発売)だ。昌子の高校3年生の時だ。この1977年という年が、最も素晴らしい歌声を聞かせてくれる最後の年だ。これ以降、昌子の声は、輝きを失う。次のライブ、”涙の熱唱”も力強く、素晴らしい声で歌っている。
今日は、ライブ“演歌に涙と青春を”を取り上げたいと思う。 オリジナル曲では”夕笛の丘が最高だ。とても綺麗だ。演歌は3曲歌うが、都はるみの”涙の連絡船” を始め”潮来花嫁さん” 、”他人船”も素晴らしい声を聞かせてくれる。 でも、このライブで一番印象に残るのが杉紀彦作詞、服部克久作曲の組曲”想い出をください”だろう。なぜ、この歌が印象に残るのかといえば、それはその時の昌子の心情に最も合致しているからだし、歌が青春を感じさせるからだ。 このライブを聞いた観客は、森昌子って将来、どんな歌手に育っていくのだろうと、空恐ろしさを覚えただろう。次の”涙の熱唱”とともに、昌子の10代の素晴らしさを端的に表したライブだ。 youtubeから “演歌に涙と青春を”から 夕笛の丘 ライブ版なし TVの録画? http://youtu.be/CwvLHky0ltw 涙の連絡船 ライブ版なし 別の動画http://youtu.be/RqT5STWjoNQ 潮来花嫁さん http://youtu.be/PYntSt8gliI(ライブ版) 組曲”思い出をください” http://youtu.be/xPAbm6vwenA(ライブ版) あの人の船行っちゃった http://youtu.be/1tUAJapVIu0(ライブ版ではないが1977年の歌声) ページの先頭へ |
タイトル本文 私が最近このブログで書いてきたことは、すべてLPレコードを元に書いている。それを聞いた感想から、森昌子は演歌歌手ではないとか歌に悲しみを感じるとか書いてきた。でも、この年齢のyoutubeでの動画を見ていると、まさしく森昌子は演歌歌手と言う感じですね。それもそんなに歌はうまくないけれど、声のきれいさと若さ、これまでの経歴でとても人気のある演歌歌手と言う感じ。
森昌子と言う歌手は、十代では声で歌っていた感じ。20代後半は味わいや大衆受けする歌い方に変わって、歌はそれほどうまくないけれど、とても人気のあった歌手なのではないだろうか。今の時代で、この若さで、こうした謙虚で優しい女性が、女心を歌ったら、誰もメロメロになりそう。やはり性格的にも素晴らしい歌手だったのでしょう。 youtubeから25,26歳(1984〜1985)の歌を集めました 寒椿 http://youtu.be/X27GlI7kHlQ http://youtu.be/sMrW89lk0Ro http://youtu.be/oPe4-zDhbbY 恋は女の命の華よ http://youtu.be/hrceoZCBOqo http://youtu.be/48z9h45T0hE(この涙はきれいな涙ですね。感情的に盛り上がったのでしょう) 大阪しぐれ http://youtu.be/lz7En_PYR3Y 女の港 http://youtu.be/gN_Z2wged7w 女の海峡 http://youtu.be/TLPqAkeXNGQ 折鶴 http://youtu.be/Tu4UiI2aWfc 千恵子抄 http://youtu.be/wGYT6OO13p8 他人船 http://youtu.be/wPQJF7eqZEA 細雪 http://youtu.be/kH3Bj0B7HT0 北の宿 http://youtu.be/E5Yt1RXT2ho (年代不明) いい日旅立ち http://youtu.be/0kDqMrGxBjg (年代不明) むすめ巡礼 http://youtu.be/bfdcQ5Hwot0 (年代不明) 愛傷歌 http://youtu.be/I6OV6ogbiaU http://youtu.be/h1ci5j2_gMM http://youtu.be/v2P6NdJ7us0(この動画は、少し雰囲気が違いますね。とてもきれい) (26〜27才) |
タイトル本文 最近、森昌子のLPレコード「女の暦 〜ゆれる想い〜」(1984,12,26才)を手に入れた。B面は出張先に持っていって聞いていた。A面はこれまで1.2度聞いただけだ。今日、walkmanで聞きながら、自分なりのコメントを書いてみた。このLPを聞いて感じたことは、森昌子って、やはり演歌歌手ではないってことだ。演歌も歌うが、演歌ばかりではないと言うことだ。このLPレコードはそれを証明しているようにも思う。全10曲。順番に紹介していこう。
youtubeから ”ほお紅” http://youtu.be/qROjFbpy9Vg http://youtu.be/Sk-Q1rx27UU この歌の歌い方はとても優しいが、このほお紅をつける女性は、誰なのかと言うことが頭をよぎる。果たして森昌子のことなのか、あるいはドラマの主人公のことなのか。これがテレビの主題歌でなければ、作詞者は多分、森昌子のことを思い浮かべながら作詞したのだろうと思う。でも、ドラマ場合はどうなのだろうか。でも、歌としてはとてもいい。男性の私でも、ほお紅をつけて歩いてみたくなる。今の女性も、ほとんどの人がほお紅をつけている。その気分を、森昌子もうまく表現していると思う。 ”吉祥寺物語” http://youtu.be/fqJ7z5BUACg とてもきれいな曲だ。作詞が秋元康。AKB48の生みの親。詩の内容が昔暮らしたアパートの思い出で、やや陳腐だが、曲が良くて、森昌子の歌い方がうまくて、とてもいい曲だと思う。 ”哀しみの向こう側” http://youtu.be/g85R4nIdu3U http://youtu.be/eoHoIqsj4Ig ちょっと違った雰囲気の歌だ。こういう軽い歌い方も、森昌子に歌わせたい。大人っぽい歌い方だ。こういう種類の歌を集めて、アルバムにすれば、これまでの演歌の森昌子を抜け出せるかもしれない。でも、これ1曲では、効果は薄いね。 ”ゆきのはな” http://youtu.be/0jfbKVqFhxg 絵画のような、動きの少ない、少しだけきれいな曲。詩もいいのか悪いのかよくわからない。 ”冬化粧” http://youtu.be/yt798NiYruY 秋元康作詞。男と女の愛の関係を歌った曲だ。”涙ゆき”と似た歌だ。それなりにいいのかな、1,2度聞いただけでは、よくわからない。 ”浪漫秋(女の暦、挿入歌) ” youtubeになし ”ほお紅”とよく似た曲だ。結婚前の、愛に、結婚にあこがれる女性のきれいない心情を歌っている。とてもきれいな曲。でも、浪漫秋って何なんでしょうか。 ”冬の陽炎(かげろう)” http://youtu.be/aU3ium86pAk このLPレコードの中では、”ほお紅””涙雪”を除いて、1,2番のいい曲だと思う。 ”昔、むかし・・・” http://youtu.be/hj50qO9KYg0 これは森昌子のことを歌っているのでしょうか、あるいは作詞者の思い出なのでしょうか。 ”涙雪” http://youtu.be/pl5LkNazcCg http://youtu.be/rydDQKjHrTs 秋元康作詞、芹澤廣明作曲。曲、詩ともこのLPレコードの中で最も完成度が高いと思う。「夜が近づいて 二人をせかせるは ・・・」 男と女は夜に、物語を持つって感じ。別れ話は夜が多いものね。 ”あなたの椅子・立秋” youtubeになし ピアノの伴奏で、とても美しい曲。でも、この歌声には、森昌子の心からの訴えがある。それは聞くものにとても響いてくる。25、26歳の森昌子そのものの叫びのようにも聞こえる。このLPの中では最も感動的な曲。 ページの先頭へ |
タイトル本文森昌子の歌は、いろいろな感情を呼び起こす。例えば、ほお紅や涙雪を聞いていると、僕はとても悲しくなる。なにか辛さが感じられる。歌そのものの悲しさではない。それは歌っている本人への悲しさだ。感情を込めて、歌に集中しているものの、本当はこんな歌を歌いたくないのだなと思う。だから、聞いているものに、森昌子の悲しさが伝わってきてこちらも悲しくなるのだ。その悲しさとは、どういう悲しさかというと、とても複雑な感情だろう。出来たら歌いたくない。でも、歌手として、アイドルとして、ここまで来たからには歌はなくてはならない−そういう、自分の地位や経歴と、本当の自分のあり方への素朴な疑い。そういうものが、聴く者に昌子の悲しさとして伝わるのだ。
森昌子の歌の目標は、女を歌うことだと思う。そういう目標を持つがゆえ、いろいろな葛藤があっても歌いつづけていられたのだろう。そして、結局、引退するまで、この目標は変わらなかった。もっと異なった側面から、女を歌い、人間を歌えば、歌そのものに、喜びが溢れたのかもしれない。でも、最後まで、森昌子の歌は涙の連続だ。僕も聞けば悲しくなる。でも,昌子の涙は、聴く者に何かしらの慰めと安らぎと、温かさを感じさせてくれる。 森昌子の歌は21,22歳以降、徐々に自分の思いや考えから外れ、演歌歌手として成長していく。歌い方がとても味わいのある歌い方になる。感情もこもるようになる。だから、10代の歌に比べ、格段にうまいし、何度も聴きたくなる。逆に、演歌歌手として認められ、ヒットするにつれ、自分の気持ちと演歌歌手としての気持ちのギャップが開き始めるたのだろう。 涙雪や恋は女の命の華よ、を歌う頃には、10代に見られた溌剌さがなくなり、しとやかな女になっていく。でも、このしとやかさは、自然というよりやや作られたしとやかさだ。人間として、もっと自由な表現者であっていいのだと思う。結局、演歌歌手という顔を作っていくために、自分の心にフタをして周囲の意向に合わせた感じがする。そのことが、歌手を辞めたいという気持ちにつながり、歌手生活にピリオドを打つ結果につながった感じがする。歌手をやめることで、一人の人間として、仮面を剥ぎ取り、自分の心に素直な生き方ができると感じたのだろう。 逆に言えば、彼女はとても優しくて、芯の強い女の子であったのだろう。 youtubeから ほお紅 http://youtu.be/qROjFbpy9Vg http://youtu.be/Sk-Q1rx27UU 涙雪 http://youtu.be/pl5LkNazcCg http://youtu.be/tLDa90KBElk 恋は女の命の華よ http://youtu.be/48z9h45T0hE http://youtu.be/hrceoZCBOqo http://youtu.be/5y9kTmSdsLM http://youtu.be/iJeRFOtpLb4 ページの先頭へ |
タイトル本文 森昌子の歌って、18才位から大人の歌になってくる。
デビューが13歳の中学2年生だから、ほんと子供、少女と言えるのだろう。だから、15歳位までは子供っぽさを感じる歌が多い。それでも、”夕顔の雨”や”おかあさん”は16歳になる前の歌だが、今聞いても心に訴えかけてくる。16歳になると、すべての曲がとてもきれいな声で歌っている。歌詞が少し子供っぽいが、聞き応えがある。それが、19歳まで続く。 そして、19歳になると、LPレコードで、社会的に自立して行こうとする女性を歌う。でも、シングルのA面ではあいも変わらず、かわいい女性や片思いの女性を歌い続ける。そして人気が下降線をたどり、演歌に活路を見出し、演歌歌手として再出発を図る。この下降線をたどった理由に、僕は声の使いすぎによる”声の衰え”を感じるのだ。と言うのも、昌子の声に、17,18才の時のような張りのある、澄んだ声が徐々にみられなくなるのだ。声そのものがとても平凡なのだ。声そのものに感動しなくなる。 僕は、森昌子は早熟すぎたのだな、と思う。17・18才でデビューすれば、彼女の持つきれいな声は20代にも受け継がれたはずだ。それなら、森昌子の大人の歌を、きれいな声で、もっと聴けたのにと思う。彼女の本当のきれいな声は、17・18才だ。でも、歌が少し子供っぽい。そのあたりが残念だなと思う。 森昌子は21歳以降、演歌にのめりこんで、味わいのある歌を歌い始める。それは元々持っている声のきれいさを演歌に昇華させているのだろけど、逆に演歌の調べに合わせている分、元々持っていたきれいさを失わせていっている感じもする。19歳ぐらいまでの歌い方とはころっと変わっている。 今、テレビで芸達者な子役が何人かいるけれど、早熟すぎるのも、本人の持っている才能を開花させるのではくて、押しつぶすことにもなりかねない。昌子が17歳ぐらいでデビューしていれば、その声は20代、あるいは30代まで引き継がれ、大人の歌を、すばらしいきれいな声で歌い続け、私たちを魅了したのではないかと思うのだ。 ページの先頭へ |
タイトル本文 出張中の帰り道、森昌子の10代の曲を聞いていると、なんだか人間への信頼感が湧き出てくる。歌声に、うそや傲慢さや、欲望が何一つ感じられない。本当なら、歌を歌っていると、自分のかっこよさや自慢したい気持ちや強欲や、変な下心などが歌に合わせて出てきそうなのだが、森昌子の歌は、そういう心が少しも見えなくて、とてもきれいなのだ。そこに、僕は心を打たれる。
それに対して、安倍首相は今の日中関係を、第一次世界対戦前の英国とフランスに例えた。それは日中の武力衝突の可能性を聞かれて答えたものだ。いくら経済的につながりが強くても、戦争が起こっている、と述べたのだ。欧米のマスコミはこれを「日中の開戦を否定しなかった」と受け止めたのだ。そしてこの情報が世界中に流れた。 施政方針演説でも、安倍首相は集団的自衛権行使に言及したと、新聞では書いている。安倍首相は憲法9条はそのままで、独断で戦争への道を歩もうとしている。僕は日本国民でありながら、安倍首相を信用も信頼もしていない。これまで中国や韓国が、日本を非難してきたが、日本人でありながら、中国や韓国のほうが正しいことを言っているのではないかと思えてきた。 安倍首相よ。森昌子のように信頼できる人間になって欲しい。私のような、日本のアイドルが好きな国民が国の首相を信頼できないなんて悲しいことだ。 youtubeから 森昌子 夕笛の丘 http://youtu.be/A3P-a2krlZE http://youtu.be/DPDWmc1YP_Y http://youtu.be/r3J7x0_Kkn8(この画像はきれいですね。人間への信頼感が沸いてくると思います. 注:最初、間違った動画を貼り付けていました ) http://youtu.be/CwvLHky0ltw ページの先頭へ |
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