Q.リトミックってなあに?
A.スイスの作曲家であり、音楽教育家でもあったエミール・ジャック・ダルクローズによって考案され、世界中に広まりました。リトミックは音楽のリズム・メロディー・ハーモニーを身体表現することで、より深く音楽を理解する音楽教育法です。幼児のリトミックレッスンは、生活の中で体験したことや、動物などの想像的活動を中心に音楽や先生の話しを良く聴き、お友達と楽しく関わりながら進めます。
Q.みんなが同じ動きでなくてもいいの?
A.子どもには、それぞれの個性があり、イメージから生まれる動きも違います。お遊戯のように "どのように全員がそろうか!“ ではなく、"どのように音楽を感じ、自由に表現できるか!" が大切なのです。
Q.どんな効果があるの?
A.一定期間続けると「良く聴く」ことで集中力が増します。また、自由な自己表現により自信を得た子どもは、〈お友達と関わる力〉〈互いに共感する力〉〈他者を尊重し思いやる力〉などの多くの育ちが期待されます。これらは、将来の学校生活に必要な自主性・主体性・協調性といった社会性につながります。
Q.楽器は小さいころから習わせたほうが良いのでは?
A.特に、感性が著しく発達する幼児期は、楽器の演奏法を習う前に、音楽を聴く力や感じる力を育てることが大切です。リトミックでは、身体の動きを通して音楽を経験し、音楽的な感覚を養います。楽器を習う前にリトミックを経験することは、その後、楽器の演奏法を理解・習得する上でも効果的です。