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2013/11/8 | |
2013/11/4 | 森昌子が歌う作詞家・杉紀彦の作品世界 | |
2013/11/3 | 森昌子、LPレコード”北風は暖かいー 今、故郷は・・・”から | |
2013/11/3 | 森昌子の歌、私の思う特徴 | |
2013/10/13 | 森昌子”今日から一人で暮らします” | |
2013/10/13 | NHK日曜美術館、高村光太郎と智恵子 | |
2013/9/26 | 森昌子 ”おまえと呼ばれたい” | |
2013/9/23 | 森昌子LPレコード「20歳の演歌」と「北の女」 | |
2013/9/19 | ||
2013/9/8 | 森昌子のアルバムを期待する |
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タイトル本文私が若かった頃、歌謡曲は皆でテレビを囲みながら聴いていたものだ。しかし、今はテレビを囲んで歌番組など聞かない。逆に、walkmanやスマホやPCなどで、個々人が好き勝手な時間に、すき勝手な場所で聞くのが通常だ。私も、電車やバスの中、歩道上、コンビニなど、人目を気にせず、場所を選らばず聞いている。そのほうが、演歌などを聞くのに好都合だ。私の意識の中に、演歌を聞くのは恥ずかしい行為だ、と言う言葉が刷り込まれている。だから、歌謡曲は聴くが、演歌となると、腰が引けてしまう。
そして、個別に歌を聞くおかげで、私は演歌のよさを再認識した。私は森昌子以外の歌を聴かないが、彼女のおかげで、なぜ演歌が多くの人に支持されているのか、わかってきた気がする。それは、メロディが何より心に響いて来るからだ。心地よさ、軽快さ、男女間の思い、異性への熱い思い、失恋の悲しさつらさ、異性へのぐち、、大人の男女が異性へ抱く思いをそのままに表現しているのだ。まさに大衆芸能だ。ねっとりした歌もあれば、さわやかな歌もある、希望の歌もある、ふるさとを思う歌もある、片思いの歌あれば、夫婦の歌もある、まさしく日常の出来事をおばちゃん風な視点で表現しているとも言える。人間の気高さを歌うのではない。森昌子の10代の歌は、人間の気高さを表現していた。それは意識してでは無くて、その熱心さに、人間の持つ気高さが表出されたのだと思う。 でも、20代の歌はどうだろう。もう人間性の気高さは感じない。でも、それとは違った別の世界へいざなっている。まさしく大人の世界であり、演歌の世界だ。森昌子の演歌は、多分大衆的な歌なのだろうけど、歌そのものは個別的だ。テレビで囲んで見るより、walkmanで聞くほうが、心に染み入ると思う。今、森昌子が多くの人の耳に心地よく聞こえるのは、それは森昌子の歌がより個別的だからだ。 何が個別的なのか。彼女の歌のどこが個別的なのか。個別的とは何を意味するのか。私もわからない。昌子が孤独だからか。確かに昌子の歌は孤独だ。今の時代が個別的だから、昌子の歌はますます心の中に入ってくるのではないだろうか。 |
タイトル本文 森昌子が歌う、杉紀彦の作品を集めてみたくなりました。というのは、彼が作詞した歌は、心に残っているのですが、それは組曲だったり、エンディングの歌だったりして、一つの独立した曲としてまとまりに欠けているのです。以前に、私が好きな動画集、とか杉紀彦の名前で、このブログで取り上げたことがあるのですが、再度、今回、取り上げることにしました。
youtubeから 最も早く、印象に残る曲がデビュー五周年、歌舞伎座特別公演(S51,9、17才)で歌った、「母に手紙を書くときは」」(服部克久作曲) http://youtu.be/2iNbFlHEm8c http://youtu.be/vW_F5JzRAHc http://youtu.be/xR2lbYnUzgA 次は S52年1月18日(18才) 浅草国際劇場」新春特別公演森昌子ショーで歌う「思い出を下さい」(服部克久作曲) http://youtu.be/xPAbm6vwenA 学校を卒業してからの、新歌舞伎座特別公演(S52,8,18才)”涙の熱唱”で歌った「涙の桟橋」(市川昭介作曲)と「この胸の幸せを」(佐々木勉作曲)。 涙の桟橋 http://youtu.be/u0E-nLiM208 http://youtu.be/ddSmCZ-WKZw(この歌い方もすばらしいですね) http://youtu.be/crSXsj3Q7DI http://youtu.be/DY-XfKsCiTU この胸の幸せを http://youtu.be/hWBoGU8u-e4 その次は、デビュー7周年記念リサイタルで歌った、組曲「ほたる子」(服部克久作曲)と「いつまでも愛していたい」(服部克久作曲) 「ほたる子」より 「生きてください愛してください」 http://youtu.be/QcIoX_C45S0 「恋唄」とても好きなのですが、youtubeになし いつまでも愛していたい http://youtu.be/FCSflvikZmA さらに、10周年記念リサイタル(1981、11、23才)でも、組曲?として4曲ほど彼の歌を歌っています。もう一つかな? 昔話は風の中 http://youtu.be/XHiFRJnRay0 恋囃子ふるさと祭り http://youtu.be/O1S4hs1xq1g かもめ回帰線 http://youtu.be/wV5W92Ibv-Y 流氷情話 http://youtu.be/z8arZcGLqMY その他、 シングルレコード 春の岬(1977,11、19才) http://youtu.be/Ifp1226PzQM http://youtu.be/a4kvteVTGCQ http://youtu.be/b5t58oIrPhE ためいき橋(1979,10,21才) http://youtu.be/puTDP_1O09U http://youtu.be/aqLNt8rp1E4(この画像はとても色っぽいですね) http://youtu.be/h0VYnqXSWLM http://youtu.be/mGBor43djN0 LPレコード 純情詩集(1977、5、18才) http://youtu.be/NP_mK4BdmrQ 北国ひとりぼっち(1980、3、19才) http://youtu.be/s2eXD7Qqlsg など。 こう見てくると、杉紀彦という作詞家は、森昌子のステージを組曲で支えたという面とシングルレコードでも昌子の歌唱力を引き出した人なのですね。LPレコード「北風は暖かい」の中の、「海峡記」や「帰郷」も良い曲です。 海峡記 http://youtu.be/DVxtyiHhmhs http://youtu.be/ykZfMHpKeDM ページの先頭に |
タイトル本文森昌子のLPレコード”北風は暖かいー 今、故郷は・・・”(1983、8、24歳)は、心の和むいい曲が並んでいる。これは、解説書によれば、NHKの”民謡をあなたに”の番組で司会役を務めた森昌子が、各地で出会った人びとと心を通わせながら話し、聞いたことを、作詞家杉紀彦がそれらをモチーフにして作詞したとのことだ。地元の人と話をする森昌子は若い頬の色が上気し、その息遣いがやさしさに裏打ちされて、とてもぬくもりのあるものに感じられたと、番組のプロデューサは書いている。 満員の会場では、司会役の森昌子が出てくると、途端に和んで来るそうだ。 森昌子の歌の流れを見てみると、会社移籍後、ためいき橋、故郷ごころ、信濃路梓川、波止場通りなみだ町、北寒港、悲しみ本線日本海、鴎歌、立待岬、ふるさと日和、越冬つばめと続く。このLPはふるさと日和に関係して作られている。多分、”悲しみ本線日本海”以降、演歌歌手としてその地位を不動のものにしつつある時期だろう。そうした中での、これまでのLPとは少し趣きの違ったLPになっている。それは、作詞家杉紀彦が全作品を作り、そこに森昌子の素朴な歌や民謡、一方で演歌を混ぜ込んでいる。 杉紀彦はこれまでに、ステージの組曲やエンディングの曲に深く関わっている。また、”なみだの桟橋”も作詞している。今回は、ふるさとがテーマだから、詩そのものにそれほどの新鮮さは感じない。でも、曲は全体に聞き応えがあるし、何度も聴いてみたくなる曲がある。 youtubeには残念ながら、幸せにかける橋や帰郷がありません。残念ですね。でも、”ふるさと日和”の動画が数多く残されているのは、当時の歌の雰囲気を知る上からもとても貴重なものです。この次の曲が”越冬つばめ”。これらの動画を見ていると、”越冬つばめ”がヒットしたというより、森昌子の人気があって、その上で”越冬つばめ”がヒットしたというほうが正確かもしれませんね。それだけ、当時の森昌子は人気があったということを感じますね。 LPレコード”北風は暖かいー 今、故郷は・・・”より 北風は暖かい http://youtu.be/P9sY3u2kyF4 紅花になりたいhttp://youtu.be/2HfkmoM4Jjw 紡ぎ紡いでhttp://youtu.be/DGTAIgFrCNo 海峡記 http://youtu.be/ykZfMHpKeDM http://youtu.be/DVxtyiHhmhs かずら橋物語 http://youtu.be/NgwxYauNQ5E ふるさと日和 http://youtu.be/hvLjo1dy4Zc http://youtu.be/H_m6SLrpwDk http://youtu.be/AhssetxBwn8 http://youtu.be/onlESUnDRzc http://youtu.be/TVR9BFaOlvI 幸せにかける橋 あなたの灯台 http://youtu.be/C1s1jO7KJE4 花追いびと http://youtu.be/Zg4CeGRSfdY 帰郷 ページの先頭に |
タイトル本文 森昌子についてブログで書くと、何人かの人が見に来てくれる。自分の個人的なことを書いてもほとんど見に来てくれない。それで、今日も歌手・森昌子のことについて書こう。
森昌子の歌の特徴は、涙と関係している。十代のステージの上でも、泣いてばかりしている。でも、それはよく理解できる。聞いているものに、何かしらの感情を呼び覚まし、感動を起こすからだ。歌っている本人が感動しなくて、聞いている人に感動を呼び覚ますことは出来ない。私も、最初の頃、10代の曲を聞きながら、感情が揺り動かされた。その声は、多分意識したものではないのだろう。自然な歌の中から出てくるのではないだろうか。それは歌詞ではなくて、彼女の声と曲のメローディとの合作みたいなものだろう。 それは、20代以降の演歌の中にも引き継がれている。多くの人が森昌子の歌に、感動を呼びさまされると思う。他の歌手には見られない特徴だ。20代の森昌子は、ステージ上では泣いていないと思う。演歌は恋しさやお酒のことを歌っていて、少し涙とは違っていると思う。でも、森昌子が歌うと、眠っていた感情が呼び覚まされて、感動する。それはその歌い方、息継ぎやフレーズのつなぎ方、気持ちの出し方の違いが、森昌子独特なものなのではないだろうか。彼女の歌は、20代以降も、それほど大きな感情を込めないで、坦々と歌う。そのためか、これはすばらしいという歌がほとんど見当たらない。逆に、小粒だが、ぴかりと光る、小さな感動を呼び起こす曲のなんと多いことか。1曲ともおろそかに歌った曲が見当たらない。すべて、1曲1曲が聞き応えのある歌になっている。感情を揺り動かす歌い方、又、凛とした女性らしい歌い方、やさしさがみちた歌い方、10代の明るく感動にみちた歌い方、それらの総合が、森昌子の歌の、飽きが来ない、人に感動を呼び覚ます理由がありそうな感じがする。 youtubeから 森昌子 「古都の春」 http://youtu.be/jpd_udrrt-8 「おばさん」 http://youtu.be/WpxIPZGQo5I レコード http://youtu.be/qV9Zi8IHHuc (この曲は浜口庫之助が作詞作曲。何かしらの思い入れがありそうな曲ですね) 「信濃川慕情」 http://youtu.be/l0Bouk5EvCo ページの先頭に |
タイトル本文 僕はこのごろ、森昌子の演歌を聞き続けています。聞けばそれなりに聞けます。ほとんど演歌って、歌詞が同じだから、メロディだけを聴いているようなものですが。それでも、色々なメロディがあって、演歌だからと言って、毛嫌いする必要はなさそう。でも、演歌ばかり聴いていると、気が沈んできます。そういう時、何を聞くかと言うと、LPレコード”すぐに消えそうな愛なら”です。これは、フォーク調とでも言うのかな、とても聞きやすいし、歌詞もいい。このLPレコードだけしか、こういう調子の歌がないのは、昌子の歌の流れから言っても、大きな欠点だし、昌子の可能性を剥ぎ取ってしまう結果にもなっていると思う。本当はA面で、こういう類の歌を歌って、ヒットさせて欲しかった。そうすれば、演歌歌手とは呼ばれなかったかもしれない。それほど、昌子にとっては、唯一の貴重なLPレコードだ。この中でも、次の3曲がいい。
すぐに消えそうな愛なら http://youtu.be/LlVi6nQM0YM 今日から一人で暮らします http://youtu.be/_lc9yNvZpJw 花まつりの頃 http://youtu.be/oLjPbHzovWw ページの先頭に |
タイトル本文 今日のNHK日曜美術館は高村光太郎の特集だった。彼は彫刻家・高村光雲の長男として生まれ、幼いときからその才能を嘱望されたのだった。20代の初めにパリに留学し、ロダンの作品に触発され、それまでの父親から受け継いだ作風とは異なる彫刻を作り始める。そうした時、智恵子という女性とめぐり合い、結婚する。
光太郎は智恵子をとても愛する。智恵子の肉体そのものから思考まで。彫刻を作って、それを智恵子に批判してもらうのが、毎日の何よりの楽しみになる。そして”手”と言う代表作が生まれる。彼の彫刻の仕事は、ほとんど智恵子との二人三脚だったらしい。その中で、光太郎は彫刻の息抜きに、詩を書き始める。それが千恵子抄、なのだろう。しかし、智恵子は次第に精神をわずらい、死んでいく。残された光太郎は、しばらく山荘でひっそり暮らしたあと、智恵子像を作る。それは自分が愛した智恵子そのままのものだ。体のふくよかな肉体から小さなほくろまで、細部にわたり、そしてもう一体、精神を表わす、千恵子像も作る。そして完成された2体の智恵子像は、向かい合って、十和田湖畔に置かれた。 僕は、この番組を見ながら、森昌子が歌う”智恵子抄”を思い出した。そして、僕が愛し、別れた人も”千恵ちゃん”だった。 youtubeから 森昌子 ”智恵子抄” http://youtu.be/wGYT6OO13p8 http://youtu.be/EVjhMWI4CmE ページの先頭に |
タイトル本文 今日、引退1年前のLPレコード「哀傷歌」(1985,10)のB面を始めた聞いた。なんと森昌子27歳の曲だ。僕が聞きなれた22〜23才という年齢と、隔世の感がある。女の年齢と言うのは、男とは違うね。女の27歳と言うと、もう熟女の感じがする。
B面はほとんどが三木たかし作曲だ。引退間際になると、この人の作曲が多くなる。黛ジュンのお兄さんだと思うが、いい曲を作っている。5曲のうち、”おまえと呼ばれたい”はシャンソン風な、軽い感じがして、新しい境地を開くようないい歌だ。こういう歌を歌ってほしい。 1、youtube ”おまえと呼ばれたい” http://youtu.be/yGEqnTXmMQc 嵯峨野情話、これは歌詞に特徴がある。聞き流すだけでは、一つ一つの言葉がはっきりしないが、心をくすぐる曲だ。 2、youtube ”嵯峨野情話” http://youtu.be/FcMsINONxeQ ”夜汽車”、これは曲はいいと思うのだが、夜汽車と言う言葉が陳腐な感じがする。もっと別の言葉を使えば、全体としていい歌なのだけれど。 3、youtube ”夜汽車”、http://youtu.be/VysF8lh-SQ0 おんな舟歌、これも悪くはない。 4、youtube おんな舟歌 http://youtu.be/zJudsLiMc8U 恋きずな これは”哀傷歌”のB面。 5、youtube 恋きずな http://youtu.be/R8fJUBXFggg 以上はすべて、三木たかしの作曲です。 でもね、僕はこれと同時に、18歳のLPレコード『涙の熱唱」も聞いたのです。このときの歌声は、それはすばらしいものです。どう表現したらいいのだろう。とても芸術性が高い、とでも表現したら良いのかな。音楽と言うか、芸術と言うか、そういう人間性を高めてくれる、透き通ったような、至高なもののようなものでした。この芸術性の薫り高い歌。それに対して、演歌を歌う森昌子。なんだか自虐的な、きれいなものをわざと汚くさせているような、あぶり物にして楽しんでいるような、そういうようにも感じました。 ページの先頭に |
タイトル本文 最近手に入れた森昌子のLPレコード「20歳の演歌」と23歳の時のLPレコード「北の女」から、個人的に新鮮な感じがした歌をピックアップしてみました。
「20歳の演歌」の副題は”銀のライター・みちづれ”とあり、まさにレコード会社移籍直前のアルバム。僕に言わせると、一番の低迷期の最後の作品。これらはすべてカバー曲で、ヒット曲だから、他人の歌声が記憶に溜まっているので独自性は少ない。それでも、昌子が歌えば少し違った新鮮感がある。 北国の春 http://youtu.be/xJeSc0FtuGo すきま風 http://youtu.be/RCtPn8aMAH8 http://youtu.be/9lf9_fYvj-Y(20才のときより格段に上手ですね) 涙の朝 http://youtu.be/bf28O1kA6X4 みちづれ http://youtu.be/SS0diSQKR8Q http://youtu.be/8F-AbIVX6VM 与作 http://youtu.be/5ufE1iVxnck 信濃川慕情 http://youtu.be/l0Bouk5EvCo 銀のライター 夢追い酒 http://youtu.be/ls_9u-SHxII 惜春 http://youtu.be/qJN9GFzoj8s 港夜景 http://youtu.be/lQz5V4sM96A おもいで酒 http://youtu.be/t4OmeaqxFg8 青葉城恋唄 あかね雲 波 この中で、惜春、信濃川慕情が一番心に残った。 次に、「北の女」。このLPは新曲”鴎歌”のときに発売されたらしい。だから、「悲しみ本線日本海」を含んでいる。昌子の23歳の作品。22歳のとき、LPレコード「そしてひとり」と「北寒港」を発売し、演歌の世界に一歩も二歩も踏み込んだ昌子。そして、「悲しみ本線日本海」のヒットにつなげた。だから、このLPはそうしたヒットした華やかなやや興奮した雰囲気を伝えているかもしれない。ただ、私はあまり聞いていなくて、2〜3回聞いただけ。その中で、飛びぬけて良いと思うのが「紫陽花の雨」。その他「別れ船」もいいかな。 鴎歌 http://youtu.be/SP4KVvtJFhA サビタの花 http://youtu.be/DI9AT3SG2-A 流氷情話 http://youtu.be/z8arZcGLqMY 別れ船 http://youtu.be/dlbQJoMSHA0 紫陽花の雨 http://youtu.be/GJ-erVyKvFk |
タイトル本文 今日の毎日放送で青春時代の歌特集をしていたけれど、山口百恵は出ているけれど、森昌子は出ていませんね。百恵の歌は、きっちりと時代をとらえて、それを自分に置き換えて歌っていた感じがしますね。昌子の20代は、残念ながら時代をとらえていませんからね。
このごろ僕も昌子の演歌を聞くようにはしているのですが、まあまあ、味わいのある歌もあるにはあるのですが、感動しませんね。昌子はなぜこうも変わってしまったのでしょうね。昌子の10代の曲はすべて感動します。その違いは何なんでしょうか。 例えば、「夕笛の丘」と「愛の白夜」を比較してみましょう。両方ともいい曲です。 夕笛の丘 http://youtu.be/A3P-a2krlZE 愛の白夜 http://youtu.be/iUMw-vfWrZY 僕はこう思うのです。10代の歌声には表現力がある。声に森昌子の思いが伝わっている。声が微妙に変化する。聞いていてすばらしい、と言う言葉が出てくる。 でも、20代の曲を聴いていいると、森昌子らしい表現力ではあるのだろうけど、歌のすばらしさ、喜びのようなものが伝わらない。19歳でもって、彼女の心は何処へ行ってしまったのでしょうか。歌に感動がなくなってしまった。歌と心が離れてしまったように感じる。 つい最近、「20歳の演歌」と言うLPを手に入れて、聴いているが、感動しない。私の心がしぼんでしまったのでしょうか。「それに対して、「16歳の演歌」「17歳の演歌」はすばらしい。感動する。同じ人が、ほんの3,4年の年月の違いで、こうも変わるとは! 昌子の20代の演歌を聞き続ける中で、この答えは出てくれば嬉しいのですが。結局、わからずじまいだと、寂しいですね。あるいは私の感性そのものがおかしいのでしょうか。 ページの先頭に |
タイトル本文 僕は森昌子の歌についてブログ上で勝手気ままなことを書いていますが、今発売中のシングル”はぐれどり”を買っていません。買わなければと思いながらも、ずるずると日が延びているのです。なかなかいい曲だと思うのです。でも、森昌子の歌って、毎回毎回、趣きの違う曲が続きますね。僕はやはり、今何を歌いたいのかとメッセージを明らかにするためにも、アルバムを積極的に出すべきだと思います。今僕が聞いているのは、昔のA面ではなくて、ほとんどがLPレコードの曲です。10代のA面は好きですが、どうしても飽きがきます。そしてLPレコードを聞くと、その時々の気持ちが伝わってくるように感じるのです。だから、今を大事にするためにも、積極的に再デビュー後のシングルを集めたアルバムでもいいし、自分の好きなジャンルのアルバムでも良いから、出して欲しいなと思います。シングルを継続して出すことは一番大事なことですが、アルバムも自分の思いを表現する手段として、積極的に活用して欲しいと思う。
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