エコ豆知識・・・水質編

名水百選
水質
作成日:2000/01/17
最終更新日:2000/01/18
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●きれいな水を守っていくために名水百選
全国各地には、自然にはぐくまれたすばらしいわき水や川の水が数多く存在します。
その中で環境庁により、1985年、全国から100ヵ所が「名水百選」として選ばれました。
その基準は、水質がよいこと、水の量が豊かなこと、景観がよいこと、人々がその水を大切にしていることなど。
昔からの自然が守りつがれてこそ、名水は今もわき続け、流れ続けているのです。
※「名水」の中には、飲用に適さないものもありますから注意してください。

● 名水百選ダイジェスト。
「名水百選」の中には、自然とともに美しい姿を見せているものがたくさんあります。
たとえば、サケが登ってくる澄んだ川になる「ナイベツ川湧水(ゆうすい)」(北海道)、
透明度世界一を誇る「龍泉洞(りゅうせんどう)地底湖の水」(岩手県)、
大量の水が突然、川をつくる「柿田川湧水群」(静岡県)、
世界遺産に指定された自然の宝庫に流れる「屋久島宮之浦岳流水」(鹿児島県)など。
もちろん、「名水百選」だけでなく、あなたの住んでいる近くにもきっと名水はあるはず。
今ある美しい水を汚すことなく、これからも大切にしていきたいものですね。
→秦野も数年前まで、名水百選に選ばれていました。しかし、汚染により名水百選から外されてしまいましたね。
が今、キレイな水作りに取り組んでいます。早くキレイな水が戻って欲しいですね。

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「おいしい水」にも3つの種類
水質
作成日:2000/01/14
最終更新日:2000/01/14
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スーパーなどで売られているボトル入りのパック水。ラベルをよく見ると大きく3種類あることがわかります。
これは、農林水産省が定めたミネラルウォーター区分のガイドラインによるもの。
「ナチュラルウォーター」とは、1ヵ所の水源から水を取って、ろ過、ちんでん、加熱殺菌だけをした水。
「ナチュラルミネラルウォーター」は上記の中でも、特に天然のミネラル分が多く含まれているものをといいます。
「ミネラルウォーター」は、ミネラル成分を人工的に調整したものがといわれるものです。

どの水をおいしいと感じるのか、飲み比べてみるのもおもしろいですね。
ミネラルウォーター、硬水、軟水、、、水って結構奥が深いのね。。。

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日本とヨーロッパの水、何が違う?
水質
作成日:2000/01/14
最終更新日:2000/01/18
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地下深くしみ込んだ水は、土や岩のすきまをゆっくりと移動し、長い年月を経て地上に出てきます。
日本の場合は、水に溶けにくい火山岩質が地下で傾斜の急な地形をつくっているため、地下水は数年から数十年
という短いサイクルで移動し、ミネラルがそれほど多くない「軟水(なんすい)」とよばれる水になります。
一方、ヨーロッパ大陸などの地下は、水に溶けやすい石灰石のなだらかな地形に、水が何百年も何千年もたまり続けるため、
「硬水(こうすい)」とよばれるミネラル分の多い水になるのです。
軟水に慣れた日本人が硬水を飲むと、お腹をこわすこともありますよ。

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おいしい水の作り方
水質
作成日:2000/01/14
最終更新日:2000/01/14
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●水道水を「名水」にしてみる。
水道水の「カルキ臭さ」が気になることはありませんか。
そんな時には、おいしく飲むためのちょっとした工夫があります。
まず、水道水を鉄びんなど口の広い金属容器にひと晩くみ置きします。これだけで、においはだいぶなくなります。
次に、火にかけて沸とうしたらふたを取り、10分ほど弱火で煮続けます。それをさまして10℃前後に冷やして飲むのです。また、透明のビンに入れて30分1時間、日光に当てたり、水の中に炭を入れたりする方法もあります。
水道水だって名水に近づくかもしれませんね。
※火や熱湯をあつかう時は十分注意しましょう。

■水道水をおいしくする方法
1.やかんに水道水を一晩汲み置きする
2.沸騰させ、ふたを取って10分弱火
3.さました水をビン等にいれ、かきまぜる
4.10℃前後に冷まして飲む。(炭を入れてもよし)

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水について
水質
作成日:1999/12/24
最終更新日:2000/01/13
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■BODってなに?
 BODは水1リットル中の有機物を微生物が分解するのに必要な酸素量、
(CODは水1リットル中の有機物を化学物質で酸化するのに必要な酸素量を示す。)
いずれも水質汚濁の指標で、値が高いほど有機物質による水の汚染が進んでいることになる。
水の利用目的などによって環境基準は異なり、
河川はBODが1〜10ミリグラム、湖沼・海域はCODが2〜8ミリグラムの範囲にそれぞれ定められている。

■窒素/リン
海域や湖沼など閉鎖性水域で、赤潮やアオコの発生など、富栄養化の原因のひとつにプランクトンの
増殖をもたらす、窒素およびリンが問題となっている。1993年10月に水質汚濁防止法施行令が一部改正され、
排水基準の対象項目に窒素・リンが追加された。各地方自治体では濃度の監視に、各種企業では濃度管理
のため、除去装置や測定装置の導入が行われている。

・窒素・リン以外の水質測定成分と、その中での窒素・リンの重要度
水質汚濁防止法によって、生活環境項目として排水基準が定められている水質測定成分として、
pH,BOD,CODなど16項目ある。中でも、閉鎖性水域において、水質の汚染度を示すCOD,BODについで
汚染原因の窒素・リンが重要な測定成分として注目されている。

・水質汚濁防止法
工場・事業所から公共水域への排水などを規制し、水質汚濁の防止をはかると共に生活環境を保全することを目的とする。

・環境基準/排水基準
環境基準は、1971年以降「環境庁告示」により、人の健康保護と生活環境の保全の2つに大別して定められた。
排水基準は、1971年に「排水基準を定める総理府令」により、対象となる有害物質または水質項目毎に設定し定められた。

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  お便り

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