植生調査結果

日時 2000.10.31 10:00-11:00am
場所 震生湖
活動内容 ◆目的:保全活動開始にあたり、保存や管理に配慮すべき植生状況の確認。
◆参加:神奈川県自然環境保護センター研究員、秦野市緑政課職員、三月会(渋沢丘陵の自然観察グループ)、あやの、ロン
◆結論:活動エリアは最近40年間は雑木林の管理がなされていないが、歴史的背景から次の3つに大きく区分けできる。

・A(西側エリア)・・・40年ほど前まで畑として土地利用され、その後耕作が放棄されていたところで、雑木林活用としての歴史がないところ。
・B(東側エリア)・・・70年ほど前まで畑として土地利用され、その後約30年間、雑木林として手入れされていたところ。
・C(南側エリア)・・・100年以上前から雑木林として活用されていたところ。

A,B,Cの各特性にあわせ、以下の方針に基づいた雑木林管理をすることが望まれる。
・Aエリア・・・市民のふれあい広場的な活用。耕作放棄後に植樹された樹齢30年程度の主要な落葉樹はそのまま残し、下草を伐採して快適な空間を創出する。できればベンチなどを配置する。
・Bエリア・・・典型的な雑木林管理を実施する。年間200〜300u程度を計画的(20年をサイクルとして)に伐採し、樹木の萌芽更新を図る。さらに林床に光ショックを与えることにより植生を活性化させる。
・Cエリア・・・豊富な植物種のBANKとして位置付け、人の立ち入りを制限する。

<雑木林の現状・・・Aエリア 2000.10月現在>


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