こんな曲が好きです〜記事はこれから書き足していきます〜

Shape Of My Heart from"Ten Summoner's Tales"
All For Love from soundtrack"The Three Musketeers"
Field Of Gold from"Ten Summoner's Tales"
Fortress Around Your Heart from"The Dream Of The Turtles"
All This Time from"The Soul Cages"
It's Probably Me from"Ten Summoner's Tales"
Little Wing from"・・・Nothing Like The Sun"


Shape Of My Heart from"・・・Nothing Like The Sun"

この曲はジャン・レノ主演のフランス映画「レオン」や、
ウィリアム・ボールドウィン主演のアメリカ映画「スリー・オブ・ハーツ」にも使われています。
憂いに満ち溢れている彼のヴォーカルが凄く魅力的です!
それに加えて、スティング・バンドのギタリスト、
ドミニク・ミラーが奏でるスパニッシュ・ギターのメロディーもとても印象的です。
ホントに切なくなってしまいます。
”僕のハートの形はそんなんじゃないよ!”って歌う歌詞もとってもクールですね!
スティングがソロになってからの、この手の
ミディアム・テンポの曲はまさに燻銀と言った感じで、
聴いている者のハートをギュッと鷲掴みにして離さないよね。
ポリス時代からは想像もできない楽曲です。これはホントにお薦めの一曲ですね、ハイ!
「・・・ナッシング・ライク・ザ・サン」に収録されている”フラジャイル”も名曲だよね!!こちらもお薦め。
アコースティックな音を出している楽曲には良い物が多い様に思う。

All For Love from soundtrack"The Three Musketeers"

’93年のチャーリー・シーン、キーファー・サザーランド、クルス・オドネル主演の、
ウォルト・ディズニー映画「三銃士」の為に、
ブライアン・アダムス、ロッド・スチュアート、そしてスティングの三人が一緒に歌って話題を呼んだ作品です。
発表後まもなく全米チャート1位、全英チャート2位の大ヒットを記録しました。三人とも大好きなアーティストです。
まさに夢の共演!スティングがバック・コーラスや、サビ部分の”ハモリ”をやっている曲はたくさんあるのですが、
これはヴォーカル・トリオで歌っているので、貴重な作品ですね。
彼のソロ作品では聞けないタイプのポップス・ナンバーで非常に新鮮に聞こえてきます。
この曲を聴くとスティングと女性ヴォーカリストのデュエット曲でも聴きたくなりますね。
それも思いっきりシットリとした感じの曲!スティングのことだから思いっきり”ねちっこく”歌ったりして・・・(笑)。

Field Of Gold from"Ten Summoner's Tales"

ソロ活動を始めてからのスティングの楽曲の中で、私が心を惹かれる曲はバラードが多い。
この曲が収録されている「テン・サマ」は、彼の作品の中でも上質のバラードを聴くことが出来る作品だと思う。
その中でも好きなのがこの曲。
大麦畑の上を秋風が吹き抜ける時、君は僕を思い出すだろう」と云う一節からこの曲は始まるのだが、
パステル色に染まった大麦畑に佇む二人の姿が私の瞼にもありありと浮かんでくる。

とても叙情的であまりの切なさに胸が掻き毟られる想いをします。

遠くを見つめながら彼女と過ごした大麦畑の数日に想いを馳せつつ、
淡々と語るように歌うスティングの姿も瞼に浮かんできます。
僕らはずっと黄金色の畑を歩き続けよう」なんて事を彼が歌うとは、
ポリス時代からのファンである僕には想像できませんでした。
スプリングスティーンが
”リバー”という名曲の中で、
川のところへ、あいつと俺、川のところまで俺達はいく」と切なく苦い青春時代の恋の顛末を歌っていたが、
背景(舞台)の織り込まれているバラードってやっぱり心にしみますね。
まるで自分の身にに起こった出来事の様に錯覚してしまいます。
スティングもスプリングスティーンやジョニ・ミッチェルの様な私小説的音楽世界を描いたら、
きっとロックの歴史に残る様な名作を作り上げる様に思うのだが・・・。

Fortress Around Your Heart from"The Dream Of The Turtles"

アルバム紹介のコーナーでも書きましたが、
この曲は彼の初期の作品の中でも傑作だと思います。
「シンクロニシティー」の中でポリスとしてはめずらしく叙情的な音を出していた、
名曲「アラウント・ユア・フィンガー」「ティー・イン・ザ・サハラ」を、
書き上げたのをきっかけとして完成した曲の様に思います。
言い換えれば、スチュアート、アンディーの音楽性に影響を受けた作品だと思えるのです。
ソロ初期の作品でポリスの臭いを感じさせる唯一の曲です。ただこの曲はスティングの嫌みな部分を感じさせる曲でもあるね!
文学的な表現をこれでもか!と言う様に使ってインテリを気取る悪い癖だね。
ユングを持ち出した時は、多少の感動はあったが・・・。
この頃のスティングはまだまだ子供だね!悪口ばかり書いているが、これも愛情の裏返しです。

All This Time from"The Soul Cages"

スティングの父への愛情がヒシヒシと伝わってきますよ。
彼が少年時代を過ごしたニューキャッスルと思われる町の風景を描写しながら、父親への思いを切々と歌い上げいます。
もし僕が好きな様に出来るのだったら、川にボートを漕ぎ出してオヤジを葬ってやりたい、海に眠らせてあげたい」、
と歌う一節を聴くだけで、
涙腺がユルユルになってしまいます。これが男の涙だ!ってな具合で私も大泣きしてしまうよ。
こんな切ない思いを胸の中に秘めながら、楽曲的には軽いテンポの上質なポップスに仕上げてしまうところがすごいね。
始めてこの曲をラジオで聴いた時は、スティングの奴!単なるポップスターになり下がりやがって!と思ったが、
アルバムを購入して歌詞カードに目を通しながら聴いた時は涙で歌詞カードの文字が滲んで見えました。
胸の中の想いをそのまま音にした様な、決せて作り上げたものではない自然発生的な曲には名曲が多いね。
この曲を収録しているアルバムには、
ニューキャッスルの民謡に題材を取ったメロディーが多く使われているが(ノーザンブリアン・パイプスが使われている)、
やはり彼の音楽のルーツが見えてくるのはファンにとっては嬉しい。この曲は是非聴くべし!!

It's Probably Me from"Ten Summoner's Tales"

この曲は「ウィーサル・ウェポン3」の主題歌として、
スティング、マイケル・ケイメン(彼は今どうしているの?)、エリック・クラプトンの三人が共演したヴァージョンと、
「テン・サマ」用にボサ・ノヴァ調にアレンジしたものがあります。どちらの作品もお気に入りです。
「セット・ゼム・フリー」「ウィール・ビー・トゥゲザー」の様に”強いビートとメッセージ”がある曲も彼の魅力なのですが、
ここ数年で彼もゆったりとして流暢なメロディーの曲を書き、しっとりと歌い上げる、
大御所(あまり好きな言葉じゃない!)の貫禄が出てきたというか、熟年の域に入りつつあるんだな〜と思わせる作品です。
ソロ活動を始めた頃のスティングには何かと憤りを感じた時期もありましたが、
ここ数年の間に彼をしっかりと受け止めることが出来る様になった気がしています。
彼にポリスの面影を求めなくなりました。この曲もそのきっかけになった曲の一つです。グットです。

Little Wing from"・・・Nothing Like The Sun"

この作品は「・・・ナッシング・ライク・ザ・サン」の中で唯一のカバー曲です。
みなさんも知っている通り、ジミヘンの名曲です。
”母親と彼女を愛した人々へ”捧げられたこのアルバムの中で、彼の母親への愛情を最も強く感じる作品です。
この曲の魅力は、シンプルでイマジネイティブな歌詞と情熱的なギター・ソロに尽きると思います。
いろいろなアーティストがこの曲をカバーしているのですが、
スティング・ヴァージョン名演奏ですよ!とても気に入っている歌詞なので書いておきますね。

リトル・ウィング
雲の間を行く蝶々を私は見る。一体何処へ行くのだろう。
生きることそれだけを望み、他には何も考えない、夢見る自由な蝶々。
私が悲しい時には、幾千もの微笑みを持って来てくれる。
そして、大丈夫だ、大丈夫だと言ってくれる。
わたしはあなたのそばにいる。
そばにいる。