PURI

          プーリー


 





     プーリーちゃんより

こんにちわ、僕はプーリーつていいます。
そうなんです。名前なんです。
プーリーっていうのはインドの四大聖地の一つなんだと日本のインドガイドのパンフレットに載っています。
そのとおり僕は聖地なんです。
街の中央にあるジャガナートゥ教の寺院が点在しています。
いつも僕んとこはインドの各地からお参りにやってくる信心深い人達でふくれあがっています。
それになんてったって、僕はベンガル湾と友達なんです。
毎朝、この信心深い人達はベンガル湾に身をつけて、その身を清めています。
でもよく見てると、キャーキャ一言ってすごく楽しそう。
ガンガのほとりにいるバラナシ君とことはやっぱり様子が違いますね。
最近はヒンズー教の信者でない不謹慎外人旅行者が増えていますね。
朝から晩までガンジャを吸っては砂浜でゴロゴロしているようなの。でも不謹慎にしてはとても幸福そうですね。
僕は聖地ですからね。だから誰にでも聖なるものを見てもらいたい聖なる宇宙に感応してほしいって思っています。
僕はいつでも誰にでもWelcomeです。
ただこのささやきが聞えるかどうかはあなた次第ですけどね。
すべての愛をあなたに。そしてあなたから。おおむ。

    
健康はパンクジュースから
朝起きる。さあ今日も元気にとばかりにチャイを飲み、トマトをかじってMr.バスーから借りたおんぼろの自転車に乗っかり街へ向かう。
Marine Paracke RDを走る。
朝日と潮風を体の右側に受けつつ力車のとっつあんをスイスイ追い抜く。
Temple RDをぬけると目の前に巨大なジャガナートゥ寺院。
右に折れてJanataCinemaの前で止まる。
「ナマステ ババエツク バング ジュース ストロング(おはよう おじさん パンクジュースのストロングを一杯)」。
バングジュースっていうのはガンジャジュースなのであります。
普通はうすいラッシに作りたてのガンジヤポールを入れてシェイクします。
ストロングはガシジャポール2個人り。
味はたいがいインド人向きに香辛料が加えられていて、ちょっとピリッとします。
約30〜60分後に効きはじめ、胃から吸収されるので、長時間のストーン。
ただ、カトマンズのハツシケーキ程、強烈ではなく、もっと軽く高くへいくという感じ。
こいつを一杯やって砂浜に寝ころがり、カニとたわむれるなんて、やっぱり僕はハッパが大好き。
尚、Janata Cinema 前のバングジュース屋は朝だけつくり、同じGrand RDの屋台ナンバー41のお店では夕方だけつくるので、朝夕それぞれ、新鮮なやつを飲もう。


      
ガンジャショップ
ハーイ キッド! オリッザはガンジャ公認の州だよ。
プーリーにも20軒程の政府ガンジャ販売所があるよ。
大体が目立たぬ店構えで格子が組まれていてそのすきまから手を入れて買うんだ。
どうせ売るんならもっと堂々と売ればいいのにね。
奥ゆかしいのかな、インドの人も。
プーリーで最も評判のいい店はジャガナートウ寺院横の野菜市場の向かいにある店。
評判がいいとは品質が良いと言う事。
公定価格は1トラ(約10g)8Rs。旅行者は1度に1トラぐらい買うけど、地元の人は25〜50P(つまりは一服分)ぐらいづつ買っている。
売手は相手が外人旅行者と知るとすぐに量をごまかし売ろうとする悪いくせがあるから御注意。
又特にフラワートップだけ欲しい時は店の中に入り目の前で良い部分だけ選りすぐってもらう。
その時には1トラで10Rsぐらいする。
ガンジヤショップの中にいると白髪のおじいさんなんかがガンジャをくだせえ、タダでくだせえとひたすら手をのばしてきたりして売手のおにいちゃんがちびっとだけやったりする。
ああ、それにここではオピユムも売っていて、こいつは黒々としてゴムみたいにやわらかくてインドの人のいうには Good for stomachだそうです。1トラで20Rs。
インドで聖地と言われている所はガンジャが合法のところが多いですね。
ベナレスしかり、プーリーしかり、やっぱしヒンドウ教とハッパては強く結びついているようですね。


  
ジャガナートゥ寺院とそのまわり
街の中央に位置し、高さ62mのシカラをもつプーリーで最も大きな寺院。
街のいたる所からこのシカラが見渡せ、その形は葉巻型とでも言おうか、空に真直ぐに伸びるロケットという感じだ。
ヒンドウ教徒しか寺院内には入れず仕方なく近くのラグナンダン図書館の屋上からながめる。
ジャガナートウはビシュヌの化身であり、神院内にはこのジャガナートゥとスバドラとバラバドラの三神が祭られている。
この三神の額入りブロマイドはグランド通りに並ぷおみやげ屋で売っているが、なかなか愛嬢ある顔をしている。
ヒンドウ教徒は寺院の前のアナンタバザールで神への供物として椰子の実なんかを買って正面の入口「ライオンゲイト」から中へ入っていく。
寺院のまわりは野菜マーケットやおみやげ屋、銀細工、ガンジャ、チャイハナ等のお店と参拝客や買物客、チリチリリンのカ車でひしめいている。
寺院とお店と宗教と人々が深く結びついた生活刺はとてもエネルギッシュである。


      
長期滞在
プーリーに長期滞在をするなら借家を借りるのがいい。
大体が街から少し離れた砂浜上に建てられた石造りの家でポツンポツンと砂にうずもれるようにしてあるので廃虚と化しているように思えるがところがどっこいちゃんと人が住んでいる。
1月借りて50〜75Reぐらい。借賃は大家との話し合いで決める。
砂浜に建って.いて風が強く石造りなもんだから、とっても涼しくって、蚊もいないよ。
サンタナレストラン方面にはNandy Cottage、アンナブルナアシュラム方面にはHiradham っていう借家があり、クリッシュナっていうアンナブルナアシュラムによくいる少年が案内してくれる。

      
コナラク
コナラクへはバスがNew Bus Standから発車し、早朝7:00からある。コナラクヘはおおよそ3時間半の道のり。
自転車で行く時には海岸沿いの道を通っていけば早い。